インクジェットとレーザーの違い|一人暮らしの大学生は白黒中心ならモノクロレーザー

インクジェットとレーザーの違い|一人暮らしの大学生は白黒中心ならモノクロレーザー

プリンターを買うと決めたのに、インクジェットかレーザーかで止まっている人は多い。違いの表はどこにでもあるけど、「月に数回しか刷らない自分はどっちか」に答える記事が少ない。

結論 白黒のレジュメやPDFが中心で、刷るのが月に数回ならモノクロレーザー。カラーの資料や写真を毎月刷るならインクジェット。メーカーの「1枚◯円」は連続で刷って測った数字で、たまに刷る人はインクジェットだとノズル保護のクリーニング分が上乗せになる。

目次 / INDEX

違いを1枚の表で

4つの方式を、公式の仕様ページにある数字だけで並べた。本体の価格は2026年10月10日時点の実売の目安で、1枚あたりの費用は同じ日にメーカーのページで確かめた公表値(用紙代は含まない)。

方式(例にした機種)本体の目安A4モノクロA4カラーL判写真放置したとき印刷中の消費電力大きさ・重さ
モノクロレーザー(ブラザー HL-L2400D)約1万円約4.3円(ドラム込み)−−インクのノズルが無い約430W(平均)W356×D360×H183mm・約7.1kg
カラーレーザー(ブラザー HL-L3240CDW)約2万円台約4.2円(ドラム込み)約21.1円(ドラム込み)対応サイズに記載なしインクのノズルが無い約560W(平均)W399×D399×H239mm・約15.2kg
カートリッジ式インクジェット(ブラザー DCP-J529N)約1万円台約3.0円約12.0円約32.5円(用紙込み)ノズルが詰まることがある記載なし(コピー時約21W)W390×D343×H148.5mm・約6.3kg
タンク式インクジェット(エプソン EW-M757T)約4万円前後約1.6円(増量ボトル・エプソンの算出条件)約3.7円(増量ボトル・エプソンの算出条件)約12.2円(用紙込み・増量ボトル)同じくノズルがある。1〜2か月放置でスジが出ることがある約15W(コピー時)収納時390×339×166mm・約6.3kg

白黒の公表値は、レーザーよりカートリッジ式インクジェットのほうが安い。そしてカラーはレーザーのほうがずっと高い。

「レーザーはランニングが安い」という定番の説明は、この公表値どうしでは当てはまらない。それでも白黒中心の学生にモノクロレーザーを勧める理由は、この公表値の外側にある。

「1枚◯円」はどう測っているか

インクジェットはJEITAのガイドライン

家庭用インクジェットの印刷コストは、JEITA(電子情報技術産業協会)のガイドラインで測り方が決まっている。2006年から運用されていて、現在は第3版(2022年7月)だ。

測り方の中身はISO/IEC 24711という国際規格で決まる。決まった原稿(カラーはISO/IEC 24712、モノクロはISO/IEC 19752)を刷り続け、カートリッジ1本で何枚刷れるかを出す。カートリッジの価格をその枚数で割った合計が「1枚◯円」になる。

エプソン・キヤノン・ブラザーの3社とも、算出条件のページにこのガイドラインに準拠と書いている。だからカートリッジ式どうしならメーカーをまたいで横に比べていい。価格はメーカー希望小売価格(無ければ直販価格)で、用紙代は含まない。

レーザーはJIS X 6931

レーザーのトナーはJEITAのガイドラインの対象外で、ブラザーはJIS X 6931(ISO/IEC 19752と同じ内容)に基づくと書いている。HPもモノクロはISO/IEC 19752、カラーはISO/IEC 19798で測ると明記している。

都合がいいのは、モノクロの測定原稿がインクジェットと同じこと。JEITAのガイドラインも、モノクロ原稿はISO/IEC 19752を使うと書いている。白黒の1枚単価に限れば、レーザーとカートリッジ式インクジェットは同じ原稿で測った数字だ。

ただしレーザーには、トナーのほかにドラムという交換部品がある。ブラザーはトナーのみで約3.5円、ドラムを含めて約4.3円と両方を出しているので、比べるときはドラム込みの数字を使う。

