Obsidianで画像が表示されない・リンク切れ

貼ったはずの画像が「見つかりませんでした」になる。フォルダを整理したら、リンクが一斉に切れた。どちらも、ノートに書かれた場所と実際のファイルの場所がずれて起きる。
結論 ファイルの移動と名前の変更は、Obsidianの中でやる。設定の「内部リンクを毎回更新する」をオンにしておく。スマホだけ画像が出ないなら、添付ファイルが同期の対象に入っているかを確かめる。
目次 / INDEX
症状から当たりをつける
| 症状 | 最初に疑うもの |
|---|---|
| 整理したらリンクが一斉に切れた | Obsidianの外でファイルを動かした |
| 名前を変えたらリンクが古いまま | 「内部リンクを毎回更新する」がオフ |
| 画像が表示されない | 形式・ファイル名の記号・保管庫の外にある |
| スマホだけ画像が出ない | 添付が同期されていない |
| GitHubなどで開くと崩れる | ウィキリンクの書き方 |
| ファイルはあるのに未作成扱い | キャッシュのずれ |
フォルダを整理したらリンクが切れた
Obsidianの外でファイルを動かした
ノートや画像を、FinderやエクスプローラーなどObsidianの外で動かすと、リンクは追いかけてくれない。Obsidianの外で動かすと、Obsidianからは「削除と新規作成」に見えるため、そのパスに依存していたリンクは更新されない。公式ヘルプでも、シンボリックリンクの制限の説明の中で同じ扱いになると書かれている。
直すなら、動かしたファイルを元の場所と名前に戻す。そのうえで、Obsidianの左のファイルエクスプローラーの中で、ドラッグや名前の変更をやり直す。Obsidianの中での操作なら、リンクが一緒に書き換わる。
「内部リンクを毎回更新する」がオフになっている
Obsidianの中で名前を変えても、リンクが古いままになることがある。設定の「ファイルとリンク」で、「内部リンクを毎回更新する」がオンかを確かめる。
オフにしていると、名前を変えるたびに更新するかを聞かれる。そこで更新しない方を選ぶと、そのリンクは古い名前のまま残る。
保管庫の中に別の保管庫がある
公式ヘルプは、保管庫の中に保管庫を作らないよう勧めている。リンクは保管庫ごとに閉じているので、入れ子にするとリンクが正しく更新されないことがある。
フォルダをまるごと「保管庫としてフォルダを開く」で開いたことがあると、中に .obsidian フォルダが残る。整理の途中で入れ子になっていないか、隠しファイルを表示して確かめる。Macなら、Finderで Cmd+Shift+. を押すと表示される。
画像が表示されない
Obsidianが表示できない形式になっている
Obsidianが表示できる画像は、次の形式だけだ。
- 表示できる画像:avif・bmp・gif・jpeg・jpg・png・svg・webp
HEIC形式はこの一覧に入っていない。Appleの案内では、iPhoneの「設定」の「カメラ」にある「フォーマット」を「高効率」にしていると、写真がHEIF形式で撮影される。
HEIC形式のファイルが保管庫に入っているなら、JPEGかPNGに変換して入れ直す。これから撮る写真だけなら、「フォーマット」を「互換性優先」にするとJPEGで保存される。
ファイル名にリンクで使えない記号がある
公式ヘルプは、# | ^ : %% [[ ]] を含む文字列はリンクとして動かないことがあると注意している。スクリーンショットの名前に : が入っていたり、# の付いた名前を付けたりすると、ここで引っかかる。
名前は、Obsidianの中で変える。英数字・ハイフン・アンダースコアに寄せておくと、別のOSへ同期したときも困りにくい。
Markdown形式のリンクで空白をそのまま書いている
設定で標準のMarkdownリンクを使っていると、 の形になる。この書き方では、リンク先の空白を %20 に置き換える決まりがある。
 のように空白を残すと、画像が表示されない。 と書き直すか、ウィキリンクの ![[my image.png]] の形に戻す。
画像が保管庫の外にある
Obsidianの内部リンクは、保管庫の中のファイルを指す仕組みだ。画像をノートへドラッグすると、Obsidianはファイルを保管庫の中へコピーしてから埋め込む。
自分でパスを書いて保管庫の外の画像を指していると、ほかの端末ではその場所にファイルが無い。画像は一度ドラッグし直して、保管庫の中に入れる。
添付ファイルがどこに置かれているか分からない
貼った画像の置き場所は、設定の「ファイルとリンク」の「新規添付ファイルの作成場所」で決まる。初期設定は保管庫の直下で、ほかに次の3つを選べる。
- 以下で指定されたフォルダ:添付をまとめる専用のフォルダを決める
- 現在のファイルと同じフォルダ:ノートと同じフォルダに置く
- 現在のフォルダのサブフォルダ:ノートの隣に、指定した名前のフォルダを作って置く
この設定は、これから貼る画像の置き場所を決めるだけだ。すでにある画像は動かないので、探すときは以前の設定の場所も見る。
スマホだけ画像が出ない
パソコンでは見えるのにスマホで出ないなら、画像がスマホに届いていない。同期の方法ごとに、よくある原因が違う。
- Obsidian Sync:1ファイルの上限はStandardプランで5MB、Plusプランで200MB。HEICなど対応外の形式は「他のすべてのタイプのファイルを同期」をオンにしないと運ばれない
- Remotely Save:
