大学生におすすめの外付けHDD9選!【2026年10月版】

MacBookの内蔵ストレージが埋まってきて、写真や動画、実験のデータをどこかに逃がしたい。Time Machineのバックアップ先も要る。外付けHDDは、毎回持ち歩くか、家の机に置きっぱなしかで選ぶ型が決まる。
結論 安さで選ぶなら2TBポータブルのI-O DATA HDPX-UTS2S(2万円台前半)。家の机でTime Machineを回すなら4TB据え置きのエレコム ELD-HTV040UBK(2万円台半ば)。持ち歩く前提で保証も欲しいなら2TBポータブルのWD Elements Portable(2万円台後半・メーカー2年保証)。
価格は2026年9月時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格をご確認ください。本記事にはアフィリエイトリンク(PR)が含まれます。掲載商品の選び方・星の意味・実際に所有している機材は評価基準で公開しています。
目次 / INDEX
SSDとHDD、どっちを買うか
同じ「外付けストレージ」でも、中身の仕組みが違う。HDDは磁気ディスクを回してヘッドで読み書きする機械式、SSDは可動部品がなく電気的に記録する。この差が、値段と速さと壊れやすさの全部に効いてくる。
| 外付けHDD | 外付けSSD | |
|---|---|---|
| 容量あたりの値段 | 同じ容量ならSSDより安い | 同じ容量ならHDDより高い |
| 読み書きの速さ | 遅い | 速い |
| 落下・振動 | 動作中の衝撃に弱い | 可動部品がなく強い |
| 向く使い方 | 写真・動画・実験データの保管、Time Machine | 毎日の持ち歩き、動画編集の作業用 |
同じ容量で比べると、容量あたりの値段はHDDのほうが安い。写真や動画、実験データを「とにかく安く大量に」置きたいなら、この差が効く。Time Machineのバックアップ先にするだけなら、速さは要らない。
逆に、毎日バッグに入れて持ち歩く、動画編集の作業ドライブにする、という使い方ならSSDに軍配が上がる。そもそも大学生に外付けSSDが要るかどうかは大学生に外付けSSDは必要かで書いた。HDDで見るべきは、容量あたりの安さと、保管用途に向くかどうかの2点になる。
速さと携帯性を優先するならHDDより外付けSSDの話になる。そっちは別の記事にまとめてある。
関連記事 外付けSSDのおすすめ ポータブル型を学生・Macユーザー向けに。容量・速度・耐久で選ぶ。2026年の価格高騰局面の買い方も。 読む →ポータブルか据え置きか
分かれ目は電源。今回比較したポータブル5台はUSBバスパワーで動いて、ACアダプタが要らない。
ただし付属ケーブルはUSB-A側でつなぐ前提のものが多く、USB-CしかないMacでは変換アダプタかハブが要る場合がある。据え置き型はACアダプタが必須で、コンセントのある机が前提になる。
| ポータブル型 | 据え置き型 | |
|---|---|---|
| 電源 | USBバスパワー(今回の5台) | ACアダプタ必須 |
| 重さ | 130〜210g | 約730g〜1kg |
| 今回比較した容量 | 2TB(5台) | 4TB(4台) |
| 今回比較した価格帯 | 2万円台前半〜後半 | 2万円台半ば〜3万円台後半 |
| 向く生活動線 | 学内・図書館・カフェにノートPCごと持って行く | 自宅の机に置きっぱなし、Time Machineを自動で回す |
まず判断したいのは「毎回持ち歩くか、家の机に置きっぱなしか」。Time Machineの保存先として家で使うだけなら、2TBポータブルと近い価格帯で4TBの据え置き型を選べる。学内や図書館にもノートPCごと持って行くなら、電源を選ばないポータブル型が扱いやすい。
容量は2TBか4TBか
今回確認した価格では、2TBポータブルが2万円台前半から後半、4TB据え置きが2万円台半ばから3万円台後半。容量は2倍でも値段は2万円台が中心で重なっていて、どの2台を並べるかで差は大きく変わる。
| 容量 | 今回の相場感 | 向く人 |
|---|---|---|
| 1TB以下 | 今回の調査条件では、2TBより目立って安い新品を確認できなかった | 今回は候補に入れていない |
| 2TB | 2万円台前半〜後半(ポータブル) | 持ち歩く、写真と書類中心 |
| 4TB | 2万円台半ば〜3万円台後半(据え置き) | 動画・実験データ、Time Machine、家に置く |
下調べの時点では、あるブランドの1TBが同じブランドの2TBとほぼ同額で出ていた。今回の調査条件では、1TBに落としても大きくは安くならない。写真・動画・実験データを本格的にためるなら、予算が許せば4TBのほうが容量あたりの値段は安くなる。