タンク式は測り方がメーカーごとに違う

エコタンク(エプソン)やギガタンク(キヤノン)のような、ボトルでインクを補充する機種は事情が違う。JEITAのガイドライン第3版には、ボトル方式の算出方法に国際規格も国内規格も無いので適用範囲に含めない、と書かれている。

それでもエプソンは、エコタンクの算出条件に「JEITA…のガイドラインに準拠」と書き、枚数もISO/IEC 24711に準拠して出したとしている。一方のキヤノンは、G/GXシリーズの枚数を「キヤノン独自の測定方法で算出」と注記している。

前提がメーカーごとに違うので、タンク機の数字をメーカーをまたいで細かく比べるのは避けたい。EW-M757TのA4モノクロ約1.6円は、カートリッジ機よりずっと安いことの確認に使う。

たまにしか刷らない人が知っておくこと

公表値は連続で刷って測った数字

HPのページに測り方がはっきり書いてある。ISO 24711では標準の5ページを、カートリッジが尽きるまで連続で刷り続ける。

一方で、数ページ刷って次が数日後、という使い方だと事情が変わる。HPはこう続けている。間を空けて刷るとノズルを詰まらせないためにインクを使うので、同じ内容を連続で刷った場合より枚数が少なくなりうる。

ブラザーもDCP-J529Nの仕様で、ランニングコストは印刷やクリーニングの頻度で変動すると注記している。コンセントに差したままだと、定期的に全色を強制的に吐き出す(オートクリーニング)とも書かれている。学生の「月に数回」は、この測定条件から一番遠い使い方だ。

どれだけ悪くなるかの数字は、メーカーの資料では見つからなかった。だから倍率は書かないが、公表値は一番インクを無駄にしない条件の数字で、たまに刷る人ほど上に外れるとは言える。

黒しか刷らなくてもカラーインクが減る

レポートしか刷らないからカラーインクは減らない、は成り立たない。キヤノンのFAQには、自動クリーニングで全色を少量ずつ消費するので、黒だけで印刷していてもカラーインクは減ると書かれている。

グレースケール印刷でも、見た目は白黒なのにシアン・マゼンタ・イエローの3色で黒を作っていることがある、ともある。クリーニングで出したインクは本体内の廃インク吸収体にたまる。満タンになるとエラーが出て、保証が切れていれば有償の点検になる。

詰まらせないための3つ

インクジェットを買うなら、メーカーが公式に勧めている予防策を守る。エプソンとキヤノンのFAQに書いてあるのは、だいたい次の3つだ。

  • 月1回は刷る:エプソン・キヤノンとも、1か月に1回程度の印刷を勧めている(刷らないならノズルチェックやクリーニングでもよい)
  • 電源ボタンで切る:完全に切れる前にコンセントを抜くとヘッドにキャップがされず、乾燥して詰まる。ランプが消えるまで約20秒かかるので、スイッチ付き電源タップでの一括オフは危ない
  • エアコンの風が当たる場所に置かない:送風でヘッドが乾きやすくなる、とエプソンが明記している

ワンルームでは、電源タップでまとめて切る習慣があったり、エアコンの近くしか置き場所が無かったりすることもある。一人暮らしなら、電源の切り方と置き場所は買う前に考えておく。

タンク機でも事情は同じで、エプソンのFAQにはエコタンク機を1〜2か月使わずにスジが入ったときの対処が載っている。インクが安くなっても、ノズルがある限り放置の影響は残る。

レーザーにはインクを吹くノズルが無い

レーザーはトナーという粉を紙にのせ、熱で定着させる方式だ(ブラザーの説明)。液体を細い穴から吹く部品がそもそも無いので、インクジェットの「ノズルが乾いて詰まる」という失敗の形は構造上起きない。

ただし「メンテナンス不要」とは違う。トナーにもドラムにも寿命があり、HPはレーザーの実際の枚数も1回あたりの印刷枚数や使用環境で大きく変わると書いている。レーザーに有利なのは、放置したぶんのインクをクリーニングで捨てる仕組みが無い、という一点だ。

