USB-C充電器のおすすめと選び方【2026年8月版】学生・MacBook向けに何Wが必要か比較

目次 / INDEX
パソコンもスマホもイヤホンもUSB-C——なのに充電器だけが機器ごとにバラバラで、コンセント周りがごちゃついている。USB-C充電器を1個にまとめれば、持ち歩く荷物もコンセントの口も一気に減る。
ただし選ぶときに1つだけ勘違いしやすい点がある。充電器のワット数は「本体全体の合計」で、ポートごとの数字ではない。ここを知らないまま「ポートが多いほうが得」と選ぶと、パソコンの充電が遅くて後悔する。
この記事では、まず自分に必要なワット数の決め方を整理してから、3千円台の実用機から100W級まで13製品を比較する。
価格は2026年時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格を確認してください。この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載商品の選び方・星の意味は評価基準で公開しています。
星は同じ表の中での相対評価だ。価格帯ごとの比較は、それぞれの枠の最後に置いた。
13製品の総合ランキング
星は同じ表の中での相対評価だ。価格帯ごとの比較は、それぞれの枠の最後に置いた。
| 総合 | 製品 | 種類 | 値段 | 最大出力 | ポート構成 | 出力の余裕 | 同時充電 | ポート数 | 携帯性 | コスパ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.02 | CIO NovaPort DUO II(65W・2ポート) | 2ポート標準 | 65W | USB-C×2 | ★4.5 | ★4.5 | ★3.0 | ★3.5 | ★4.0 | 自動振り分け | |
| 23.91 | CIO NovaPort SLIM DUO(67W・2ポート) | 2ポート薄型 | 67W | USB-C×2 | ★4.5 | ★4.5 | ★3.0 | ★5.0 | ★3.0 | 厚さ約14mm | |
| 33.77 | UGREEN Nexode 65W(3ポート) | 3ポートGaN | 65W | USB-C×2+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.5 | ★4.5 | ★3.0 | ★3.5 | GaN | |
| 43.61 | Anker Prime Charger(100W・3ポート) | 3ポート大型 | 100W | USB-C×2+USB-A×1 | ★5.0 | ★5.0 | ★4.5 | ★3.5 | ★1.5 | 折りたたみプラグ | |
| 53.43 | Anker 735 Charger(GaNPrime 65W) | 3ポート携帯 | 65W | USB-C×2+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.5 | ★4.5 | ★4.0 | ★2.0 | 折りたたみプラグ | |
| 63.41 | CIO NovaPort QUAD II(67W・4ポート) | 4ポート据置 | 67W | USB-C×3+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.0 | ★5.0 | ★3.0 | ★2.5 | 4ポート | |
| 73.38 | エレコム EC-AC8565BK(65W・1ポート) | 1ポートスイング | 65W | USB-C×1 | ★4.5 | ★1.0 | ★1.0 | ★4.5 | ★4.5 | スイングプラグ | |
| 83.27 | CIO NovaPort QUAD II(100W・4ポート) | 4ポート据置 | 100W | USB-C×3+USB-A×1 | ★5.0 | ★4.5 | ★5.0 | ★2.5 | ★1.0 | 4ポート | |
| 93.20 | Anker Prime Wall Charger(67W・3ポート) | 3ポート据置 | 67W | USB-C×2+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.5 | ★4.5 | ★3.5 | ★1.5 | GaN | |
| 103.01 | Anker 511 Charger(Nano 3, 30W) | 1ポートGaN | 30W | USB-C×1 | ★2.5 | ★1.0 | ★1.0 | ★5.0 | ★4.5 | 折りたたみプラグ | |
| 112.95 | Anker Nano Charger(20W) | 1ポート小型 | 20W | USB-C×1 | ★1.5 | ★1.0 | ★1.0 | ★5.0 | ★5.0 | 折りたたみプラグ | |
| 122.77 | Apple デュアルUSB-Cポート搭載35W電源アダプタ | 2ポート純正 | 35W | USB-C×2 | ★2.5 | ★2.5 | ★3.0 | ★4.0 | ★2.5 | Apple純正 | |
| 132.73 | Anker Nano Charger(45W, Display) | 1ポート表示付 | 45W | USB-C×1 | ★3.0 | ★1.0 | ★1.0 | ★4.5 | ★3.5 | ディスプレイ搭載 |
そもそもGaN充電器とは?
