USB DAC(ヘッドホンアンプ)おすすめ9選!入門は1万円台まで【2026年10月版】

スマホにイヤホン端子が無い、PCに挿すと音量が足りない。USB DACはそこを埋める機器だが、千円台から4万円まで幅がある。
結論 端子を補うだけならApple純正アダプタ(約1,390円)で足りる。ハイレゾ(48kHz超)を外部で鳴らすにはDACが要るとAppleが案内していて、入門はFiiO KA11(約5,439円)、4.4mm付きならKA13(約13,321円)。LightningのiPhoneに付属品だけでつなげるのは、変換アダプタ付きのGO link 2/GO link 2 Maxと、Lightningケーブル付きのKA13。FiiO・iFiの専用アプリはAndroid向け(iOS非対応の記載)。
価格は2026年10月時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格を確認してください。この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載商品の選び方・星の意味・実際に所有している機材は評価基準で公開しています。
目次 / INDEX
USB DACが要る人、要らない人
USB DACは、スマホやPCから出るデジタルの音をアナログに変えて、イヤホンやヘッドホンを鳴らすための小さな機器だ。ヘッドホンアンプと一体になっている製品がほとんどで、この記事の9製品もすべてヘッドホン端子を持つ。
筆者が普段使っているのは有線ヘッドホンのSONY MDR-CD900STで、今回の9製品はどれも持っていない。メーカー公式と商品ページの仕様を並べて比べた調査記事だ。
買ったほうがいいのはこの4つ
- 端子がそもそも無い:USB-CのiPhone(15以降)や、イヤホン端子の無いAndroid。最低でも変換アダプタが要り、Apple純正のUSB-C - 3.5mmアダプタも中身は小さなDACだ
- 48kHzを超える音源を聴きたい:Appleのサポートページは、iPhoneやiPadで「48kHzを上回る曲を聴く場合」に外付けのDAコンバータが必要と書いている。Macも同じ案内で、WindowsとAndroidは必要な場合がある、という書き方だ
- 音量が足りない:インピーダンス(電気の通りにくさ)が300Ω級のヘッドホンは、出力の小さいアダプタでは音量に余裕が出にくい
- PCに直挿しするとノイズが乗る:PCの中のノイズ源から回路を離せる、と説明する記事は多い。ただPCごとに差があり、どれだけ減るかの数字は見つからなかった
逆に、スマホに付いてきた有線イヤホンで動画を見る・通話する程度なら、千円台のApple純正アダプタで足りる。今のイヤホン端子で不満が無い人も、急いで買わなくていい。
録音もするならオーディオインターフェース
この記事はリスニング専用の機器に絞った。マイクや楽器をつないで録音もしたいなら、入力端子を持つ機器が要る。
その場合は大学生向けオーディオインターフェースおすすめ13選のほうが合う。オーディオインターフェースにもヘッドホン端子があるので、録音と再生を1台で済ませられる。
USB DACの選び方
9製品を並べると、差が出るのは形・出力・端子・iPhoneとの相性の4つだった。ハイレゾ対応はもう差にならない。
形で3つに分かれる
- ケーブル型:Apple純正アダプタ。いちばん小さく安いが、出力の公称値が無い
- スティック型:KA11からKA17まで。スマホにもPCにも挿せて、重さは7.8〜33.5g
- 据え置き型:FiiO K11とiFi ZEN DAC 3。机に置いて使い、K11はACアダプタが必須、ZEN DAC 3はUSBの電気だけで動く
持ち歩くならスティック型、机のPCでヘッドホンを使うだけなら据え置き型も候補になる。
出力(mW)は32Ωの値で比べる
メーカーの出力表示は「〇mW(32Ω)」が基本だ。32Ω前後はイヤホンや一般的なヘッドホンでよくある値で、同じ32Ωの数字どうしなら比べられる。
300Ω級のヘッドホンを使うなら、「300Ω」で書かれた値を見る。例えばGO link 2は32Ωで79mWでも、300Ωでは14mWになる。
何mWあれば足りるかは、ヘッドホンの感度(同じ電力でどれだけ大きな音が出るか)で変わり、一律の基準は無い。イヤホン中心ならスティック型、300Ω級の開放型ヘッドホンまで鳴らすなら300Ωの公称値が大きい据え置き型、と用途で分けると迷いにくい。
4.4mmバランス出力は、プラグが合うかで決まる
同じ製品でも、4.4mmのバランス出力のほうが出力は大きい。KA13は3.5mmで170mW、4.4mmで550mW(デスクトップモード時・32Ω)だ。
ただし使えるのは、4.4mmプラグのイヤホンやケーブルを持っている場合だけ。今の3.5mmのイヤホンで使うなら、4.4mmの有無で選ばなくていい。