検索で上位に出る記事にある「2TBは1万円前後」という相場感は、今回確認した価格とは合っていない。その前提で予算を組むと店頭で驚く。
Macで使うとき、Time MachineはAPFS
買ってきた外付けHDDは、Windows向けのフォーマットで出荷されていることが多い。Time Machineに使うなら「ディスクユーティリティ」で初期化し直す。ここでどのフォーマットを選ぶかで、Time Machineに使えるかどうかが決まる。
| フォーマット | Time Machineの保存先 | WindowsとMacの共用 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| APFS | 使える | Windowsでは読めない | macOS 11 Big Sur以降で新しく作るならこれ(HDDでも) |
| Mac OS拡張(HFS+) | 前から使っているバックアップはそのまま使える | Windowsでは読めない | Big Surより前に作ったバックアップの形式 |
| exFAT | 選べない | 両方で読み書きできる | ファイルのやり取り用 |
Time Machine専用にするならAPFSを選べばいい。いまのMac(macOS 11 Big Sur以降)では、新しく作るバックアップ先はHDDでもAPFSが基本だ。昔の形式(Mac OS拡張・HFS+)でバックアップしてきたドライブを持っているなら、それはそのまま使い続けられる。
WindowsのPCとも日常的にファイルをやり取りする置き場にするならexFAT。ただしexFATはTime Machineの保存先に選べないので、1台で両方をこなすことはできない。
Time Machine専用ならAPFS、両OSで共用するファイル置き場ならexFAT、と用途で分ける。両方要るなら、バックアップ用に据え置き型、受け渡し用にポータブル型、と1台ずつ持つ。
Time Machine対応をメーカーや商品ページが明記しているのは、I-O DATA HDPX-UTS2SとWD My Bookの2台。エレコム ELP-PTV020UBKはmacOS非対応と明記されている。残りの6台は、Mac対応の記載はあるがTime Machineには触れていない。
WD Elements Portableは初期フォーマットがWindows向けで、Macでは再フォーマットが要る。Macでのフォーマットの決め方(Time Machineに使うときの初期化)は、大学生・Macにおすすめの外付けSSD14選に書いてある。
衝撃に弱い理由と、持ち歩きの注意
HDDは内部で磁気ディスクを高速で回転させ、その上を磁気ヘッドが動いて読み書きする。動作中に落としたり強い振動を与えたりすると、ヘッドがディスク面に接触して、そこのデータが読めなくなることがある。SSDは可動部品がなく電気的に記録するので、この種の物理故障には一般にSSDのほうが強い。
だから持ち歩くポータブルHDDは、転送中は動かさないが基本になる。
- コピー中・Time Machineの実行中にカバンに入れない
- 歩きながら、電車の中でアクセスしない
- 取り外すときはFinderで取り出してから抜く
もうひとつ、HDDでもSSDでも、大事なデータを1か所に頼らない。データを3つ持ち、2種類の媒体に分け、1つは別の場所に置く「3-2-1バックアップ」の考え方で、クラウドや別のドライブにも分けて置く。実験データの原本が外付けHDD1台だけ、という状態は落とした瞬間に終わる。
9製品の比較表
筆者が普段使っているのはMacBook Proで、Macユーザーの視点で選んでいる。ただし今回の9台は自分で使ったものではないので、メーカー公式・主要な家電量販店の製品ページ・楽天の商品ページで確認できた仕様と価格から比べている。
総合点は、安さ・1TBあたりの安さ・Mac対応の明記・保証の4項目で付けた。
数値で比べられる項目は数値のまま載せた。価格は楽天の商品ページで確認した新品の税込目安。表はポータブル2TBと据え置き4TBを分けずに、総合点の高い順に並べた。
| 総合 | 製品名 | 価格 | 安さ | 1TBあたりの安さ | Mac対応の明記 | 保証 | 価格の目安 | 1TBあたり | 容量 | Mac対応の記載 | 保証 | タイプ | 接続 | 給電 | 重さ | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.00 | I-O DATA HDPX-UTS2S | Amazon価格を見る | — | Yahoo!¥24,980 | 5.0 | 3.0 | 5.0 | 3.0 | 約22,112円 | 約11,056円 | 2TB | Time Machine対応を明記 | 1年 | ポータブル | USB3.2 Gen1 | USBバスパワー | 約130g |
