学生向けモバイルルーター(ポケットWi-Fi)おすすめ7選!SIMフリー端末の選び方【2026年10月版】

工事できない部屋でも、キャンパスやカフェでも、同じWi-FiにPCをつなぎたい。SIMフリーのモバイルルーターを1台買えば、回線は好きなSIMを挿して選べる。
結論 本体とは別にSIMの契約が要る。選ぶ基準は、挿すSIMのプラチナバンド(B19・B18/B26・B8・B28)が仕様にあるかと、5Gが要るかの2つ。4Gで迷ったら、B28とeSIMまで入った富士ソフト FS045W(約17,800円)。1万円以下ならNEC MP02LN(約7,112円)だが、B8とB28に非対応。5Gが要るならFS050W(約34,580円)。
価格は2026年10月時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格を確認してください。この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載商品の選び方・星の意味・実際に所有している機材は評価基準で公開しています。
目次 / INDEX
端末を買うか、ポケットWi-Fiを契約するか
「ポケットWi-Fi おすすめ」で検索して出てくるのは、ほとんどが端末と回線がセットの契約サービスだ。WiMAXやクラウドSIM、Rakuten WiFi Pocketのように、月額を払って端末を借りるか分割で持つ形になる。
もう一つのやり方が、SIMフリー端末を買うことだ。端末代を一度払えば、回線は自分で選んで差し替えられる。引っ越しや、使うデータ量が変わったときに、回線だけ乗り換えられるのが強みになる。
筆者はモバイルルーターを持っていない。この記事は、楽天の商品ページとメーカー公式の仕様を並べて比べた調査記事で、速度やつながりやすさは実測していない。
買う場合に自分でやること
契約サービスなら届いてすぐ使えるが、SIMフリー端末は次を自分で済ませる。
- 回線(SIM)を別に契約する
- 端末の対応バンドと、SIMの回線が合っているか確かめる
- 届いたらAPN(SIMの接続先)を設定する
楽天モバイルは公式に「楽天モバイルで購入された製品以外は動作保証の対象外となります」と書いている。つながらなくても回線会社は面倒を見てくれない前提で選ぶ。
回線とセットで安く持つなら
楽天モバイルの契約とセットなら、Rakuten WiFi Pocketの端末が安くなる。公式ではPlatinumが10,820円から申し込みで1円、5Gが16,800円から申し込みで2,990円だ。
ただしRakuten WiFi Pocket 5Gは、楽天モバイルを契約しない本体だけの購入はキャンセルと公式に書かれている。単体で買うSIMフリー端末ではないので、比較表には入れていない。
家の主回線にするなら光が先
部屋で毎日使う主回線にするなら、まず光回線を考えたほうがいい。モバイル回線は快適さが住所や部屋で変わるので、家の中だけで使うならモバイルルーターを選ぶ理由は薄い。
光回線と、工事なしで使えるホームルーターの比較は縛りなしで選ぶ一人暮らしのネット回線6選にまとめた。光を引いたあとに部屋へ電波を飛ばす機器は、大学生におすすめのWi-Fiルーター10選で選べる。
モバイルルーターが向くのは、外でも使う人、光が引けない人、引っ越しが多い人だ。
SIMフリーのモバイルルーターの選び方
対応バンドは挿すSIMのプラチナバンドで見る
いちばん差が出るのは対応バンド(端末が受信できる周波数の番号)だ。屋内や郊外のつながりやすさに効くのは、プラチナバンドと呼ばれる低い周波数になる。
各社の割り当ては、一般に次のとおりだ。
| 回線 | 主なプラチナバンド | 共通の700MHz |
|---|---|---|
| ドコモ | B19(800MHz) | B28 |
| au | B18・B26(800MHz) | B28 |
| ソフトバンク | B8(900MHz) | B28 |