GaN(窒化ガリウム)は、充電器の内部で電気を制御する部品の素材だ。従来のシリコンより発熱が少なく高い電圧を扱えるので、同じワット数でも本体をひとまわり小さく作れる。
つまりGaNは「速くなる技術」ではなく「小さくなる技術」だ。65Wの充電器が手のひらに収まるようになったのはこれのおかげで、いま売られている小型の充電器はほぼGaNを使っている。
ただし小さくなったぶん熱を逃がす面積も減るので、本体が熱くなること自体は異常ではない。触れないほど熱い、異臭がする、変形しているといった場合だけ使用をやめればいい。
選び方:この5点で決まる
1. まず手持ちの純正アダプタのW数を読む
いちばん確実なのはこれだ。いま使っている充電アダプタの側面に、小さく「65W」「30W」などと刻印されている。ノートパソコンに付属していたアダプタのその数字が、そのパソコンに必要な出力そのものだ。
特にWindowsノートは機種による差が大きく(45W・65W・100W・135Wと幅がある)、「13インチだから65W」という当てはめが効かない。手元のアダプタを1回見るだけで、この記事の残りを読む必要がなくなることもある。
2. 何を充電するかで必要ワット数が決まる
アダプタが手元にない、あるいはこれから買う機種を決めるなら、この表が目安になる。
| 充電したいもの | 必要な出力の目安 |
|---|---|
| スマホだけ | 20W |
| スマホ+タブレット | 30W |
| MacBook Air(充電できればいい) | 30W〜35W |
| MacBook Air(高速充電したい) | 67W以上 |
| MacBook Pro 14インチ | 70W(標準)/96W(上位構成) |
| MacBook Pro 16インチ | 140W |
迷ったら65W前後を選べばいい。MacBook Airを含む多くのノートパソコンをまかなえて、スマホの急速充電にも当然対応する。65Wの2ポート機は3千円台からあるので、価格的にも無理がない。
なお、Appleが言う「高速充電」を厳密に満たすには67W以上が要るが、65Wと67Wの差で体感が変わることはまずない。65W以上あれば十分と考えていい。
3. ポート数は「多いほど良い」ではない
ここが一番の落とし穴だ。ワット数は本体全体の合計値で、挿した機器で分け合う。1ポートあたりの数字ではない。
ただし勘違いしやすいのだが、均等に割れるわけではない。多くの製品は「1つ目のポートに優先して多く配り、残りを他に回す」設計になっている。65Wの3ポート機なら、たとえば45W+10W+10Wのように非対称に配る。だからパソコン用のポートが20Wまで落ちる、といった極端なことは通常は起きない。
問題は、その配分が製品ごとに違うことだ。同じ「65W・3ポート」でも、2台挿したときに45W+18Wの機種もあれば、30W+30Wに分かれる機種もある。前者ならパソコンは実用速度のままだが、後者だと目に見えて遅くなる。
- 65Wを1ポートで使う → パソコンに65W。フルスピード
- 65Wを2ポートで使う → 45W+18Wのような配分が一般的。パソコンは実用速度を保てる
- 65Wを4ポートで使う → パソコンの取り分はさらに減る。同時に何台挿すかで変わる
**確認すべきは「ポート数」ではなく「2台挿したときの配分」**だ。メーカーの製品ページには「45W+18W」のような組み合わせ表が載っているので、買う前にそこを見てほしい。この記事の比較表で「ポート数」と「同時充電」を別の星に分けているのは、この2つが別物だからだ。
4. 持ち歩くなら形も見る
毎日カバンに入れるなら、プラグが折りたためるか、厚みが何ミリかで使い勝手が変わる。折りたたみプラグはカバンの中で他のものに引っかからず、薄型ならガジェットポーチの隙間に差し込める。据え置き専用なら気にしなくていい。
5. PSE・PPSの表示を確認する
PSEは国内で電気製品を売るのに必要な安全基準だ。ここで大事なのは形で、USB充電器は「特定電気用品」に当たるためひし形のPSEマークが必要になる。丸型では要件を満たさないので、パッケージや本体の刻印がひし形かを見てほしい。
PPSはAndroidの一部機種が使う急速充電の規格で、対応していると充電がより速くなることがある。iPhoneしか使わないなら気にしなくていい。
安い・コスパ枠(〜5,000円)