iPhoneで使えるか
USB-CのiPhoneなら、USB-C接続のDACをそのまま挿せる。差が出るのは、LightningのiPhoneと専用アプリだ。
| 製品 | LightningのiPhone | 専用アプリ |
|---|---|---|
| Apple USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ | 挿せない(USB-C用) | なし |
| FiiO KA11 | 変換アダプタの付属記載なし | 「FIIO Control」(Android向け) |
| iBasso Jr. Macaron | 変換アダプタの付属記載なし | 「iBassoUAC」(Android専用) |
| iFi audio GO link 2 | Lightning変換アダプター付属 | 全機能はAndroid専用 |
| FiiO KA13 | USB-C to Lightningケーブル付属 | iOS版FIIO Controlには非対応 |
| iFi audio GO link 2 Max | Lightning変換アダプター付属 | 全機能はAndroid専用 |
LightningのiPhoneで追加の買い物なしに使えるのは、iFiのGO link 2とGO link 2 Max、Lightningケーブルが付属するFiiO KA13の3つだった。iPhoneでは、ゲインやフィルターといった設定をアプリから変えられないことがある。
ハイレゾ・DSD・MQAは比較の決め手にならない
Apple純正アダプタを除く8製品は、どれもPCM 384kHz・DSD256以上に対応している。ハイレゾ対応はもう差がつかないので、比較表には入れていない。
MQAも、今から選ぶ理由にはなりにくい。MQAで配信していたTIDALは、2024年7月にMQAの配信を終えてFLACに切り替えた。9製品でMQAに対応するのはFiiO KA17とiFi ZEN DAC 3だけだ。
9製品の比較表
総合点は、スマホやPCで有線イヤホン・ヘッドホンを聴く大学生が使ったときの、出力・持ち運び・iPhoneでの使いやすさと価格のつり合いで付けた5点満点。
| 総合 | 製品名 | 価格 | 出力の余裕 | 持ち運び | iPhone向き | 価格の安さ | 形 | 3.5mm等の出力(32Ω) | 4.4mmバランス(32Ω) | 300Ω級での出力 | 重さ | Lightning変換 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13.90 | FiiO KA13 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥13,321 | Yahoo!¥14,660 | 4.0 | 3.0 | 5.0 | 3.0 | スティック | 170mW | 550mW(デスクトップモード時) | 公称なし | 約18.5g(ケーブル除く) | ケーブル付属 |
| 23.68 | FiiO KA11 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥5,439 | Yahoo!¥5,439 | 3.0 | 5.0 | 3.5 | 4.0 | スティック | 200mW | なし | 公称なし | 約8.5g | 付属なし |
| 33.55 | iFi audio GO link 2 Max | Amazon価格を見る | 楽天市場¥17,720 | Yahoo!¥17,719 | 3.0 | 4.0 | 5.0 | 2.0 | スティック | 100mW | 241mW | 2V(3.5mm)/4V(4.4mm)・300Ω | 11.5g | 付属 |
| 43.50 | iFi audio GO link 2 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥11,970 | Yahoo!¥11,970 | 2.0 | 5.0 | 5.0 | 3.0 | スティック | 79mW | なし | 14mW(300Ω) | 7.8g | 付属 |
| 53.33 | iBasso Jr. Macaron | Amazon価格を見る | 楽天市場¥10,450 | Yahoo!¥9,500 | 3.0 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | スティック | 1.65Vrms(電圧表示) | 2.6Vrms(電圧表示) | 2.0Vrms(3.5mm・300Ω) | 16g | 付属なし |