白黒の1枚あたりは、公表値だけならインクジェットが安い

表のとおり、A4モノクロの公表値はDCP-J529Nが約3.0円、HL-L2400Dがドラム込みで約4.3円(2026年10月10日確認)。数字だけならインクジェットの勝ちだ。

それでも白黒中心の学生にレーザーを勧める理由は3つある。

  • 本体が安い:HL-L2400Dは約1万円で、DCP-J529Nより数千円安い
  • 公表値にクリーニング分が入っていない:月に数回の使い方だと、インクジェットの約3.0円は上に外れる。レーザーにはその上乗せの仕組みが無い
  • 同梱のトナーで約700ページ刷れる:HL-L2400Dの仕様に「スタータートナーカートリッジ(約700ページ)」とある。DCP-J529Nにもスターターインクが付くが、枚数は公表されていない

1.3円の差は、クリーニングの上乗せ次第で縮むか逆転しうる。本体価格と、同梱トナーの700ページと、クリーニングの無さ。この3つを合わせると、白黒中心ならレーザーに落ち着く。

本体価格から何面でコンビニより安くなるかは、大学生にプリンターは必要かを分岐点で計算した記事に載せている。HL-L2400Dならネットプリント20円と比べて521面、4年で割って月11面だ。

カラーはインクジェットのほうが安い

カラーレーザーは候補に入れなくていい、が月に数回の学生への答えになる。理由は3つで、どれも公式の数字だ。

  • 本体が約2倍:HL-L3240CDWは約2万円台で、モノクロのHL-L2400Dの2倍以上
  • カラーの単価が高い:ドラム込みでA4カラー約21.1円。カートリッジ式インクジェットのDCP-J529Nは約12.0円で、インクジェットのほうが安い
  • 重い:約15.2kgで、モノクロレーザー(約7.1kg)の2倍以上

たまのカラーは、コンビニで刷ったほうが安く済む。コンビニ印刷のやり方と料金の記事にまとめたとおり、A4カラーはコピーで50円、ネットプリントで60円だ。月に数面なら本体を買う額に届かない。

カラーレーザーが向くのは、カラー資料を毎月まとめて刷り、かつインクジェットの放置に不安がある人だけ。学生の使い方では、ほぼ出番がない。

トナーとドラムの寿命

レーザーのトナーは1本で刷れる量が桁違いに多い。HL-L2400D用は、大容量トナーTN32JXLで約3,000ページ、超・大容量のTN32JXXLで約5,000ページ。ドラムDR32Jは約15,000ページだ(ブラザーの消耗品ページ、2026年10月10日確認)。

月50面の学生なら、5,000ページのトナー1本で単純計算100か月分になる。実際には同梱の約700ページを使い切るまで、買い足す必要すらない。

DCP-J529Nのカートリッジは、黒もカラーも通常サイズで約350ページ。4色独立なので切れた色だけ買える代わりに、交換の回数はレーザーよりずっと多い。

ドラムの約15,000ページには「1回に1ページ印刷する場合」という注記があり、1回あたりの枚数で寿命が変わる。本体そのものの寿命も仕様に書いてあって、HL-L2400Dは約5万ページまたは7年のいずれか早い方、定期交換部品は無い。

写真・はがき

L判の写真を刷るならインクジェットだ。DCP-J529NはL判の写真コストがインクと用紙込みで約32.5円。

カートリッジ機の写真コストは、JEITAのガイドラインで用紙代込みで表示すると決まっている。タンク機のEW-M757Tも、用紙込みで約12.2円(増量ボトル使用時)とエプソンが公表している。

カラーレーザーのHL-L3240CDWの仕様を見ると、用紙サイズの一覧はA4・B5・A5・B6・A6・はがきなどで、L判の名前が無い。手差しのユーザー定義サイズには寸法が収まるが、写真の印刷コストも公表されていない。

HL-L3240CDWは、はがきについても、インクジェットプリンター用はがきは使えないと注記している。写真や年賀状が用事に入るなら、方式の選択はここで決まる。

ブラザーの担当者は2019年の記事で、インクジェットは染料インクで色が豊かなので写真が得意、と説明している。レーザーは解像度は及ばないが文書やグラフをはっきり出せる、とも。白黒の文字については、黒が顔料のインクジェット(DCP-J529Nは黒が顔料)ならにじみにくい。

