理系大学生におすすめの関数電卓6選!【2026年10月版】

理系の学部に入ると「関数電卓を用意しておくように」と言われるのに、売り場には2千円台から6千円台まで型番が並ぶ。分かれ目はメーカーより、行列・ベクトルを使う授業があるかだ。
結論 関数電卓は「プログラム機能・グラフ機能のないスタンダード機」から選び、行列・ベクトルを使う授業があるかで機種を分ける。安い順に、SHARP EL-509T(2千円台・559関数)、SHARP EL-520T-X(2千円台・行列+ベクトル対応)、CASIO fx-JP700CW(3千円台・行列+ベクトル対応)の3台が候補になる。行列・ベクトルが要るなら、安さで選ぶならEL-520T-X、CASIOの現行機で真偽判定まで欲しいならfx-JP700CW。
価格は2026年10月時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格をご確認ください。本記事にはアフィリエイトリンク(PR)が含まれます。掲載商品の選び方・星の意味・実際に所有している機材は評価基準で公開しています。
目次 / INDEX
CASIOとSHARP、どちらでもいい
売り場で最初に詰まるのがここ。基本機能は近い。
関数の数も価格帯もほぼ同じ水準で、同じ価格帯の基本機能にメーカーだけで決めるほどの差はない。周りの利用機種と必要な機能で選ぶ。
違うのは入力方式の癖と画面の好みだ。かっこの自動補完や定数計算の挙動がメーカーで少し違い、慣れた方が使いやすく感じる。
CASIOは2023年9月に「ClassWiz CWシリーズ」へ刷新して操作性を上げ、SHARPは「ピタゴラス」シリーズで日本語メニューと式通り入力表示に対応している。どちらも式を教科書と同じ形で表示できるので、分数や√の入力で迷いにくい。
決め手にするなら、周りが使っている方に合わせる。生協で売られている機種、先輩や同じ授業の人が持っている機種と揃えておくと、操作で詰まったときに横で教わりやすい。基本機能の差が小さいぶん、この差は地味に効く。
関数の数は「行列を使うか」で決まる
関数電卓のスペック表には「394関数」「500以上」「700以上」と数字が並ぶが、この数を比べても決まらない。授業で何を計算するかで必要な線が引ける。
| 授業で使う計算 | 目安 | 該当する機種 |
|---|---|---|
| 微分積分・統計・単位換算 | 関数の数が300〜500台 | fx-375ES A(394)、EL-509T(559)、fx-JP500CW(500以上) |
| 上に加えて行列とベクトル | 行列・ベクトル計算に対応した機種 | EL-520T-X(585)、fx-JP700CW(600以上)、fx-JP900CW(700以上) |
微分積分・統計までの授業と実験レポートなら、関数の数が300〜500台の機種で足りることが多い。1年目の物理や化学の実験レポートで使うのも、多くはこの範囲に収まる。
線形代数や回路の授業で行列やベクトルを打ち込む場面があるなら、行列・ベクトル計算に対応した機種を選ぶ。6台ではEL-520T-X・fx-JP700CW・fx-JP900CWの3台が行列とベクトルの両方に対応していて、いちばん安いのは2千円台のEL-520T-Xだ。
fx-375ES A・EL-509T・fx-JP500CWには行列計算がないので、後から必要になると買い足しになる。
fx-JP900CWにある表計算機能は便利だが、学部の授業に必須ではない。行列が要るかどうかで線を引いて、それ以上は予算と相談でいい。
関数電卓の持ち込みを認める大学は多いが、最後は試験要項で確認する
関数電卓の持ち込みを認める大学は多いが、最後は自分の大学の試験要項・シラバスで確認する。可否も機種の条件も大学ごと、科目ごとに違い、電卓そのものを禁止する試験や機種を指定する試験もある。認める試験でも、プログラム機能やグラフ表示機能を持つ電卓は不可とされることが多い。
電卓は指定を確かめてから買うものなので、ノートPCのように入学前にそろえるものとの順番は大学の入学準備で必要なもので分けて並べた。
この記事の6台は、CASIOの「スタンダード関数電卓」、SHARPの「スタンダード・アドバンスモデル」に分類される機種で、プログラム機能もグラフ表示機能も載っていない。一般論の範囲では持ち込みやすい側に入る。
注意したいのがSHARPの型番だ。EL-5160T-Xという上位機種があり、型番の見た目はEL-509TやEL-520T-Xとよく似ているが、こちらは「プログラマブル関数電卓」に分類される。
試験用に選ぶなら、型番の末尾だけでなく製品カテゴリ名を商品ページで確認する。上位の紹介記事でもここを指摘しているものはほぼなかった。