_で始まるフォルダは初期設定で同期しない。_attachmentsのような名前だと届かない - iCloud:ファイルの中身がクラウドへ退避されていると、Obsidianから見えない
- Android:写真の管理機能が添付を消すことがある。公式は保管庫に
.nomediaを置く対処を案内している
同期の方法ごとの確かめ方は、Obsidianが同期されない時の直し方に手順を書いた。スマホの容量が気になるなら、添付の扱いはObsidianをスマホで使うも参考になる。
GitHubや別のアプリで開くと崩れる
Obsidianは初期設定で、[[ノート名]] や ![[画像.png]] のウィキリンクの形でリンクを作る。短く書ける代わりに、ほかのアプリでは画像として扱われないことがある。
公式ヘルプは、ほかのアプリとの互換性が大事なら「[[ウィキリンク]]を使用」をオフにするよう案内している。設定の「ファイルとリンク」にあり、オフにしても [[ と打てば候補が出て、選ぶとMarkdownリンクが入る。
[[ノート#^abc123]] のようなブロックへのリンクは、公式ヘルプによるとObsidianの外では動かない。ノートを公開する予定があるなら、Obsidianをブログ公開する3つの方法にあるリンクの崩れの対策も見ておく。
⚠️ この設定が決めるのは、これから自動で作るリンクの形だ。すでに書いたリンクは、そのまま残る。
ファイルはあるのに未作成扱いになる
ファイルは確かにあるのに、リンクが未作成の扱いになる。バックリンクの一覧がおかしい。こうした症状は、Obsidianが持つファイル情報のキャッシュが実物とずれて起きることがある。
公式ヘルプの手順では、設定の「ファイルとリンク」の下のほうにある「保管庫のキャッシュを再ビルドする」で作り直す。「再ビルド」を押すと、保管庫の大きさに応じて数秒から数分かかる。
切れたリンクを見つける
リンク先のノートが無いと、プレビューに「“〇〇” は作成されていません」という表示が出ることがある。表示にあるとおり、クリックするとその名前のノートが新しく作られる。
⚠️ 切れたリンクを直すつもりでクリックすると、空のノートが増えるだけになる。正しいノート名に書き直すのが先だ。
保管庫全体で探すなら、グラフビューが使える。フィルターの「存在するファイルのみ表示」をオフにすると、まだ無いノートへのリンク先もグラフに出る。
移動そのものを減らすなら、最初にフォルダを増やしすぎないのが効く。Obsidianのフォルダ構成では、3〜4個で止める組み方を書いた。ほかの症状はObsidianのトラブル解決まとめから探せる。
参照した公式ページ(2026年9月確認)
- Obsidian公式ヘルプ「内部リンク」(リンクの自動更新、ウィキリンクとMarkdownリンク、
%20、使えない記号、ブロックへのリンク) - Obsidian公式ヘルプ「添付ファイル」(ドラッグで保管庫へコピー、新規添付ファイルの作成場所)
- Obsidian公式ヘルプ「対応ファイル形式」(表示できる画像形式)
- Obsidian公式ヘルプ「シンボリックリンクとジャンクション」(外での移動は削除と新規作成の扱いになり、リンクが更新されない)
- Obsidian公式ヘルプ「Obsidianのデータ保存方法」(保管庫の中の保管庫、隠しフォルダの表示、メタデータのキャッシュ)
- Obsidian公式ヘルプ「設定」(ファイルとリンクの各項目、保管庫のキャッシュの再ビルド)
- Obsidian公式ヘルプ「グラフビュー」(存在するファイルのみ表示)
- Obsidian公式ヘルプ「Sync設定と選択的同期」(ファイルの種類とサイズの上限)
- Obsidian公式ヘルプ「Obsidian Syncのトラブルシューティング」(Androidの
.nomedia) - Obsidianの画面表示の日本語訳(obsidian-translations)(設定名とメッセージの日本語表記)
- Appleサポート「Apple製のデバイスでHEIF/HEVCメディアを扱う」(カメラのフォーマット)
- Remotely Save README(
_で始まるフォルダ)
よくある質問
Obsidianでフォルダを整理したらリンクが切れました。
Finderやエクスプローラーなど、Obsidianの外でファイルを動かした可能性があります。Obsidianの外で動かすと、Obsidianからは「削除と新規作成」に見えるため、そのファイルのパスに依存していたリンクは更新されません(公式ヘルプのシンボリックリンクの説明にも同じ扱いが書かれています)。移動や名前の変更は、Obsidianのファイルエクスプローラーの中で行ってください。
iPhoneで撮った写真を入れたら表示されません。
Obsidianが表示できる画像形式は avif・bmp・gif・jpeg・jpg・png・svg・webp で、HEIC形式は公式の一覧に入っていません。iPhoneのカメラを「高効率」で使っていると、写真がHEIF形式で保存されます。JPEGかPNGに変換してから入れ直してください。
ObsidianのノートをGitHubで見ると画像が表示されません。
Obsidianが初期設定で作る ![[画像]] の形はウィキリンクと呼ばれる書き方で、ほかのアプリでは画像として扱われないことがあります。公式ヘルプは、ほかのアプリとの互換性が大事なら、設定の「ファイルとリンク」で「[[ウィキリンク]]を使用」をオフにし、標準のMarkdownリンクで作るよう案内しています。