起動と速さ

「レーザーは起動が遅い」は本当だが、仕様の数字を見るときに1つ注意がいる。メーカーの測り方が違う。

HL-L2400Dのファーストプリント9.5秒以下は「レディー時」、つまり温まったあとの値だ。別にウォームアップがあり、スリープからは9.5秒以下、電源投入からは22秒以下と書かれている。日本HPも、定着ユニットを高温にする必要があるのでレーザーはウォームアップに時間がかかる、と説明している。

一方でDCP-J529Nの約6.2秒(モノクロ)は、PCで印刷ボタンを押してから1枚目が出るまでの値。レーザーをスリープから刷ったときに1枚目まで何秒かは、どちらのメーカーも公表していない。

連続印刷になると差が逆転する。HL-L2400Dは約30枚/分、DCP-J529Nはモノクロ約15ipm(1分あたりの枚数をISO/IEC 24734の方法で測った値)。測り方が違うので単純に2倍とは言えないが、講義資料を数十ページまとめて刷る日は、レーザーの速さが効く。

そしてインクジェット側にも「久しぶり」の壁がある。放置したあとはノズルチェックやクリーニングを挟むことがあり、そのぶん時間もインクも使う。

電気代と置き場所

レーザーの消費電力は確かに大きい。HL-L2400Dは印刷中の平均で約430W、ピークで約740W。インクジェットは印刷中の値を載せていない機種が多く、コピー時でDCP-J529Nが約21W、EW-456Aが約12Wだ。

ただしこれは刷っている瞬間の話だ。HL-L2400Dは約30枚/分なので、1枚にかかるのは2秒ほど。電気代にすると1枚0.01円に届かない(31円/kWhで計算、ウォームアップ分は含まない)。

省エネ法の測り方による年間消費電力量は61kWhで、31円/kWhなら約1,900円。この値は週5日動かす前提で1週間の電力量を出し、52倍したものだ(資源エネルギー庁の基準の資料)。月に数回の学生なら上限側の目安として見ればいい。

単価の31円は自宅サーバーの電気代の記事と同じ出典を使った。

待機電力はむしろ逆で、HL-L2400Dのディープスリープが約0.4W、DCP-J529Nのスリープが約0.6W。1年つなぎっぱなしにしても、0.4Wは約3.5kWhで年100円ほど、0.6Wでも年160円ほどで、差は数十円しかない。

置き場所は、モノクロレーザーなら複合機と変わらない。HL-L2400Dの設置面積はW356×D360mmで、インクジェット複合機のDCP-J529N(W390×D343mm)とほぼ同じ。「レーザーは大きくて重い」は、約15kgあるカラーレーザーの話だ。

どの方式でも、奥行きはトレイを出した状態で測るのを忘れずに。

一人暮らしの学生はどう選ぶか

刷るものと頻度で分けると、こうなる。

  • 白黒のPDFやレジュメ中心・月に数回 → モノクロレーザー。印刷だけならHL-L2400Dのような約1万円の単機能機で足りる
  • コピーやスキャンもしたい → モノクロレーザーの複合機。紙の資料をPDFにしてiPadと紙を使い分ける用事にも足りる
  • カラー資料や写真が毎月ある → カートリッジ式インクジェット(黒が顔料のもの)。月1回は刷る、電源はボタンで切る、エアコンの風を避ける、の3つを守る
  • カラーを大量に刷る → タンク式インクジェット。ただし本体は約4万円前後で、単価の測り方はメーカーごとに違う
  • 月10面以下しか刷らない → 買わずにコンビニ。白黒はUSBメモリで10円、ネットプリントで20円

迷うのは最初の2つの間くらいだと思う。プリンターが必要かを4択で計算した記事では、複合機のほうが印刷のみの上位機より安くなっていた時期もあった。価格は動くので、買う直前に並べ直す。

よくある質問

たまにしか使わないなら、どっち?

白黒ならモノクロレーザー。インクジェットの公表値は連続印刷で測られていて、間を空けて刷るほどクリーニングのインクが上乗せになる。レーザーにはその仕組みが無い。

レーザーは電気代が高い?