| 63.10 | FiiO KA17 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥26,642 | Yahoo!¥26,642 | 4.0 | 2.0 | 3.5 | 1.5 | スティック | 270mW | 650mW(デスクトップモード時) | 公称なし | 約33.5g(ケーブル除く) | 付属なし |
| 73.03 | Apple USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ | Amazon価格を見る | 楽天市場¥1,390 | Yahoo!¥2,280 | 1.0 | 5.0 | 3.5 | 5.0 | ケーブル | 公称なし | なし | 公称なし | 公称なし | 対象外(USB-C用) |
| 82.93 | FiiO K11 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥23,867 | Yahoo!¥26,270 | 5.0 | 1.0 | 2.0 | 1.5 | 据え置き(AC電源) | 520mW(6.35mm) | 1400mW以上 | 60mW以上(6.35mm)/250mW以上(4.4mm) | 約407g | 対象外 |
| 92.45 | iFi audio ZEN DAC 3 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥39,963 | Yahoo!¥39,963 | 4.0 | 1.0 | 2.0 | 1.0 | 据え置き(USB給電) | 210mW超(6.3mm) | 300mW超 | 18mW(6.3mm)/70mW(4.4mm)・600Ω | 456g | 対象外 |
出力の余裕の星は、32Ωと300Ω級の公称値、4.4mmの有無で付けた。持ち運びの星は、重さと形、スマホに挿したままにできるかで決めている。mWの数字だけでは自分のヘッドホンに足りるか判断しにくいので、この2つは星にした。
Macaronは出力を電圧(Vrms)で公表しているため、mWの列には換算せずそのまま載せた。
1位のKA13は、1万円台前半で3.5mmと4.4mmの両方を持ち、出力も大きい。2位のKA11は5千円台で3.5mmから200mWを出し、学生が最初に買う1台として扱いやすい。
K11とZEN DAC 3は出力では上位だが、持ち歩けないうえに価格も高く、総合では下に置いた。Apple純正アダプタは最安でも、出力の公称値が無いぶん点を抑えている。
千円台と5千円台の2つ
端子を補うだけか、音量にも余裕を持たせるかで分かれる。差額は約4,000円だ。
1. Apple USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ
👍 良い点
- 約1,390円で9製品中の最安
- Apple純正でUSB-CのiPhone・iPad・Macに挿すだけ
- ケーブル型で持ち歩いてもかさばらない
- 設定やアプリが要らない
- 動画や通話で有線イヤホンを使う程度なら足りる
👎 気になる点
- 出力(mW)の公称値が無い
- 対応サンプリングレートの公称値が見つからない
- 4.4mmバランス出力が無い
- LightningのiPhoneには挿せない
- 旧型番MU7E2FE/Aの出品が混ざりやすい
USB-CのiPhoneやiPad、Macの端子を3.5mmのイヤホン端子に変える、Apple純正のケーブル型アダプタ。中に小さなDACが入っていて、端子の無い機種でも有線イヤホンを鳴らせる。出力やサンプリングレートの公称値は、Appleの公式ページでは見つけられなかった。
こんな人に:端子が無いのを補うだけ、まず千円台で試したい
2. FiiO KA11
👍 良い点
- 約5,439円で3.5mmから最大200mW(32Ω)
- 約8.5gと軽い
- UAC1.0モードでSwitchやPS5にも使える
- 楽天の商品ページで対応機器にiOSの記載がある
- ブラックとシルバーの2色
👎 気になる点
- 4.4mmバランス出力が無い
- 専用アプリ「FIIO Control」はAndroid向け
- 300Ω負荷の公称値が無い
- Lightning版の記載が無い
- ケーブルを交換できるかは確認できなかった
重さ約8.5gのスティック型で、3.5mmから最大200mW(32Ω)を出す。5千円台のDACとしては出力が大きく、9製品の3.5mm側ではKA13の170mWを上回る。UAC1.0モードに切り替えると、Nintendo SwitchやPlayStation 5にも挿して使える(AV Watch)。
こんな人に:初めてのUSB DACを5千円台で、イヤホン中心に使いたい
イヤホンで動画を見るだけならApple純正、音楽を聴く時間が長いならKA11。KA11は3.5mmだけなので、4.4mmのイヤホンを持っているなら次の価格帯を見たほうがいい。