分類名のほかに、キーと取扱説明書の目次でもプログラム機能の有無は分かる。3か所の見方は関数電卓の「プログラム機能なし」の見分け方に分けた。
スマホの電卓アプリは試験で使えないことが多い
普段の宿題や予習復習なら、スマホの電卓アプリで代用できる場面が多い。三角関数も指数対数も入っているし、無料で手に入る。
問題は定期試験で、多くの大学がスマホを含む電子機器の持ち込み自体を禁止している。電卓アプリが使えないことが多いので、試験で電卓が要ると確認できたら実機を1台用意する。2千円台で3年近く電池が持つ機種がある。
そもそも関数電卓が要るのか、資格試験では関数電卓が使えないことまで含めた判断は、大学生に関数電卓は必要かで整理した。
辞書でも同じことが起きていて、電子辞書が要るかどうかも試験の持ち込み規定で決まる。要ると分かった場合の機種選びは、第二外国語の辞書が入っているかで比べた大学生の電子辞書おすすめにある。
型番の「CW」を確認する
CASIOのfx-JPシリーズは2023年9月に世代交代していて、型番の末尾に「CW」が付くのが現行機だ。CWなしの旧型は、CASIO公式でも店頭在庫限りの扱いになっている。それでも、ネットの紹介記事には旧型を1位級で載せたままのものがある。
新しい方を買うつもりなら、商品ページで型番にCWが付いているかを見る。旧型が悪い製品というわけではないが、操作性が上がった現行機と同じ値段帯で旧型を掴むのはもったいない。
fx-375ES Aは型番にCWが付かないが、別の系統の現行機(CASIO公式に現行品として載っている)なので、旧型ではない。
6台の比較表
ここに並べた6台は自分では使い比べておらず、CASIO・SHARPの公式ページと楽天の商品ページで確認できた仕様から比べている。試験の持ち込み規定は大学ごとに違うので、一般論として書ける範囲にとどめた。
総合点は安さ・行列とベクトル・関数の数・日本語表示で付けた。価格は楽天の商品ページで確認した新品の税込目安。表は総合点の高い順に並べた。
| 総合 | 製品名 | 価格 | 安さ | 行列とベクトル | 関数の数 | 日本語表示 | 行列/ベクトル | 関数の数 | 日本語表示 | 表示 | 電源 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.60 | SHARP EL-520T-X | Amazon価格を見る | 楽天市場¥2,613 | Yahoo!¥2,618 | 4.5 | 5.0 | 4.0 | 5.0 | 行列○/ベクトル○ | 585 | ○ | 式通り入力表示 | ソーラー+電池 |
| 24.30 | CASIO fx-JP700CW | Amazon価格を見る | 楽天市場¥3,828 | Yahoo!¥3,828 | 3.5 | 5.0 | 4.0 | 5.0 | 行列○/ベクトル○ | 600以上 | ○ | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44)・約2年 |
| 33.80 | CASIO fx-JP900CW | Amazon価格を見る | 楽天市場¥6,428 | Yahoo!¥5,768 | 1.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 行列○/ベクトル○ | 700以上 | ○ | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44) |
| 43.30 | SHARP EL-509T | Amazon価格を見る | 楽天市場¥2,026 | Yahoo!¥2,330 | 5.0 | 1.0 | 3.0 | 5.0 | なし | 559 | ○ | 式通り入力表示 | ソーラー+電池(LR44)・約3,000時間 |
| 53.00 | CASIO fx-JP500CW | Amazon価格を見る | 楽天市場¥3,080 | Yahoo!¥3,269 | 4.0 | 1.0 | 3.0 | 5.0 | なし | 500以上 | ○ | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44)・約2年 |
| 62.30 | CASIO fx-375ES A | Amazon価格を見る | 楽天市場¥2,500 | Yahoo!¥2,750 | 4.5 | 1.0 | 2.0 | 1.0 | なし | 394 | なし(メニューは英字の略号) | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44)・約3年 |
fx-375ES Aは日本語表示に対応していない。CASIOの取扱説明書でも、計算モードや設定のメニューは「COMP」「STAT」「MthIO」のような英字の略号で出る。日本語のメニューで操作したいなら、CW系かSHARPの機種を選ぶ。