| 楽天モバイル | 自社回線の主力はB3(1.7GHz)、パートナー回線(au)はB18・B26 | B28(帯域幅3MHz) |
格安SIMは、借りている回線のバンドで見ればいい。povo2.0ならau網、IIJmioのドコモ網プランならドコモの帯域を使う。
「国内4キャリア対応」とひとまとめに書かれた端末でも、プラチナバンドの抜け方は機種で違う。今回の7製品でも、NEC MP02LNはB8とB28が無く、TP-Link M8550はB19とB18/B26が無い。
楽天モバイルを挿すなら、B3は必須でB28もあるとよい。ソフトバンク系のSIMなら、B8があるかを必ず見る。
ただし、仕様表にB28があっても楽天の700MHzをつかめるとは限らない。楽天の700MHzは他の3社より低い位置の3MHz幅で、NEC MR51FNの公式仕様には「楽天モバイルの700MHz(プラチナバンド)には対応しておりません」と注記がある。
5Gが要るか
5G対応は、今回の候補ではFS050W・MR51FN・M8550の3つで、価格は約3.5万〜6.7万円になる。4G機は約7千〜1.8万円なので、いちばん高い4G機と比べてもほぼ2倍になる。
5G機を選ぶなら、ドコモの5Gで使われるn79に対応しているかも見ておきたい。FS050WとMR51FNはn79に対応し、M8550のバンド一覧にn79は無い。
ノートPCで講義資料を落としたり、オンライン授業に出たりする程度なら4Gで足りる。5G対応のSIMを挿して5Gのエリアでよく使うとはっきりしている人だけ、5G機を検討すればいい。
SIMの形を確かめる
SIMの形は3種類ある。
- nanoSIM:スマホと同じ小さいカード。今回の多くの機種がこれ
- microSIM:ひと回り大きいカード。TP-Link M7450がこれで、nanoSIMからの変換アダプタが付属する
- eSIM:カードを挿さず、プロファイル(回線の情報)を端末に書き込む方式
IIJmioのデータeSIMのようにeSIMでしか契約できないプランもある。今回の候補でeSIMを使えるのは、富士ソフトのFS045WとFS050Wの2つだけだ。
バッテリーの持ちと重さ
メーカー公称の連続通信時間は、FS040WとFS045Wが20時間で長い。5G機のFS050Wは5Gで9時間、MR51FNは約9時間と短めになる。
重さは、MP02LNの約71gからFS050Wの約198gまで3倍近い差がある。毎日リュックに入れるなら、100g前後の差は効いてくる。
電池が切れそうなら、モバイルバッテリーから充電しながら使う手もある。容量の選び方は大学生向けモバイルバッテリー11選で比べた。
技適の表示を確かめる
日本で電波を出す機器には、技適(電波法の基準に合っている証明)が必要だ。楽天モバイルは、技適マークの無い製品は接続を断る可能性があると公式に書いている。
今回の7製品で、公式の仕様に技適と明記されていたのはTP-Link M8550だけだった。ほかは国内メーカーの国内向け製品や国内で正規に売られている製品だが、仕様表では確認できなかった。
国内の正規販売品を選び、届いたら本体や設定画面の技適表示を確かめておくと確実だ。
月いくらで使えるか
端末代のほかに、毎月の回線代がかかる。公式に出ている料金で、組み合わせの例を作った(税込)。
| 回線 | 月額の目安 | 使う回線網 | 合う端末 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限3,278円 | 楽天(B3・B28) | B3がある機種(B28は楽天の700MHzに対応するか要確認) |
| povo2.0 | 基本料0円。3GB(30日間)990円、24時間使い放題330円 | au | B18/B26とB28がある機種 |
| IIJmio データeSIM(ドコモ網) | 2ギガで440円 | ドコモ(5G非対応) | eSIM対応のFS045W・FS050W |
楽天モバイル