まず3千円〜5千円の実用帯から。この価格帯で65Wの2ポート機が買えるので、学生の最初の1個はここで足りることが多い。
1. CIO NovaPort DUO II(65W・2ポート)
👍 良い点
- 2ポート65Wで3千円台という価格対性能
- 接続機器に応じて出力を自動で振り分ける
- USB-C×2なので最近の機器はそのまま挿せる
- MacBook Air+スマホの同時充電に対応
- 国内メーカーでPSE表示とサポート窓口が明確
👎 気になる点
- 2ポート同時使用時は1ポートあたりの出力が下がる
- USB-Aがなく旧機器には変換が要る
- 1ポート機と比べると本体はひとまわり大きい
- 総出力65Wなのでノートパソコン2台の同時充電はできない
- 100W級と比べるとPro 16インチには非力
2ポート65Wが3千円台。PCとスマホを挿すと出力を自動で振り分けるので、挿す順番を気にしなくていい。最初の1個として一番バランスが良い。
こんな人に:PCとスマホを1個でまとめたい
2. UGREEN Nexode 65W(3ポート)
👍 良い点
- 3ポートでPC・スマホ・イヤホンを一度にまかなえる
- USB-Aが1つあり古いケーブルをそのまま使える
- GaN採用で65W級としては小型
- 4千円弱で3ポート65Wという価格対性能
- USB-C側は最大65Wで、ノートパソコンを高速充電できる
👎 気になる点
- 3ポート同時では1ポートあたりの出力が大きく下がる
- 1ポート機より本体は大きい
- 1ポート機と比べると厚みがありカバンの中でかさばる
- USB-Aは急速充電の規格が限られる
- 海外ブランドでサポートは国内メーカーほど手厚くない
USB-C×2+USB-A×1の3ポートで4千円弱。USB-Aが1つ残っているので、古いケーブルやイヤホンの充電器を捨てずに済む。
こんな人に:USB-A機器がまだ手元にある
3. エレコム EC-AC8565BK(65W・1ポート)
👍 良い点
- 3千円ほどで65Wという価格対出力が最も良い
- 65WあればMacBook Airを高速充電できる
- PPS対応でAndroidの急速充電規格にも合う
- スイング式プラグでコンセント周りに干渉しにくい
- 国内メーカーでサポート窓口が日本語
👎 気になる点
- ポートが1つで同時充電はできない
- USB-Aがないので古い機器は別途変換が要る
- 同価格帯の2ポート機より拡張性は劣る
- デザインは実用一辺倒
- MacBook Pro 14/16の最速充電には届かない
3千円ちょうどで65Wが手に入る、この記事の「本当に安いが良品」枠。MacBook Airや13〜14インチのノートパソコンまで、1ポートで面倒を見られる。
こんな人に:安く済ませたいがPCも充電したい
4. Anker 511 Charger(Nano 3, 30W)
👍 良い点
- iPhone・iPad・Androidを1台ずつ急速充電するには十分
- GaN採用で30W級としてはかなり小型
- 折りたたみプラグで持ち歩きに強い
- iPhone・iPad・スマホもこれ1つでまかなえる
- 3千円弱でGaNの小型機が買える
👎 気になる点
- ポートが1つでスマホと同時に充電できない
- ノートパソコンは充電できても高速充電にはならない
- USB-Aがなく古い機器には変換が要る
- 30W固定で、あとからノートPC用に使い回しにくい
- 20W機と比べると価格は約1.6倍
30Wの1ポート機。手のひらに収まる30Wの1ポート機。スマホとタブレット用の軽量な2個目として、カバンに常備しておくのに向く。
こんな人に:スマホ・タブレット用の軽い2個目
5. Anker Nano Charger(20W)
👍 良い点
- 1,690円と最安級で、予備をもう1つ買いやすい
- 20Wで公称の急速充電(30分で最大50%)に対応
- 折りたたみプラグでカバンの中で引っかからない
- PowerIQ 3.0で機種に合わせて出力を調整
- PSE技術基準適合で国内利用の安全基準を満たす
👎 気になる点
- 20WではノートPCを充電できない
- ポートが1つなので同時充電は不可
- iPad Proのような大型タブレットには力不足
- PPS非対応で一部Android機の最速充電は使えない