刷っている瞬間は約430Wと大きいが、1枚あたり2秒ほどなので電気代は1枚0.01円未満。年間の目安も省エネ法の測り方で約1,900円で、月数回の使い方ならそれより下になる。

黒しか刷っていないのにカラーインクが減るのはなぜ?

ノズルの目詰まりを防ぐ自動クリーニングで、全色を少しずつ吐き出しているから(キヤノンのFAQ)。グレースケール印刷でも3色で黒を作っていることがある。

カラーレーザーは学生に要る?

ほぼ要らない。本体が約2万円台でモノクロの2倍、A4カラーはドラム込み約21.1円でインクジェット(約12.0円)より高く、約15kgある。たまのカラーはコンビニの50〜60円で足りる。

タンク機の安い「1枚◯円」はカートリッジ機と比べていい?

メーカーをまたいで細かく比べるのは避けたい。JEITAのガイドラインはボトル方式を適用範囲外としているが、エプソンはエコタンクもガイドラインとISO/IEC 24711に準拠と書き、キヤノンはG/GXシリーズを独自の測定方法としている。ずっと安いことの確認にとどめる。

まとめ

白黒中心で月に数回ならモノクロレーザー、カラーや写真が毎月あるならインクジェット。表の公表値だけを見ると白黒はインクジェットが1円ちょっと安いが、その数字は連続印刷の条件で測られている。

たまに刷る人の実際の単価は公表値より上にずれ、レーザーにはクリーニングで上にずれる仕組みが無い。本体が約1万円で、同梱トナーで約700ページ刷れることも合わせると、学生の白黒印刷はレーザーに落ち着く。

インクジェットを選ぶなら、月1回は刷る・電源はボタンで切る・エアコンの風を避ける、の3つを守る。方式が決まったあとの「月に何面なら買う意味があるか」は、プリンターが必要かを分岐点で計算した記事で続きを計算できる。

機種まで決めるなら、大学生向けのプリンターおすすめ9選で、本体価格とインク代の合計で比べた。

出典(2026年10月10日時点)

よくある質問

インクジェットとレーザー、たまにしか使わない学生はどちらがいい?

白黒のレジュメやPDFが中心で月に数回ならモノクロレーザー。インクジェットの「1枚◯円」はカートリッジが尽きるまで連続で刷って測った数字で、間を空けて刷るとノズル保護のクリーニングにインクを使うとHPやブラザーが注記している。レーザーにはインクを吹くノズルが無いので、その上乗せが起きない。カラーの資料や写真を毎月刷るならインクジェット。

レーザープリンターは電気代が高い?

刷っている瞬間はブラザー HL-L2400Dで平均約430Wと大きいが、約30枚/分なので1枚あたり2秒ほど。31円/kWhで計算すると1枚0.01円に届かない。省エネ法の測り方による年間消費電力量は61kWhで約1,900円だが、週5日動かす前提で測った値なので、月に数回の学生はそれより下になる。

黒しか印刷していないのにカラーインクが減るのはなぜ?

ノズルの目詰まりを防ぐ自動クリーニングで全色を少量ずつ消費するから(キヤノン公式FAQ)。グレースケール印刷でもシアン・マゼンタ・イエローで黒を作っていることがある。クリーニングで出たインクは廃インク吸収体にたまり、満タンになると点検が必要になる。

カラーレーザーは大学生に要る?

ほぼ要らない。ブラザー HL-L3240CDWは本体が約2万円台でモノクロ機の2倍以上、A4カラーはドラム込みで約21.1円とカートリッジ式インクジェット(DCP-J529Nで約12.0円)より高く、重さも約15.2kgある。たまのカラーはコンビニの50〜60円で足りる。

エコタンクの安い「1枚◯円」はカートリッジ機の数字と比べていい?

メーカーをまたいで細かく比べるのは避けたい。JEITAのガイドライン第3版はインクボトル方式を適用範囲に含めないと明記している。一方でエプソンはエコタンクの算出条件に「JEITAのガイドラインに準拠」「ISO/IEC 24711準拠」と書き、キヤノンはG/GXシリーズを独自の測定方法と注記している。前提がメーカーごとに違うので、カートリッジ機よりずっと安いことの確認にとどめる。

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