「表示」の列は、CASIOが「数学自然表示」、SHARPが「式通り入力表示」と呼んでいる機能で、どちらも分数や√を教科書の形で画面に出す。6台とも10桁表示。PCのノートで数式を同じ形にしたいなら、ObsidianでLaTeX数式を書く方法がある。
2千円台
一番安い帯に、基本用途向けの2台と、行列・ベクトルに対応した1台が入っている。ここで済むなら済ませていい。
1. SHARP EL-509T
👍 良い点
- 559関数で2千円台前半
- 式通り入力表示で式を見ながら打てる
- 日本語表示のメニュー
- ツインパワーで電池寿命約3,000時間
- リンク先は白のEL-509T-WX。シリーズにはほかの色もある
👎 気になる点
- 行列計算がない
- 上位機より関数の数が少ない
- 約80×166×15mm・約113g(公式)で、CW系(10.7mm・95g)より厚く重い
- 行列が要るならEL-520T-Xに数百円足すことになる
- CASIOと入力の癖が違うので周りがCASIOだと教わりにくい
559関数で2千円台前半と、関数の数で見るとfx-375ES Aやfx-JP500CWより多い。式通り入力表示と日本語表示に対応し、ツインパワーで電池寿命は約3,000時間。このリンク先は白のEL-509T-WXで、シリーズにはほかの色もある。行列計算はないので、行列が要るならEL-520T-Xに数百円足す。
こんな人に:SHARPで安く、行列は使わない
2. CASIO fx-375ES A
👍 良い点
- 2千円台で買える
- 394関数で微分積分・統計の授業には足りることが多い
- 数学自然表示で分数や√を教科書と同じ形で確認できる
- ソーラー+電池で電池寿命約3年
- 単位換算が100組200種類
👎 気になる点
- 行列・ベクトル計算がない
- 日本語表示がなく、メニューはCOMP・STATなど英字の略号
- 上位機種より表示が小さめ
- CW系の刷新された操作性ではない
- 行列を使う授業が始まると買い足しになる
2千円台で買える。394関数で微分積分・統計の授業と実験レポートには足りることが多く、数学自然表示で分数や√を教科書と同じ形で確認できる。ソーラーと電池の併用で電池寿命は約3年、95gと軽い。行列・ベクトルを使う授業がないなら、まずこれで足りるかを考えればいい。
こんな人に:CASIOで安く、行列を使わない授業をまかなえればいい
3. SHARP EL-520T-X
👍 良い点
- 6台の中で行列・ベクトル計算に対応した最安
- 585関数でEL-509Tよりワンランク上
- 式通り入力表示と日本語表示
- ツインパワー(ソーラー+電池)
- fx-JP700CWより千円以上安い
👎 気になる点
- 関数の数はfx-JP700CWより少ない
- 色は基本1色
- 約80×166×15mm・約113g(公式)で、CW系(10.7mm・95g)より厚く重い
- 表計算のような上位機能はない
- CASIOと入力の癖が違うので周りがCASIOだと教わりにくい
6台の中で行列計算とベクトル計算の両方に対応した最安の機種。585関数でEL-509Tよりワンランク上、式通り入力表示と日本語表示、ツインパワーは同じ。fx-JP700CWより関数の数は少なく、約80×166×15mm・約113g(公式)とCW系より厚く重い。2千円台で行列・ベクトルまで届くのは貴重で、予算を抑えたい人や、周りにSHARPを使う人が多い人向け。
こんな人に:行列・ベクトルが要るけど、電卓は2千円台に抑えたい
EL-509TとEL-520T-Xの差は数百円で、その数百円で行列計算とベクトル計算が付く。SHARPで選ぶなら、あとで行列やベクトルが必要になるかもしれない人はEL-520T-Xにしておく。
3千円台
CASIOの現行CW系。行列なしのJP500CWと、行列・ベクトルありのJP700CWの2台で、約750円の差が機能の差になっている。
4. CASIO fx-JP500CW
👍 良い点
- 日本語メニューで機能を探しやすい
- 500以上の関数・機能で統計・方程式・複素数に対応
- 2023年刷新のCW系の操作性
- 数学自然表示
- 厚さ10.7mm・95gで薄くて軽い
👎 気になる点
- 行列・ベクトル計算がない
- 同じ行列なしのEL-509Tより千円ほど高い
- 電池寿命は約2年でfx-375ES Aより短い
- 行列が要るならJP700CWに750円ほど足すことになる
- 旧型fx-JP500(CWなし)と型番が紛らわしい
