Obsidianのトラブル解決まとめ【2026年10月版】

Obsidianのトラブル解決まとめ【2026年10月版】

Obsidianで困って検索すると、対処法の載った記事はOSも版もばらばらに出てくる。症状から当てはまる節を選び、上から順に確かめるのが結局は近道だ。

結論 どの不調でも、まず保管庫をコピーし、制限モードでプラグインを止めて比べる。変わればプラグイン、変わらなければ同期・置き場所・本体の版を疑う。症状ごとの詳しい手順は、下の表から各記事へ進む。

目次 / INDEX

症状別の早見表

症状最初に確かめること詳しい手順
スマホや別のPCに反映されない2つの方法で同期していないか、同期の完了を待ったか同期されない時の直し方
プラグインが表示されない・動かない制限モード、有効化のスイッチプラグインが表示されない・動かない
起動が遅い・起動しない制限モードで速くなるか、起動時間の内訳重い・起動しない時の対処
リンクが切れた・画像が出ないObsidianの外でファイルを動かしたか画像が表示されない・リンク切れ
変換中のEnterで別の動きをするEnterキーを変えるプラグインこの記事の「日本語入力がおかしい」
ノートが消えた・内容が戻ったファイルリカバリー、同期の履歴この記事の「ノートが消えた」

どの不調でも最初にやる3つ

原因が分からないうちは、次の3つを順にやると切り分けが速い。

1. 保管庫をフォルダごとコピーする

設定を触ったり同期をつなぎ直したりすると、ほかの端末からもファイルが消えることがある。直し始める前に、保管庫のフォルダを丸ごと別の場所へコピーしておく。

コピーから1つ開いて、ちゃんと読めるかまで見ておくと安心できる。定期的なバックアップの組み方はObsidianのバックアップにまとめた。

2. 制限モードでプラグインを止めて比べる

制限モードは、コミュニティプラグインを全部止めてObsidianを動かす仕組みだ。設定の「コミュニティプラグイン」で、「制限モード」の横のボタンを押すとオンになる。

オンにしても、入れたプラグインは保管庫に残ったまま無視されるだけだ。症状が消えればプラグインのどれか、残るならプラグイン以外が原因だと分かる。

起動すらできないときは、読み込みエラーの画面に出る「セーフモードでアプリをリロード」を押す。日本語表示ではセーフモードと出るが、中身は同じ制限モードだ。

3. 本体とインストーラーを最新にする

設定の一番上のページ(日本語表示では「Obsidianについて」、公式ヘルプでは「一般」)の先頭に、アプリとインストーラーのバージョンが出ている。「更新を確認」で本体を最新にする。

デスクトップ版のインストーラーは、自動更新では上がらない。公式サイトのダウンロードページから入れ直せば更新でき、公式ヘルプによるとアンインストールは要らない。

同期されない

同期のトラブルは、使っている同期の方法ごとに原因の候補が違う。共通して効くのは、同じ保管庫を2つの方法で同期しないことと、アプリを開いたまま同期の完了を待つことだ。

  • iCloud:保管庫がiCloud Driveの「Obsidian」フォルダの直下にあるか
  • Obsidian Sync:同期アイコンの色と、同期アクティビティのエラー
  • Remotely Save:自動同期のエラーは表示されないので、手動で同期してみる
  • Git:Obsidian Gitの自動実行の間隔が、初期値の0のままになっていないか

方法ごとの確かめ方はObsidianが同期されない時の直し方に分けた。方法そのものを選び直すなら、Obsidianを無料で同期するでOSの組み合わせから比べられる。

プラグインが表示されない・動かない

Obsidianは初期状態で制限モードなので、解除しないと「閲覧」からプラグインを探せない。インストールしたあとに「有効化」を押す必要もある。

スマホだけ消えたなら、同期の設定を疑う。Obsidian Syncは初期設定でコミュニティプラグインを運ばず、Remotely Saveも初期設定では .obsidian を同期しない。パソコン版だけで動く作りのプラグインもある。

症状ごとの手順はObsidianプラグインが表示されない・動かないへ。

重い・起動しない

起動の遅さは、公式の「起動時間」の画面で内訳を見てから直すと早い。設定の一番上のページの「高度な設定」で、「起動に時間がかかった場合に通知」の横のボタンを押すと出る。

制限モードで速くなればプラグイン、変わらなければiCloudの退避やiPhoneのロックダウンモードなど、置き場所と端末の設定を疑う。手順はObsidianが重い・起動しない時の対処にまとめた。

リンク切れ・画像が表示されない

FinderやエクスプローラーでObsidianの外からファイルを動かすと、リンクは追いかけてくれない。Obsidianからは、外での移動は削除と新規作成に見える(公式ヘルプのシンボリックリンクの説明にも同じ扱いが書かれている)。

画像なら、形式も確かめる。Obsidianが表示できる画像の一覧にHEIC形式は入っていない。そのほかの原因と直し方はObsidianで画像が表示されない・リンク切れへ。