- 将来PCを買うと結局買い直しになる
1,690円で買える20Wの1ポート機。iPhoneの公称の急速充電はこれで足りる。ただし直近の機種はもっと高い出力にも対応するので、最速を求めるなら30W以上を選ぶことになる。ノートパソコンは充電できない。
こんな人に:スマホだけ急速充電できればいい
6. Anker Nano Charger(45W, Display)
👍 良い点
- 出力ワット数が本体ディスプレイに表示される
- 45WならMacBook Airも充電できる(高速充電にはならない)
- スイングプラグでコンセントに合わせて向きを変えられる
- ケーブルや機器の不調を数字で切り分けられる
- 4千円弱でディスプレイ付きは他にほぼない
👎 気になる点
- ポートが1つで同時充電はできない
- 45WはMacBook Pro 14/16には力不足
- ディスプレイのぶん同出力機より少し大きい
- 表示は充電中のみで常時点灯ではない
- USB-Aがない
いま何Wで充電できているかが本体の画面に出る45W機。「ちゃんと急速充電できているか」を目で確認できるのはこの1台だけ。
こんな人に:充電できているか不安になりがちな人
この枠だけで比べると次の順になる。
| 総合 | 製品 | 種類 | 値段 | 最大出力 | ポート構成 | 出力の余裕 | 同時充電 | ポート数 | 携帯性 | コスパ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.02 | CIO NovaPort DUO II(65W・2ポート) | 2ポート標準 | 65W | USB-C×2 | ★4.5 | ★4.5 | ★3.0 | ★3.5 | ★4.0 | 自動振り分け | |
| 23.77 | UGREEN Nexode 65W(3ポート) | 3ポートGaN | 65W | USB-C×2+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.5 | ★4.5 | ★3.0 | ★3.5 | GaN | |
| 33.38 | エレコム EC-AC8565BK(65W・1ポート) | 1ポートスイング | 65W | USB-C×1 | ★4.5 | ★1.0 | ★1.0 | ★4.5 | ★4.5 | スイングプラグ | |
| 43.01 | Anker 511 Charger(Nano 3, 30W) | 1ポートGaN | 30W | USB-C×1 | ★2.5 | ★1.0 | ★1.0 | ★5.0 | ★4.5 | 折りたたみプラグ | |
| 52.95 | Anker Nano Charger(20W) | 1ポート小型 | 20W | USB-C×1 | ★1.5 | ★1.0 | ★1.0 | ★5.0 | ★5.0 | 折りたたみプラグ | |
| 62.73 | Anker Nano Charger(45W, Display) | 1ポート表示付 | 45W | USB-C×1 | ★3.0 | ★1.0 | ★1.0 | ★4.5 | ★3.5 | ディスプレイ搭載 |
中位枠(5,000〜8,000円)
5千円〜8千円は「薄さ」「ポート数」「純正」といった付加価値にお金を払う帯だ。出力そのものは安い枠と大きく変わらない。
7. CIO NovaPort SLIM DUO(67W・2ポート)
👍 良い点
- 厚さ約14mmで同出力帯では最も薄い部類
- 2ポート67WでPCとスマホを同時にまかなえる
- 薄いのでガジェットポーチの隙間に収まる
- MacBook Air+iPhoneの組み合わせに過不足がない
- 国内メーカーで日本語サポートがある
👎 気になる点
- 薄い形状のぶん設置時に安定しにくい場面がある
- 2ポート同時では出力が分散する
- USB-Aがない
- 同ブランドの通常型より価格は高め
- MacBook Pro 16インチの最速充電には届かない
厚さ約14mmの薄型2ポート機。ノートPC用のスリーブやガジェットポーチに、板のようにすっと入る。持ち歩きが多い人向け。
こんな人に:毎日カバンに入れて持ち歩く
8. Anker 735 Charger(GaNPrime 65W)
👍 良い点
- USB-C×2+USB-A×1の3ポートで65W
- 折りたたみプラグで持ち歩きにも対応