2023年に刷新されたCW系の入門機。日本語メニューで機能を探しやすく、500以上の関数・機能で統計・方程式・複素数・単位換算まで対応する。162×77×10.7mm・95gと薄い。行列・ベクトル計算は載っていないので、行列が要るならJP700CWに750円ほど足すことになる。
こんな人に:CASIOの現行機を、行列なしで安く
5. CASIO fx-JP700CW
👍 良い点
- 行列計算とベクトル計算の両方に対応
- 600以上の関数・機能
- 真偽判定機能で検算しやすい
- シミュレーション機能
- 日本語表示と数学自然表示
👎 気になる点
- 表計算機能はJP900CWだけ
- JP500CWより750円ほど高い
- 行列を使わない学科には機能が余る
- 行列・ベクトルだけならEL-520T-Xより千円以上高い
- 旧型fx-JP700(CWなし)と型番が紛らわしい
行列計算とベクトル計算の両方に対応し、600以上の関数・機能を持つCW系の中位機。真偽判定機能で式の検算がしやすく、シミュレーション機能も付く。表計算はJP900CWだけの機能なので、表計算が不要ならこのJP700CWが候補になる。行列・ベクトルだけならEL-520T-Xの方が千円以上安く、JP700CWを選ぶ理由は真偽判定などの機能、CW系の操作性、162×77×10.7mm・95gの薄さになる。
こんな人に:行列・ベクトルをCASIOの現行機で使いたい。検算機能も欲しい
6千円台
JPシリーズの最上位。学部の授業だけが目的なら、機能が余ることが多い。
6. CASIO fx-JP900CW
👍 良い点
- 700以上の関数・機能でJPシリーズ最上位
- 表計算機能(45行×5列)
- QRコードでデータをスマホに転送できる
- fx-JP700CWの全機能を含む
- 表計算やQR転送も電卓で済ませたい人向け
👎 気になる点
- 6台で最も高い
- 学部の授業だけなら機能過多
- JP700CWとの差は表計算とQRが中心
- 電池寿命の公称は楽天の商品ページに記載がない
- 旧型fx-JP900(CWなし)と型番が紛らわしい
fx-JP700CWの全機能に、45行×5列の表計算機能とQRコードでのデータ転送を足した最上位機。700以上の関数・機能で、表計算やQR転送も電卓で済ませたい人向け。ただし6台で最も高く、JP700CWとの差は表計算とQRが中心なので、学部の授業だけなら機能過多になりやすい。
こんな人に:表計算やQR転送まで電卓で済ませたい
JP900CWを載せたのは、上位機を知ったうえで下を選んでほしいから。表計算を電卓の小さい画面でやるより、レポートはPCの表計算ソフトで処理する人が多いはずで、JP700CWとの約2,650円の差が授業の快適さに返ってくる場面は限られる。表計算に使うPCをこれから選ぶなら、メモリ16GBを下限に8台を比べた理系大学生におすすめのノートパソコンがある。
学生におすすめ3選
- 2千円台でまず授業に足りるものを買う → CASIO fx-375ES A(約2,500円)。394関数で微分積分・統計の授業と実験レポートには足りることが多く、数学自然表示で分数や√を教科書の形で確かめられる。行列・ベクトル計算は無い。
- 3千円台の現行機を選ぶ → CASIO fx-JP500CW(約3,080円)。2023年に刷新されたCW系の入門機で、日本語メニューで機能を探しやすい。500以上の関数・機能で統計・方程式・複素数まで対応し、厚さ10.7mm・95g。行列・ベクトル計算は無い。
- 行列まで載った機種で卒業まで使う → CASIO fx-JP700CW(約3,828円)。行列計算とベクトル計算の両方に対応し、600以上の関数・機能を持つ。真偽判定機能で検算しやすい。行列・ベクトルだけならEL-520T-Xのほうが千円以上安い。
2千円台で、394関数と数学自然表示。微分積分・統計の授業には足りることが多い。行列・ベクトル計算は無いので、行列を使う授業が始まると買い足しになる。
こんな人に:1年の授業に間に合わせたい、行列はまだ使わない
2023年刷新のCW系の入門機。日本語メニューで、統計・方程式・複素数まで対応する。厚さ10.7mm・95gと薄い。行列・ベクトル計算は無い。
こんな人に:周りにCASIOが多い、現行機の操作性で選びたい
| 総合 | 製品名 | 価格 | 安さ | 行列とベクトル | 関数の数 | 日本語表示 | 行列/ベクトル | 関数の数 | 日本語表示 | 表示 | 電源 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.30 | CASIO fx-JP700CW | Amazon価格を見る | 楽天市場¥3,828 | Yahoo!¥3,828 | 3.5 | 5.0 | 4.0 | 5.0 | 行列○/ベクトル○ | 600以上 | ○ | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44)・約2年 |