1万円前後のスティック型
1万円を出すと、4.4mmバランス出力かLightning変換アダプタのどちらかが付いてくる。どちらが要るかで選ぶ価格帯だ。
1. iBasso Jr. Macaron
👍 良い点
- 1万円前後で4.4mmバランス出力付き
- 色が4色から選べる
- 重さ16g
- 3.5mm側の出力インピーダンスは0.1Ω未満と公表
- 楽天の商品ページで対応OSにAndroid・iOS・Windows・macOSの記載
👎 気になる点
- 出力が電圧表示で、mWの製品と比べにくい
- 専用アプリ(iBassoUAC)はAndroid専用
- Lightning変換の付属記載が無い
- 楽天の価格は国内発売時の通常販売価格9,405円より高い
- 本体とケーブルが分かれていて、持ち物が2つになる
3.5mmと4.4mmの両方を持つスティック型で、DACチップCS43131を2基積む。出力はmWではなく電圧で公表していて、3.5mmは1.65Vrms、4.4mmは2.6Vrms(どちらも32Ω負荷)。色は4色ある。
こんな人に:1万円前後で4.4mmも挿せて、色でも選びたい
Macaronは、4.4mmを1万円前後で使いたい人や、色で選びたい人に合う。次のGO link 2は4.4mmを持たない代わりに、LightningのiPhoneに対応する。
2. iFi audio GO link 2
👍 良い点
- Lightning変換とUSB Type-A変換のアダプターが付属
- 7.8gで9製品中もっとも軽い
- 300Ω負荷の出力値まで公表している
- 2026年5月発売の新しい製品
- 本体は137×12×7.6mmと細い
👎 気になる点
- 3.5mmの出力79mW(32Ω)はKA11の200mWより小さい
- 4.4mmバランス出力が無い
- iFi Nexisアプリの全機能はAndroid専用
- 楽天の価格は市場予想価格10,780円前後より高い
- 300Ω級のヘッドホンでは出力が14mWにとどまる
重さ7.8gで9製品中もっとも軽いスティック型。付属品にUSB Type-C to Lightningアダプターがあり、LightningのiPhoneでも追加の買い物なしでつなげる。出力は3.5mmで79mW(32Ω)、14mW(300Ω)と、300Ωの値まで公表している。
こんな人に:LightningのiPhoneで、有線イヤホンを鳴らしたい
LightningのiPhoneで、3.5mmだけで足りて軽さを取るならGO link 2。次のKA13もLightningケーブルが付属するので、4.4mmや出力を重視するならそちらも比べたい。
1万円台前半の定番
3.5mmと4.4mmの両方を持ち、出力も大きい。USB-CのスマホとPCで使うなら、9製品の中心になる1台だ。
1. FiiO KA13
👍 良い点
- 4.4mmでデスクトップモード時550mW(32Ω)
- 1万円台前半で3.5mmと4.4mmの両方
- USB-C用とLightning用のケーブルが付属
- ケーブルを着脱できる
- 3.5mm端子からS/PDIFのデジタル出力もできる
👎 気になる点
- 約18.5g(ケーブル除く)でスティック型では重め
- 550mWはデスクトップモード時の値
- iOS版FIIO Controlには非対応
- 3.5mm出力はS/PDIF出力と排他
- 3.5mm側は170mWでKA11の200mWより小さい
3.5mmと4.4mmの両方を持ち、CS43131を2基積んだスティック型。出力は3.5mmで170mW、4.4mmで550mW(どちらも32Ω)で、550mWはデスクトップモードのときの値だ。付属ケーブルはUSB-C用とLightning用の2本で、LightningのiPhoneにもつなげる。
こんな人に:迷ったら、イヤホンもヘッドホンもこれ1台で
4.4mmのイヤホンを持っているか、これから買うならKA13。ただ重さは約18.5g(ケーブル除く)で、KA11の約8.5gの2倍以上ある。スマホに挿したまま持ち歩くなら、軽いKA11も比べておきたい。
1万円台後半から2万円台のスティック型
ここからは、学生が最初に買うには高い価格帯になる。軽さを保ったまま4.4mmとLightningに対応したいか、スティック型で出力を最大まで取りたい人向けだ。
1. iFi audio GO link 2 Max
👍 良い点
- Lightning変換アダプター付属で4.4mmも使える
- 11.5gと軽い
- 300Ω負荷の出力値(3.5mmで2V・4.4mmで4V)まで公表
- 旧型GO link Maxの14.5gより3g軽い
- USB Type-C to A変換も付属
👎 気になる点
- 楽天の価格は市場予想価格15,950円前後より約1,800円高い