月20GB前後使うなら、楽天モバイルの20GBまで2,178円が目安になる。家族割を使えば110円引きだ。混雑時などに速度を制御する場合があると公式に書かれている。
データ専用の「データタイプ」は、2026年3月5日から新規の申し込みを止めている。新しく契約するなら通常のRakuten最強プランになる。
povo2.0
使う月だけ払いたいならpovo2.0が合う。基本料0円で、帰省や旅行の日だけ24時間使い放題を330円で買う使い方ができる。
データ専用プランもある。ネットワークの混雑時や動画の利用時に、速度を制限する場合があると公式に書かれている。
IIJmio
毎月少しだけなら、IIJmioのデータeSIM(ドコモ網)が2ギガで440円と安い。余ったデータは翌月に繰り越せて、契約解除料は0円だ。
ただしこのプランは5G非対応で、使える端末はeSIM対応の機種に限られる。
ahamoを外した理由
ahamoは、2026年12月1日に基本料金を40GB 3,135円〜120GB 5,115円の段階制へ改定する。大盛りオプションは11月30日で終わる。
モバイルルーターに挿して使えるかを公式で確認できなかったので、組み合わせ例には入れていない。
7製品の比較表
総合点は、学生が外と部屋の両方で使うときのSIMの選びやすさ、持ち歩きやすさ、価格で付けた5点満点。バンドの○×は各製品の仕様表の記載で、×の多い機種ほど挿せるSIMが限られる。
| 総合 | 製品名 | 価格 | SIMの選びやすさ | 持ち歩きやすさ | 価格の安さ | 5G | B19(ドコモ) | B18/B26(au) | B8(ソフトバンク) | B28(700MHz) | SIM | 連続通信(公称) | 重さ | 同時接続 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.55 | 富士ソフト +F FS045W | Amazon価格を見る | 楽天市場¥17,800 | Yahoo!¥20,180 | 5.0 | 4.0 | 4.0 | なし | ○ | ○ | ○ | ○ | nanoSIM+eSIM | 4G 20時間 | 約135g | 15台 |
| 23.90 | TP-Link M7450 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥16,280 | Yahoo!¥18,990 | 4.0 | 3.0 | 4.0 | なし | ○ | ○ | ○ | ○ | microSIM | 最長15時間/約8時間(表記が2通り) | 未確認 | 32台 |
| 33.83 | 富士ソフト +F FS050W | Amazon価格を見る | 楽天市場¥34,580 | Yahoo!¥35,847 | 5.0 | 2.0 | 2.5 | Sub6(n79対応) | ○ | ○ | ○ | ○ | nanoSIM+eSIM | 5G 9時間/4G 11時間 | 約198g | 32台 |
| 43.45 | 富士ソフト +F FS040W | Amazon価格を見る | 楽天市場¥13,170 | Yahoo!¥13,299 | 3.0 | 4.0 | 4.0 | なし | ○ | ○ | ○ | × | nanoSIM | 最大20時間 | 約142g | 15台 |
| 53.35 | NEC Aterm MP02LN(PA-MP02LN-SA) | — | 楽天市場¥7,112 | Yahoo!¥6,610 | 2.0 | 5.0 | 5.0 | なし | ○ | B26のみ○ | × | × | nanoSIM | 約10時間 | 約71g | 未確認 |
| 63.28 | NEC Aterm MR51FN | Amazon価格を見る | 楽天市場¥39,138 | Yahoo!¥38,407 | 4.0 | 2.0 | 2.5 | Sub6(n79対応) | ○ | ○ | ○ | ○(楽天の700MHzは×) | nanoSIM | 約9時間 | 約167g | 15〜20台未満 |