- GaNPrimeで65W級としては小型
- 定番モデルでレビュー・情報が多く判断しやすい
- Ankerの保証・サポート窓口が使える
👎 気になる点
- 3ポート同時では出力が分散する
- 同出力の3千円台モデルと比べると割高
- MacBook Pro 16インチの最速充電には届かない
- 本体は1ポート機よりかなり大きい
- USB-Aポートの出力は控えめ
Ankerの定番3ポート65W。折りたたみプラグで持ち歩けて、机でも出先でも同じ1個で回せる。情報も出回っていて選んで外しにくい。
こんな人に:1個で全部・定番から選びたい
9. CIO NovaPort QUAD II(67W・4ポート)
👍 良い点
- 4ポートで机の上の充電をまとめて置き換えられる
- USB-C×3+USB-A×1で新旧どちらの機器も挿せる
- コンセントの口を1つしか占有しない
- 接続状況に応じて出力を振り分ける
- 国内メーカーで保証・サポートが明確
👎 気になる点
- 4ポート同時では1ポートあたりの出力がかなり下がる
- 本体が大きく持ち歩きには不向き
- 総出力67WなのでPCを2台同時充電するのは無理
- 価格は2ポート機より高い
- 据え置き前提でプラグの折りたたみ性は重視されていない
4ポートで67W。PC・スマホ・イヤホン・スマートウォッチまで、机の上の充電をこれ1つに集約できる。電源タップの口を空けたい人に。
こんな人に:机の充電器を1つにまとめたい
10. Apple デュアルUSB-Cポート搭載35W電源アダプタ
👍 良い点
- Apple純正で相性トラブルの心配が最も少ない
- 2ポートでMacBook AirとiPhoneを同時に充電できる
- Apple StoreやApple正規店で修理・交換の相談ができる
- デザインがMac/iPhoneと統一される
- コンパクトな筐体で持ち運びやすい
👎 気になる点
- 合計35Wで、同価格帯の他社65W機より出力が低い
- 価格が7千円台と割高
- 2ポート同時では17.5W+17.5Wに分かれ、パソコンの充電はかなり遅くなる
- USB-Aがない
- MacBook Proの高速充電には非対応
Apple純正の2ポート35W。MacBook Airに付属するアダプタと同系統で、純正で揃えたい人や、サードパーティに不安がある人向け。
こんな人に:純正で揃えたい・相性の不安をなくしたい
この枠だけで比べると次の順になる。
| 総合 | 製品 | 種類 | 値段 | 最大出力 | ポート構成 | 出力の余裕 | 同時充電 | ポート数 | 携帯性 | コスパ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13.91 | CIO NovaPort SLIM DUO(67W・2ポート) | 2ポート薄型 | 67W | USB-C×2 | ★4.5 | ★4.5 | ★3.0 | ★5.0 | ★3.0 | 厚さ約14mm | |
| 23.43 | Anker 735 Charger(GaNPrime 65W) | 3ポート携帯 | 65W | USB-C×2+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.5 | ★4.5 | ★4.0 | ★2.0 | 折りたたみプラグ | |
| 33.41 | CIO NovaPort QUAD II(67W・4ポート) | 4ポート据置 | 67W | USB-C×3+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.0 | ★5.0 | ★3.0 | ★2.5 | 4ポート | |
| 42.77 | Apple デュアルUSB-Cポート搭載35W電源アダプタ | 2ポート純正 | 35W | USB-C×2 | ★2.5 | ★2.5 | ★3.0 | ★4.0 | ★2.5 | Apple純正 |
上位枠(8,000円〜)
8千円以上は総出力100W級と上位ライン。MacBook Pro 14/16インチを使っているか、机の充電を完全に集約したい人だけが対象になる。
11. Anker Prime Charger(100W・3ポート)
👍 良い点
- 総出力100WでMacBook Pro 14インチを高速充電できる