- KA13より高く、4.4mmの出力は241mWと小さい
- iFi Nexisアプリの全機能はAndroid専用
- 最大信号時の消費電力は約3.2W
- 旧型GO link Maxと名前が似ていて取り違えやすい
GO link 2に4.4mmバランス出力を足した上位版で、2026年8月発売。出力は4.4mmで最大241mW、3.5mmで最大100mW(どちらも32Ω)。GO link 2と同じく、Lightning変換アダプターが付属する。
こんな人に:LightningのiPhoneで、軽いまま4.4mmのイヤホンも使いたい
2. FiiO KA17
👍 良い点
- 4.4mmで650mW(32Ω)とスティック型で最大級
- 3.5mmでも270mW(32Ω)
- デスクトップモード対応
- MQAのフルデコードに対応
- BlackとBlueの2色
👎 気になる点
- 約26,642円で学生向けの中心価格帯を超える
- 約33.5g(ケーブル除く)でスマホに挿したままだと重い
- Lightningケーブルは付属品に無い
- バッテリー消費の公称値が見つからない
- MQAはTIDALが配信をやめていて使いどころが少ない
DACチップES9069Qを2基積んだ、スティック型では大きめの上位機。デスクトップモードでは4.4mmから650mW(32Ω)を出し、3.5mmは国内代理店の仕様で270mW(32Ω)。MQAのフルデコードにも対応する。
こんな人に:スティック型で、出力をできるだけ大きく取りたい
GO link 2 Maxの強みは、Lightningと4.4mmに対応しながら11.5gと軽いことだ。重さを気にしないなら、約4,400円安いKA13もLightningケーブルが付属し、4.4mmの出力も大きい。
机に置く据え置き型
PCの横に置いてヘッドホンを使うなら、据え置き型も選べる。2つとも3.5mm端子が無いので、イヤホンで使うなら変換プラグが要る。K11には6.3mmから3.5mmへの変換アダプタが付属する。
1. FiiO K11
👍 良い点
- 4.4mmで1400mW以上(32Ω)
- 300Ωでも6.35mmで60mW以上・4.4mmで250mW以上
- 光・同軸入力でテレビやゲーム機もつなげる
- 2万円台前半で買える据え置き型
- 左右独立構成のヘッドホンアンプ回路
👎 気になる点
- ACアダプタが必須でUSBの電気だけでは動かない
- 3.5mm端子が無く、イヤホンは付属の変換アダプタ経由になる
- 約407gで持ち歩けない
- 147×133mmの置き場所が要る
- マイク入力が無く録音には使えない
ACアダプタで動く据え置き型で、4.4mmバランスから1400mW以上(32Ω)、300Ωでも250mW以上を出す。USB-Cに加えて光と同軸のデジタル入力があり、テレビやゲーム機の音も入れられる。ヘッドホン端子は6.35mmと4.4mmで、3.5mmは無い。
こんな人に:机に据えて、300Ω級の開放型ヘッドホンも鳴らしたい
2. iFi audio ZEN DAC 3
👍 良い点
- USB-Cのバスパワーで動く
- 4.4mmで300mW超(32Ω)・390mW(64Ω)
- XBass+とPowerMatchを搭載
- ライン出力でアクティブスピーカーにつなげる
- 600Ω負荷の出力値まで公表
👎 気になる点
- 約39,963円で9製品中もっとも高い
- 32Ωの出力はK11より小さい
- 456gで9製品中もっとも重い
- MQA対応は今の配信事情では決め手にならない
- 158×115mmの置き場所が要る
USB-Cの電気だけで動く据え置き型で、AC電源を用意しなくていい。4.4mmで300mW超(32Ω)、6.3mmで210mW超(32Ω)を出し、XBass+とPowerMatchの機能を持つ。ライン出力があり、アクティブスピーカーにもつなげる。
こんな人に:机に据えて、ヘッドホンとスピーカーの両方に使いたい
300Ω級のヘッドホンを鳴らすなら、300Ωの公称値が大きいK11。コンセントを使いたくない、スピーカーにもつなぎたいならZEN DAC 3だが、約4万円あればKA13が3台買える。
据え置き型にモニターヘッドホンをつなぐなら、ヘッドホン側の選び方はDTM向けモニターヘッドホン10選でMDR-CD900STも含めて比べている。
大学生におすすめ3選
3つとも1万円台前半までに収めた。2万円を超えるKA17・K11・ZEN DAC 3は、4.4mmのイヤホンや300Ω級のヘッドホンを持ってからで間に合う。
- 5千円台で済ませるなら → FiiO KA11(約5,439円)。3.5mmから最大200mW(32Ω)で、重さ約8.5g。4.4mmは無いが、3.5mmのイヤホンやヘッドホンを鳴らすならこれで足りる。
- 迷ったら → FiiO KA13(約13,321円)。3.5mmと4.4mmの両方を持ち、4.4mmはデスクトップモード時550mW(32Ω)。イヤホンからヘッドホンまで1台で済む。