| 71.73 | TP-Link M8550 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥66,800 | Yahoo!¥66,800 | 2.0 | 1.0 | 1.5 | Sub6(n79なし) | × | × | ○ | ○ | nanoSIM | 未確認 | 未確認 | 32台 |
SIMの選びやすさの星は、4社のプラチナバンドがどれだけそろうかと、eSIMを使えるかで付けた。持ち歩きやすさの星は、重さ・連続通信時間・充電端子(Type-CかmicroUSBか)を合わせて決めている。どちらも数字1つでは比べられないので星にした。
1位のFS045Wは、4社のプラチナバンドとeSIMが約17,800円でそろう。公称20時間・約135gで、外に持ち出す使い方にも合う。
5G機ではFS050Wがいちばん上の3位に入った。MR51FNは5Gのバンドが全キャリア分そろうが、eSIMが使えず電池が内蔵式で、FS050Wより約4千円高い。
M8550が最下位なのは、7製品で最も高いのに、ドコモのB19とauのB18/B26が仕様に無いから。有線LANや外部アンテナ端子が要る人向けの製品だ。
1万円以下で買えるモバイルルーター
とにかく安く、軽く持ち歩きたいならこの1台。ただし挿せるSIMを選ぶ端末なので、バンドの抜けを理解してから買いたい。
1. NEC Aterm MP02LN(PA-MP02LN-SA)
👍 良い点
- 約7,112円で7製品中の最安
- 約71gで7製品中もっとも軽い
- ドコモのプラチナバンドB19に対応
- 楽天の主力バンドB3に対応
- 1,670mAhの電池は着脱式で、公称の連続通信は約10時間
👎 気になる点
- ソフトバンクのB8と700MHzのB28に非対応
- auの800MHzはB26だけでB18は無い
- キャリアアグリゲーション非対応で受信最大150Mbps
- 充電端子はmicroUSB
- 2019年発売で、eSIMにも対応しない
約71gと今回の7製品で最も軽い、ACアダプタ付きのSA型番。LTEはB1・B3・B19・B26に対応し、ドコモのB19と楽天の主力B3は入っている。同じMP02LNでもSW/CW型番は2026年9月でサポートが終わっていて、サポート期間中なのはこのSAとRM/RW。
こんな人に:ドコモ網か楽天のSIMを挿して、1万円以下で軽い1台を持ちたい
MP02LNは楽天の主力バンドB3には対応するが、楽天のプラチナバンドB28は対応バンドに無い。屋内でつながりにくい部屋だと差が出うるので、楽天で使うなら1万円台のB28対応機も比べたい。
1万円以下で、好きなSIMを挿せる新品の端末として買えるのは、今回の調べではMP02LNだけだった。楽天市場で同じ価格帯に並ぶ「契約不要」「買い切り」のポケットWi-Fiは、データ容量とセットで売られるチャージ式で、SIMを選んで挿す端末とは別物だ。富士ソフトのFS030Wも、新品は1.1万円台からだった。
楽天モバイルとセットで1円になるRakuten WiFi Pocketは、回線の申し込みが条件の価格なので、端末だけの価格としては比べていない。
1万円台の4Gルーター
4Gで足りる学生の中心はこの価格帯。3つの違いは、B28に対応するか、eSIMが使えるか、充電端子がType-Cかの3点だ。
1. 富士ソフト +F FS040W
👍 良い点
- 公称の連続通信が最大20時間
- 3,060mAhの電池は着脱式
- B19・B18/B26・B8と3社のプラチナバンドに対応
- 充電端子はUSB Type-C
- キャリアアグリゲーション対応で受信最大300Mbps
👎 気になる点
- 700MHzのB28に非対応
- セキュリティにWPA3の記載がない
- 2020年7月発売と古め
- eSIMに対応しない
- 約142gで、FS045Wより少し重い