| 23.95 | エレコム ELD-HTV040UBK | Amazon価格を見る | 楽天市場¥24,800 | Yahoo!¥22,752 | 4.5 | 5.0 | 3.0 | 3.0 | 約24,800円 | 約6,200円 | 4TB | Mac対応を明記(macOS 10.14〜12) | 1年 | 据え置き | USB3.2 Gen1 | ACアダプタ | 約730g |
| 33.65 | I-O DATA HDD-UT4KB | Amazon価格を見る | 楽天市場¥26,800 | Yahoo!¥23,910 | 3.5 | 5.0 | 3.0 | 3.0 | 約26,800円 | 約6,700円 | 4TB | Mac対応を明記 | 1年 | 据え置き | USB3.2 Gen1 | ACアダプタ | 約800g |
| 43.43 | WD My Book | Amazon価格を見る | 楽天市場¥36,649 | Yahoo!¥28,580 | 1.0 | 3.5 | 5.0 | 5.0 | 約36,649円 | 約9,162円 | 4TB | Time Machine対応を明記 | 3年 | 据え置き | USB3.0 | ACアダプタ | 約1,000g |
| 53.38 | BUFFALO HD-AD4U3 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥29,007 | Yahoo!¥35,999 | 3.0 | 4.5 | 3.0 | 3.0 | 約29,007円 | 約7,252円 | 4TB | Mac対応を明記(Mac OS X 10.11以降) | 1年 | 据え置き | USB3.1 Gen1 | ACアダプタ | 約900g |
| 63.03 | WD Elements Portable | Amazon価格を見る | 楽天市場¥26,896 | — | 3.5 | 1.5 | 3.0 | 4.0 | 約26,896円 | 約13,448円 | 2TB | Mac対応を明記(再フォーマットが必要) | 2年 | ポータブル | USB3.0 | USBバスパワー | 約131.5g |
| 72.78 | 東芝 Canvio HD-TPA2U3-B | Amazon価格を見る | 楽天市場¥27,180 | Yahoo!¥27,180 | 3.5 | 1.5 | 3.0 | 3.0 | 約27,180円 | 約13,590円 | 2TB | Mac対応を明記(再フォーマットが必要) | 1年 | ポータブル | USB3.0(Micro-B) | USBバスパワー | 約150g |
| 82.65 | エレコム ELP-PTV020UBK | Amazon価格を見る | 楽天市場¥25,510 | Yahoo!¥34,870 | 4.0 | 2.0 | 1.0 | 3.0 | 約25,510円 | 約12,755円 | 2TB | macOSは非対応と明記 | 1年 | ポータブル | USB3.2 Gen1 | USBバスパワー | 約210g |
| 92.50 | BUFFALO HD-PCFS2.0U3-BBA | Amazon価格を見る | 楽天市場¥29,800 | Yahoo!¥29,800 | 3.0 | 1.0 | 3.0 | 3.0 | 約29,800円 | 約14,900円 | 2TB | Mac対応を明記 | 1年 | ポータブル | USB3.1 Gen1 | USBバスパワー | 約175g |
接続の欄はメーカー表記のまま載せた。USB3.0、USB3.1 Gen1、USB3.2 Gen1はどれも同じ5Gbpsの世代で、名前が違うだけだ。
ポータブル2TB(2万円台前半〜後半)
USBバスパワーで動く5台。重さは130〜210g。今回比較した9台の最安はこの帯にある。
見出しの番号は節ごとの安い順で、商品カードの金色の数字は比較表の総合順位だ。
1. I-O DATA HDPX-UTS2S(2TB)
👍 良い点
- 今回比較した9台で最安
- 厚さ約8.6mm・約130gで9台の中で最も薄く軽い
- Time Machine対応をメーカーが公式に明記
- USB3.2 Gen1のバスパワーでACアダプタ不要
- 国内メーカーで日本語のサポート窓口がある
👎 気になる点
- 耐衝撃の数値は公表が見当たらない
- 保証は1年で、WD Elements Portable(2年)より短い
- 2TBなので4TB据え置きより1TBあたりの単価は高い
- 動作中の衝撃に弱いというHDD共通の性質はそのまま
- 今回確認した出品はシルバーのみ