- LightningのiPhoneなら → iFi audio GO link 2(約11,970円)。Lightning変換アダプターが付属し、重さ7.8g。アプリの全機能はAndroid専用なので、iPhoneでは挿して聴く使い方になる。
3.5mmから最大200mW(32Ω)で、重さ約8.5g。4.4mmは無いが、3.5mmのイヤホンやヘッドホンを鳴らすならこれで足りる。
こんな人に:5千円台で済ませるなら
3.5mmと4.4mmの両方を持ち、4.4mmはデスクトップモード時550mW(32Ω)。イヤホンからヘッドホンまで1台で済む。
こんな人に:迷ったら
| 総合 | 製品名 | 価格 | 出力の余裕 | 持ち運び | iPhone向き | 価格の安さ | 形 | 3.5mm等の出力(32Ω) | 4.4mmバランス(32Ω) | 300Ω級での出力 | 重さ | Lightning変換 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13.90 | FiiO KA13 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥13,321 | Yahoo!¥14,660 | 4.0 | 3.0 | 5.0 | 3.0 | スティック | 170mW | 550mW(デスクトップモード時) | 公称なし | 約18.5g(ケーブル除く) | ケーブル付属 |
| 23.68 | FiiO KA11 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥5,439 | Yahoo!¥5,439 | 3.0 | 5.0 | 3.5 | 4.0 | スティック | 200mW | なし | 公称なし | 約8.5g | 付属なし |
| 43.50 | iFi audio GO link 2 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥11,970 | Yahoo!¥11,970 | 2.0 | 5.0 | 5.0 | 3.0 | スティック | 79mW | なし | 14mW(300Ω) | 7.8g | 付属 |
DACより先にイヤホンかヘッドホンを決めたいなら、ヘッドホンとイヤホンどっち?で使い分けを、大学生におすすめのヘッドホン11選で有線の候補を比べられる。
出典(2026年10月5日時点)
- Apple USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ MW2Q3FE/A(Bサプライズ 楽天市場店)
- Apple サポート(48kHzを上回る曲と外付けDAコンバータの案内)
- FiiO KA11(エミライ 公式)
- FiiO KA11 発売の記事(AV Watch)
- FiiO KA13(エミライ 公式)
- FiiO KA17(エミライ 公式)
- FiiO K11(エミライ 公式)
- iBasso Jr. Macaron(MUSIN 公式)
- iFi audio GO link 2(iFi audio 日本公式)
- iFi audio GO link 2 Max(iFi audio 日本公式)
- iFi audio ZEN DAC 3(iFi audio 日本公式)
- TIDAL、MQAのストリーミングを終了(PHILE WEB)
よくある質問
USB DACは本当に必要?
スマホやPCのイヤホン端子で困っていないなら、急いで買わなくていい。要るのは、USB-CのiPhoneなどでイヤホン端子が無いとき、48kHzを超えるハイレゾ音源を本来のサンプルレートで聴きたいとき、手持ちのヘッドホンで音量が足りないとき。端子が無いだけなら、千円台のApple純正USB-C - 3.5mmアダプタでも有線イヤホンは鳴らせる。
iPhoneでUSB DACは使える?
USB-CのiPhoneなら、USB-C接続のDACをそのまま挿せる。LightningのiPhoneは製品しだいで、今回の9製品でLightning用の変換アダプタやケーブルが付属するのは、iFi audio GO link 2・GO link 2 MaxとFiiO KA13の3つ。また、FiiOとiFiの専用アプリはAndroid向けで、iPhoneからはゲインなどの設定を変えられないことがある。
MQA対応のUSB DACを選んだほうがいい?
今から選ぶ理由にはなりにくい。MQAで配信していたTIDALは、2024年7月にMQAの配信を終えてFLACに切り替えた。今回の9製品でMQAに対応するのはFiiO KA17とiFi ZEN DAC 3で、どちらも出力や形で選ぶ製品だ。