公称20時間の連続通信と、着脱式の3,060mAh電池を持つ4G機。ドコモのB19、auのB18/B26、ソフトバンクのB8と3社のプラチナバンドに対応し、受信は最大300Mbps。700MHzのB28は対応バンドに無い。
こんな人に:ドコモ・au・ソフトバンク系のSIMを挿して、1日中バッテリーを気にせず使いたい
2. TP-Link M7450
👍 良い点
- B19・B18/B26・B8・B28と4社のプラチナバンドに対応
- キャリアアグリゲーション対応で受信最大300Mbps
- 最大32台を同時に接続できる
- 3000mAhの電池が付属
- nanoSIMからmicroSIMへの変換アダプタが付属
👎 気になる点
- SIMはmicroSIMで、nanoSIMはアダプタが要る
- 充電端子はMicro-USB
- 連続通信が「最長15時間」と「約8時間」の2通りで書かれている
- 公式の認証欄はCEのみで、技適の記載を確認できない
- 出品ページにハードウェアのバージョン表記がない
4社のプラチナバンドとB28まで入って約16,280円の4G機。受信は最大300Mbpsで、最大32台を同時につなげる。公式ではハードウェアのV2でB5とB28が加わったと案内しているが、楽天の出品ページにはバージョンの記載がない。
こんな人に:1万円台半ばで、どの回線のSIMでもプラチナバンドを拾える機種がほしい
3. 富士ソフト +F FS045W
👍 良い点
- B19・B18/B26・B8・B28と4社のプラチナバンドに対応
- nanoSIMとeSIMの両方を使え、eSIMは3つまで登録できる
- 公称の連続通信が4Gで20時間
- 約135gで、ACアダプタが付属する
- WPA3に対応し、充電はUSB Type-C(USB-PD)
👎 気になる点
- 受信最大150Mbpsで、FS040WやM7450の300Mbpsより低い
- 5Gに対応しない
- 同時接続は最大15台
- 約17,800円でFS040Wより約4,600円高い
- 商品ページの「技適(CE/FCC)」は海外の認証で、日本の技適の記載ではない
B28を含む4社のプラチナバンドに対応し、nanoSIMとeSIMを両方使える4G機。eSIMには3つまでプロファイルを登録でき、回線を切り替えて使える。公称20時間・約135gで、ACアダプタと電池パックが付属する。
こんな人に:迷ったら。どの回線のSIMでも、eSIM専用のプランでも使いたい
3台の選び分け
3つで迷ったら、FS045Wが無難だ。B28とeSIMが要らず、ドコモ・au・ソフトバンク系のSIMを挿すならFS040Wで約4,600円浮く。
M7450はバンドの広さと32台の同時接続が強みだが、microSIMとMicro-USBの古い作りを受け入れられるかで決まる。
5Gのモバイルルーター
5GのSIMを挿して5Gのエリアで使うなら、この2台。どちらもドコモのn79を含むSub6(6GHz以下の5G)に対応し、ドコモ・au・ソフトバンクのLTEプラチナバンドもそろう。
1. 富士ソフト +F FS050W
👍 良い点
- 5Gのn79を含むSub6と、LTEのB19・B18/B26・B8・B28に対応
- nanoSIMとeSIMのデュアルSIM
- Wi-Fi 6で最大32台を同時に接続できる
- 4000mAhの電池は着脱式
- 充電端子はUSB3.2のType-C
👎 気になる点
- 電池パック込みで約198gと7製品中もっとも重い
- 公称の連続通信は5Gで9時間、4Gで11時間
- 楽天の出品ページではACアダプタが別売
- 5Gのn41は出荷時期によって対応が違う
- 約34,580円で、4G機のFS045Wのほぼ2倍
5Gのn79に対応し、nanoSIMとeSIMのデュアルSIMを使える5G機。Wi-Fi 6で最大32台をつなげて、電池パックを外して電源ケーブルだけで動かすこともできる。5Gのn41は、公式では2025年2月以降の出荷分から対応と注記されている。
こんな人に:5Gを使いつつ、eSIMのプランにも乗り換えられる1台がほしい