| 53.00 | CASIO fx-JP500CW | Amazon価格を見る | 楽天市場¥3,080 | Yahoo!¥3,269 | 4.0 | 1.0 | 3.0 | 5.0 | なし | 500以上 | ○ | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44)・約2年 |
| 62.30 | CASIO fx-375ES A | Amazon価格を見る | 楽天市場¥2,500 | Yahoo!¥2,750 | 4.5 | 1.0 | 2.0 | 1.0 | なし | 394 | なし(メニューは英字の略号) | 数学自然表示 | ソーラー+電池(LR44)・約3年 |
用途別の3選
6台の中から、理系の学部の使い方で3つに絞る。5千円超はここに入れない。
- 行列を使わない授業で、安く済ませる → SHARP EL-509T(2千円台)。6台で最安。559関数、式通り入力表示、日本語表示、電池寿命約3,000時間。微分積分・統計までの授業と実験レポートなら、これで足りることが多い。
- 行列・ベクトルが要るけど安く → SHARP EL-520T-X(2千円台)。6台で行列・ベクトル計算に対応した最安。585関数、式通り入力表示、日本語表示。EL-509Tとの差は約570円。予算を抑えたい人や、周りにSHARPを使う人が多い人向け。
- 行列・ベクトルをCASIOの現行機で → CASIO fx-JP700CW(3千円台)。行列・ベクトル・真偽判定・シミュレーションが揃うCW系の中位機。EL-520T-Xより千円以上高いが、真偽判定で検算しやすく、10.7mm・95gと薄くて軽い。周りにCASIOを使う人が多いならこちら。
6台で最安。559関数、式通り入力表示、日本語表示、電池寿命約3,000時間。微分積分・統計までの授業と実験レポートなら、これで足りることが多い。
こんな人に:行列を使わない授業で、安く済ませる
6台で行列・ベクトル計算に対応した最安。585関数、式通り入力表示、日本語表示。EL-509Tとの差は約570円。予算を抑えたい人や、周りにSHARPを使う人が多い人向け。
こんな人に:行列・ベクトルが要るけど安く
3台ともプログラム機能・グラフ表示機能のないスタンダード機で、一般論の範囲では試験に持ち込みやすい側に入る。それでも最後は自分の大学の試験要項で確かめる。
買うときに1つ。CASIOのJPシリーズを選ぶなら、商品ページの型番に「CW」が付いているかを確認する。旧型と現行が同じ棚に並んでいることがある。
出典(2026年10月13日時点)
- fx-375ES A(CASIO。2025年4月1日のアーカイブ)(仕様の液晶ディスプレイは「数学自然表示」「書式通り入力方式」「フルドット液晶」。日本語表示の項目は無い)
- fx-375ES A 取扱説明書(CASIO・RJA540302-001V01)(計算モードはCOMP・CMPLX・STAT・BASE-N・EQN・TABLE、表示設定はMthIO・LineIOの英字表記)
よくある質問
関数電卓はCASIOとSHARPのどっちがいい?
どちらでもいい。関数の数も価格帯もほぼ同じ水準で、同じ価格帯の基本機能にメーカーだけで決めるほどの差はない。違いは入力方式の癖(かっこの自動補完や定数計算の挙動)と画面の好み。周りの人や生協で多く使われている方に合わせると、操作でつまずいたときに教わりやすい。
関数の数はどれくらい要る?
微分積分・統計までの授業と実験レポートなら、394関数のfx-375ES Aや559関数のEL-509Tのように関数の数が300〜500台の機種で足りることが多い。線形代数や回路の授業で行列を扱うなら行列計算に対応した機種を選ぶ。6台のうち行列とベクトルの両方に対応するのはEL-520T-X・fx-JP700CW・fx-JP900CWの3台で、安く済ませるならEL-520T-X、CASIOの現行機で真偽判定などの機能も欲しいならfx-JP700CWが候補になる。
関数電卓は大学の試験に持ち込める?
関数電卓の持ち込みを認める大学は多いが、可否や機種の条件は大学・科目ごとに違うので、最後は自分の大学の試験要項やシラバスで確かめる。認める試験でも、プログラム機能やグラフ表示機能のある電卓は不可とされることが多い。この記事の6台はどれもプログラム機能・グラフ表示機能のないスタンダード機に分類される。
スマホの電卓アプリで代用できる?
普段の宿題や予習復習なら代用できる場面が多い。ただし定期試験ではスマホなど電子機器の持ち込み自体を禁止している大学が多く、電卓アプリは使えないことが多い。試験で電卓が要ると確認できたら実機を1台用意しておく。