- 3ポート同時でも出力に余裕がある
- 折りたたみプラグで100W級としては持ち歩ける
- USB-C×2+USB-A×1で機器を選ばない
- 1台でPCの純正アダプタを置き換えられる
👎 気になる点
- 9千円弱と価格は高い
- 100Wを使い切るには5A対応のUSB-Cケーブルが要る
- 本体は重く大きい
- MacBook Airだけなら明確に過剰。16インチの付属140Wには届かない
- 発熱は小型機より大きくなりやすい
総出力100Wの3ポート。MacBook Pro 14インチの付属アダプタ(70W・上位構成96W)を置き換えられるラインで、パソコンとスマホを同時に挿しても余裕がある。
こんな人に:MacBook Pro 14インチを使っている
12. CIO NovaPort QUAD II(100W・4ポート)
👍 良い点
- 総出力100Wを4ポートに配れる
- USB-C×3+USB-A×1で新旧どの機器も挿せる
- PC充電中でも他の機器に回す余裕がある
- コンセントの口を1つしか使わない
- 国内メーカーで保証・サポートが明確
👎 気になる点
- 1万円前後と本記事で最も高い
- 本体が大きく持ち歩きには向かない
- 4ポート全部を使うと1ポートあたりの出力は下がる
- 100Wを引き出すには対応ケーブルが必要
- スマホだけの人には完全に過剰
100Wを4ポートに配る据え置きの本命。PCを充電しながら他3つも挿せるので、机の充電まわりがこれ1つで完結する。
こんな人に:据え置きで机の充電を完全に集約したい
13. Anker Prime Wall Charger(67W・3ポート)
👍 良い点
- USB-C×2+USB-A×1の3ポートで総出力67W
- USB-C×2+USB-A×1で新旧の機器を同時に挿せる
- GaN採用で67W級としては小型
- 上位ラインで筐体の質感が良い
- Ankerの保証・サポートが受けられる
👎 気になる点
- 8千円台と価格は高め
- 735との出力差は2Wで体感できない
- 3ポート同時では出力が分散する
- 本体は据え置き寄りの大きさ
- Pro 16インチの付属140Wと同じ速度は出せない
上位ラインPrimeの67W 3ポート。735とは総出力2Wの差しかなく、出力面では実質同等。違いは筐体の質感と配分ロジックで、そこに5百円を払うかどうか。
こんな人に:上位ラインの質感と出力が欲しい
この枠だけで比べると次の順になる。
| 総合 | 製品 | 種類 | 値段 | 最大出力 | ポート構成 | 出力の余裕 | 同時充電 | ポート数 | 携帯性 | コスパ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13.61 | Anker Prime Charger(100W・3ポート) | 3ポート大型 | 100W | USB-C×2+USB-A×1 | ★5.0 | ★5.0 | ★4.5 | ★3.5 | ★1.5 | 折りたたみプラグ | |
| 23.27 | CIO NovaPort QUAD II(100W・4ポート) | 4ポート据置 | 100W | USB-C×3+USB-A×1 | ★5.0 | ★4.5 | ★5.0 | ★2.5 | ★1.0 | 4ポート | |
| 33.20 | Anker Prime Wall Charger(67W・3ポート) | 3ポート据置 | 67W | USB-C×2+USB-A×1 | ★4.5 | ★3.5 | ★4.5 | ★3.5 | ★1.5 | GaN |
学生におすすめ3選
13製品を挙げたので、用途別に3つへ絞る。なお総合スコア順ではなく用途別に選んでいる。エレコムは総合7位だが、「1ポートでいいから安く65Wが欲しい」という需要には最短で答えるので入れた。
- 最初の1個なら → CIO NovaPort DUO II(65W・2ポート) … 3千円台で65Wの2ポート。パソコンとスマホを1個でまかなえて、出力の振り分けも自動。迷ったらこれで外さない。
- とにかく安く済ませるなら → エレコム EC-AC8565BK(65W・1ポート) … 3千円ちょうどで65W。同時充電はできないが、「パソコンを充電できる充電器」としては最安クラスで、安かろう悪かろうではない国内メーカー品。