2. NEC Aterm MR51FN
👍 良い点
- 国内4キャリアの5G(Sub6)バンドに対応
- LTEもB19・B18/B26・B8・B28がそろう(楽天の700MHzは非対応と公式に注記)
- 2.4インチの画面で状態を確認しやすい
- ACアダプタ(Type-C)が付属
- メーカーのサポート期間中
👎 気になる点
- eSIMに対応しない
- 4000mAhの電池は内蔵式で交換できない
- 公称の連続通信は約9時間
- 約38,980円でFS050Wより約4千円高い
- 楽天ビックのレビューに「MR05LNより大きくなり、発熱も多いと思います」という声がある
国内4キャリアの5G(Sub6)に対応するNECの5G機で、LTEもB19・B18/B26・B8・B28がそろう。B28は国内3社の帯域だけで、楽天の700MHzには対応しないと公式に書かれている。2.4インチの画面を持ち、楽天ビックの商品ページではType-CのACアダプタとケーブルが付属品として書かれている。SIMはnanoSIM1枚で、eSIMは使えない。
こんな人に:国内メーカーの5G機で、どのキャリアのSIMを挿しても5Gをつかみたい
eSIMを使うか、電池を自分で交換したいならFS050W。eSIMが要らず、重さを約30g抑えたいならMR51FNになる。
有線LANも使える上位機
1. TP-Link M8550
👍 良い点
- 公式の仕様に技適と明記されている
- Wi-Fi 6E(6GHz帯)に対応
- ギガビットのWAN/LANポートで有線接続や固定回線にも使える
- 外部アンテナ用のTS-9端子が2つ
- 最大32台を同時に接続できる
👎 気になる点
- 約66,800円で7製品中もっとも高い
- LTEにドコモのB19とauのB18/B26が無い
- 5Gにドコモのn79が無い
- eSIMに対応しない
- 楽天のレビューに、M7450でつながった距離でWi-Fiを検知できないという声がある
Wi-Fi 6Eと、ギガビットの有線LANポートを持つTP-Linkの5G機。固定回線のルーターとしても使えて、外部アンテナ用のTS-9端子も2つある。公式の仕様に技適と明記されているが、LTEにドコモのB19とauのB18/B26、5Gにドコモのn79が無い。
こんな人に:ソフトバンク系か楽天のSIMで、有線LANや外部アンテナまで使いたい
M8550は、学生が外で使う1台としては高すぎるうえ、ドコモ系とau系のSIMでは不利になりうる。寮や仮住まいで固定回線と兼用したい、といった特定の目的がある人向けだ。
学生におすすめ3選
3つのうち2つは2万円以下に収めた。5Gが要らないなら、1万円台の4G機で足りる。
- とにかく安く持つなら → NEC Aterm MP02LN(PA-MP02LN-SA)(約7,112円)。約71gで、ドコモのB19と楽天のB3に対応する。B8とB28が無いぶん挿すSIMは選ぶが、ドコモ網のSIMを挿すなら7千円台で足りる。
- 迷ったら → 富士ソフト +F FS045W(約17,800円)。B28を含む4社のプラチナバンドとeSIMに対応し、公称20時間・約135g。楽天・povo2.0・IIJmioのデータeSIMのどの組み合わせ例にも、バンドとSIMの形が合う。
- 5Gが要るなら → 富士ソフト +F FS050W(約34,580円)。n79を含む5GとeSIMに対応し、Wi-Fi 6で32台つなげる。約198gと重いので、持ち歩くより部屋と外の兼用向け。
約71gで、ドコモのB19と楽天のB3に対応する。B8とB28が無いぶん挿すSIMは選ぶが、ドコモ網のSIMを挿すなら7千円台で足りる。
こんな人に:とにかく安く持つなら
B28を含む4社のプラチナバンドとeSIMに対応し、公称20時間・約135g。楽天・povo2.0・IIJmioのデータeSIMのどの組み合わせ例にも、バンドとSIMの形が合う。
こんな人に:迷ったら