日本語入力がおかしい

変換を確定するEnterで、改行や別の動きが起きる

日本語入力では、変換を確定するのにEnterキーを使う。Enterキーの動きを変えるプラグインが入っていると、確定のつもりのEnterで行が分かれたりリストが動いたりする。

例として、リスト操作のプラグインOutlinerには「Enhance the Enter key」と「Enhance the Tab key」という設定があり、READMEによるとどちらも初期状態でオンだ。日本語入力のEnterやTabとぶつかる問題は2021年に報告され、v1.2.6とv1.2.8で直っている。古い版のまま使っているなら、まずプラグインを更新する。

制限モードで症状が消えるなら、キー操作を変えるプラグインを疑う。そのプラグインの設定で、該当するキーの機能をオフにして比べる。

プラグインを止めてもおかしい

制限モードでも直らないなら、OSや入力方式との組み合わせの問題かもしれない。公式フォーラムのBug reportsには、Linuxの入力方式やiOSの変換など、環境ごとの入力の報告が多く寄せられている。

報告する前に、同じ症状が既に出ていないかを検索する。公式ヘルプも、重複がないかを先に確かめるよう案内している。投稿するときは、OS・入力方式・Obsidianのバージョンを添える。

ノートが消えた・書いた内容が戻った

ファイルリカバリーから戻す

本体に入っているコアプラグインの「ファイルリカバリー」は、ノートのスナップショットを自動で取っている。初期設定では5分以上の間隔で取られ、7日間残る。

  1. 設定を開き、左の一覧のコアプラグインから「ファイルリカバリー」を選ぶ
  2. 「スナップショット」の「表示」を押す
  3. ファイル名を入力し、候補から選んでEnterを押す
  4. 戻したい時点を選び、丸ごと戻すなら復元のボタン、一部だけ使うならコピーのボタンを押す

⚠️ 戻せるのはMarkdownとCanvasのファイルだけだ。スナップショットは端末ごとに保存されて同期されないので、書いた端末で開く。

削除したファイルの行き先を確かめる

消したファイルの行き先は、設定の「ファイルとリンク」の「削除済みファイル」で決まる。「システムのゴミ箱に移動する」ならOSのゴミ箱に、「Obsidianのゴミ箱(.trashフォルダ)に移動する」なら保管庫の .trash フォルダに残っている。

「完全に削除する」を選んでいると、ゴミ箱には残らない。Obsidian Syncを使っているなら、同期アイコンのメニューにある「削除されたファイル」やバージョン履歴からも戻せる。

公式に聞く・報告する

どの症状でも、報告にはデバッグ情報を添えると話が早い。コマンドパレットで「デバッグ情報を表示」を実行し、「クリップボードにコピー」を押す。

パソコンでは、Ctrl+Shift+I(Macは Command+Option+I)で開発者コンソールが開き、エラーを保存できる。スマホでは、公式ヘルプがLogstravaganzaというプラグインでログをノートに書き出す方法を勧めている。

  • 本体の不具合:公式フォーラムのBug reportsへ
  • プラグインの不具合:そのプラグインのGitHubへ
  • アカウント・支払い・Sync・Publish:公式のメールサポートへ

基本の使い方から見直したいときは、Obsidianの使い方|目的別の完全ガイドに全体の地図がある。

参照した公式ページ(2026年9月確認)

Obsidianの全体像 Obsidianの使い方|目的別の完全ガイド 始め方から授業ノート・数式・同期・AI連携まで、目的別に次の一手をまとめた入口の記事。 読む →

よくある質問

Obsidianの調子がおかしいとき、最初に何をすればいいですか?

保管庫のフォルダを丸ごと別の場所へコピーしてから、制限モードをオンにしてコミュニティプラグインを止め、症状が変わるかを比べます。変わればプラグイン、変わらなければ同期・保管庫の置き場所・本体の版を疑います。制限モードでは、入れたプラグインは保管庫に残ったまま無視されるだけなので、解除すれば元に戻ります。

Obsidianで消えてしまったノートを戻せますか?

コアプラグインの「ファイルリカバリー」が有効なら、初期設定で5分以上の間隔で取られたスナップショットが7日間残っています。設定のコアプラグインにあるファイルリカバリーで「スナップショット」の「表示」を押し、ファイル名を入れて戻したい版を選びます。戻せるのはMarkdownとCanvasのファイルだけで、スナップショットは端末ごとに保存され、同期はされません。

Obsidianの不具合はどこに報告すればいいですか?

本体の不具合は公式フォーラムのBug reportsに、同じ報告がないかを探してから投稿します。コマンドパレットの「デバッグ情報を表示」でコピーした情報を添えると伝わりやすくなります。メールのサポートは、アカウント・支払い・Obsidian Sync・Obsidian Publish・商用ライセンスの問い合わせだけが対象です。

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