- MacBook Pro 14インチなら → Anker Prime Charger(100W・3ポート) … 100Wを3ポートに配れるので、パソコンを高速充電しながらスマホも挿せる。なお16インチは付属が140Wなので、同じ速度を求めるなら140W級が要る。
2ポート65Wが3千円台。PCとスマホを挿すと出力を自動で振り分けるので、挿す順番を気にしなくていい。最初の1個として一番バランスが良い。
こんな人に:PCとスマホを1個でまとめたい
3千円ちょうどで65Wが手に入る、この記事の「本当に安いが良品」枠。MacBook Airや13〜14インチのノートパソコンまで、1ポートで面倒を見られる。
こんな人に:安く済ませたいがPCも充電したい
よくある失敗
- ワット数だけ見てポート数を無視した。65Wの1ポート機を買ってから「スマホも同時に挿したい」と気づき、結局2個目を買うことになる。最初に同時充電したい台数を数えておく。
- 逆に、ポート数だけ見て総出力を無視した。4ポートでも総出力67Wなら、パソコンを充電しながら他を挿すと目に見えて遅くなる。ポート数と総出力はセットで見る。
- ケーブルが出力に対応していなかった。USB-Cケーブルには通せる電力の上限があり、60W(3A)を超えるなら5A対応のケーブル、240Wなら対応品が要る。65W機を買っても手持ちのケーブルが3Aまでなら60Wで頭打ちになる。充電器を替えたのに速くならない場合、原因はケーブル側のことが多い。
- PSEマークを確認しなかった。USB充電器に必要なのはひし形のPSEで、丸型や無表示の格安品は避ける。数百円の差で安全基準を落とす意味はない。
- 付属アダプタと同じ出力を買い直した。パソコンに30Wが付属しているのに30W機を買い足しても、増えるのは個数だけだ。パソコンにも使う2個目なら65W以上にすると使い回しが効く(スマホ専用の軽量な2個目として30W機を選ぶのは別の話)。
まとめ
USB-C充電器選びは、**「何を充電するか → 必要ワット数 → 同時に挿す台数」**の順に決めれば迷わない。ノートパソコンを充電するなら65Wが基準線で、その2ポート機が3千円台からある以上、最初の1個はここから選ぶのが合理的だ。
逆に、ポート数の多さや100Wという数字に惹かれて予算を上げても、MacBook Airしか充電しないなら体感は変わらない。自分の機器に必要な数字を先に決めてから製品を見る。それだけで選択肢は一気に絞れる。
充電まわりをもう少し整えるなら、こちらもあわせてどうぞ。
関連記事 モバイルバッテリーのおすすめと選び方。学生向けに比較 コンセントのない場所ではこちら。容量と出力の決め方から実売価格つきで。 読む → 関連記事 USB-Cハブのおすすめと選び方。学生・Mac向けに比較 給電つきハブならケーブル1本で充電と拡張がまとまる。 読む →よくある質問
学生が最初に買うUSB-C充電器は何Wがいい?
MacBook Airやノートパソコンも充電するなら65Wが基準。スマホだけなら20Wで足りる。65Wの2ポート機なら3千円台からあり、パソコンとスマホを1個でまかなえるので、最初の1個としては65W・2ポートが最も外しにくい。
ポートは多いほうがいい?
そうとは限らない。ワット数は本体全体の合計で、挿した機器で分け合う。ただし均等割りではなく、多くの製品は1つ目のポートに優先して配る(65Wの3ポート機なら45W+10W+10Wなど)。重要なのはポート数より「2台挿したときの配分」で、同じ65Wでも45W+18Wの機種と30W+30Wの機種では、パソコンの充電速度が変わる。メーカーの製品ページにある組み合わせ表を確認してほしい。
GaN(窒化ガリウム)充電器は何が違う?
GaNは電気を流す部品の素材で、従来のシリコンより発熱が少なく高い電圧を扱える。そのぶん内部の部品を小さくでき、同じワット数でも本体をひとまわり小さく作れる。性能そのものが上がるわけではなく、同じ出力で小型・軽量になるのが利点。
MacBook Proには100Wの充電器が必要?
14インチは70W(上位構成は96W)、16インチは140Wが付属する。65Wや100Wでも充電自体はできるが、負荷の高い作業をしながらだと追いつかないことがある。14インチなら100W級で足り、16インチで付属と同じ速度を出したいなら140W級が要る。