| 総合 | 製品名 | 価格 | SIMの選びやすさ | 持ち歩きやすさ | 価格の安さ | 5G | B19(ドコモ) | B18/B26(au) | B8(ソフトバンク) | B28(700MHz) | SIM | 連続通信(公称) | 重さ | 同時接続 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.55 | 富士ソフト +F FS045W | Amazon価格を見る | 楽天市場¥17,800 | Yahoo!¥20,180 | 5.0 | 4.0 | 4.0 | なし | ○ | ○ | ○ | ○ | nanoSIM+eSIM | 4G 20時間 | 約135g | 15台 |
| 33.83 | 富士ソフト +F FS050W | Amazon価格を見る | 楽天市場¥34,580 | Yahoo!¥35,847 | 5.0 | 2.0 | 2.5 | Sub6(n79対応) | ○ | ○ | ○ | ○ | nanoSIM+eSIM | 5G 9時間/4G 11時間 | 約198g | 32台 |
| 53.35 | NEC Aterm MP02LN(PA-MP02LN-SA) | — | 楽天市場¥7,112 | Yahoo!¥6,610 | 2.0 | 5.0 | 5.0 | なし | ○ | B26のみ○ | × | × | nanoSIM | 約10時間 | 約71g | 未確認 |
ノートPCと一緒に毎日持ち歩くなら、ルーターやケーブルの置き場まで考えて大学生におすすめのPCリュック8選から選ぶと収まりがいい。新生活の買い物全体の順番は、大学の入学準備で必要なもの|買う順番リストにまとめた。
出典(2026年10月5日時点)
- NEC Aterm MP02LN-SA(ECJOY!楽天市場店)
- 富士ソフト +F FS040W(ECクルー楽天市場店)
- TP-Link M7450(XPRICE楽天市場店)
- 富士ソフト +F FS045W(ECクルー楽天市場店)
- 富士ソフト +F FS050W(ECクルー楽天市場店)
- NEC Aterm MR51FN(ディーショップワン)
- NEC Aterm MR51FN(楽天ビック)
- TP-Link M8550(TP-Linkダイレクト 楽天市場店)
- Aterm 公式サイト(MP02LN・MR51FNの仕様、サポート期間一覧)
- +F 富士ソフト 公式サイト(FS040W・FS050Wの仕様)
- TP-Link 日本公式サイト(M7450・M8550の仕様)
- 楽天モバイル 公式サイト(Rakuten最強プラン・Rakuten WiFi Pocket)
- povo2.0 公式サイト
- IIJmio 公式サイト(ギガプラン)
- ahamo 公式サイト(料金改定)
よくある質問
SIMフリーのモバイルルーターを買えば、すぐにネットが使える?
使えない。本体はSIMを挿す器なので、楽天モバイルやpovo2.0、IIJmioなどの回線を別に契約してSIMを挿す必要がある。届いたらAPN(接続先)の設定も自分でする。楽天モバイルは、楽天モバイルで買っていない製品は動作保証の対象外と明記している。
対応バンドはどこを見ればいい?
挿す予定のSIMの回線で使われるプラチナバンド(屋内や郊外で電波が届きやすい低い周波数)が仕様表にあるかを見る。一般に、ドコモはB19、auはB18とB26、ソフトバンクはB8、4社共通の700MHzはB28、楽天モバイルの自社回線の主力はB3だ。同じ「SIMフリー」でも、NEC MP02LNはB8とB28が無く、TP-Link M8550はB19とB18/B26が無い。
5G対応のモバイルルーターは学生に必要?
多くの学生は4Gで足りる。5G機は今回の候補で約3.5万〜6.7万円と、いちばん高い4G機(約1.8万円)のほぼ2倍からそれ以上する。重さが分かっている2機種は約167〜198gで、4G機より重い。5Gのエリアでよく使い、5G対応のSIMを挿すとはっきりしている人だけ検討すればいい。