今回比較した9台で最安。厚さ約8.6mm・約130gの薄型で、USB3.2 Gen1のバスパワーで動く。国内メーカーで、2TBポータブルの中でTime Machine対応をメーカーが明記しているのはこの1台だけ。Macのバックアップ先を安く用意したい人が最初に見る1台。
こんな人に:一番安く、MacのTime Machine対応を公式に確認できるものが欲しい
2. エレコム ELP-PTV020UBK(2TB)
👍 良い点
- 2TBポータブル5台では2番目に安い
- 商品名がPC/テレビ録画用で、PC用としても販売されている
- LEDライト非搭載で、夜間も光の点滅が気にならない
- USB3.2 Gen1からUSB2.0まで幅広く繋がる
- USBバスパワーでACアダプタ不要
👎 気になる点
- メーカーの仕様でmacOSは非対応
- 厚さ20mmでHDPX-UTS2Sの2倍以上
- メーカーでは販売終了品。在庫限り
- 約210gで、2TBポータブル5台では最も重い
- 保証は1年で、WD Elements Portable(2年)より短い
メーカーでは販売終了品で、在庫限り。2TBポータブル5台では2番目に安い。92×130×20mmで、USB3.2 Gen1からUSB2.0まで対応し、バスパワーで動く。商品名はPC/テレビ録画用で、テレビ向けの訴求が前に出ているがPC用としても売られている。対応OSはWindows 11/10で、**macOSは非対応**とエレコムが明記している。LEDライトは非搭載で、重さは約210g。
こんな人に:安さ優先で、テレビ録画とPCの両方に使う可能性がある
3. 東芝 Canvio HD-TPA2U3-B(2TB)
👍 良い点
- 東芝ブランドの定番Canvioシリーズ
- 厚さ14mm・約150gの薄型
- USB3.0のバスパワーでACアダプタ不要
- サポート窓口が国内大手のバッファロー
- 2TBポータブルの中では中間の価格帯
👎 気になる点
- 販売・サポートがバッファローに移っていてブランド表記が混在する
- 端子がMicro-Bで、USB-CのMacには変換ケーブルかハブが要る
- Mac対応の記載はあるが、Time Machineには触れていない
- 保証は1年で、WD Elements Portable(2年)より短い
- 約150gで、HDPX-UTS2SやElements Portableより20g前後重い
東芝ブランドの定番Canvioシリーズ。78×14×109mm・約150gで、USB3.0のバスパワーで動く。現在はバッファローが販売とサポートを引き継いでいるので、パッケージや販売ページのブランド表記が東芝とバッファローで混在している点は知っておく。端子はMicro-Bなので、USB-CのMacには変換ケーブルかハブが要る。
こんな人に:定番シリーズを2万円台半ばで、薄型で持ち歩きたい
4. WD Elements Portable(2TB)
👍 良い点
- 世界的な定番モデルで情報が多い
- 国内正規代理店品でメーカー2年保証が付く
- 約131.5gでHDPX-UTS2Sと並ぶ軽さ
- 厚さ15mmの薄型
- USB3.0のバスパワーでACアダプタ不要
👎 気になる点
- 初期フォーマットがWindows向けで、Macでは再フォーマットが要る
- Time Machineで使うにはAPFSへの初期化が前提になる
- 2TBポータブルの中では4番目の価格
- 同じWDのMy Bookにある暗号化・パスワード保護は無い
- 動作中の衝撃に弱いというHDD共通の性質はそのまま
世界的な定番モデルで、使い方や不具合の情報が探しやすい。110.5×82×15mm・約131.5gで、USB3.0のバスパワー。国内正規代理店品でメーカー2年保証が付く。初期フォーマットがWindows向けなので、Macで使うならAPFSに初期化し直す。
こんな人に:持ち歩く前提で、メーカー保証が付いた定番モデルが欲しい
5. BUFFALO HD-PCFS2.0U3-BBA(2TB)
👍 良い点
- 国内大手ブランドで対応OS(Chrome・Mac・Windows 11)の表記が明確
- 厚さ14mmの薄型
- USB3.1 Gen1のバスパワーでACアダプタ不要
- 日本語のサポート窓口がある
- 2TBポータブルとして仕様が標準的で迷いにくい
👎 気になる点
- 今回の2TBポータブル5台で価格が一番高い
- 約175gで、ELP-PTV020UBK(約210g)に次いで重い
- 最安のHDPX-UTS2Sより高め
- Mac対応の記載はあるが、Time Machineには触れていない
- 保証は1年で、WD Elements Portable(2年)より短い
国内大手ブランドで、Chrome・Mac・Windows 11への対応を商品名の段階で明記している。76×14×115mm・約175gで、USB3.1 Gen1のバスパワー。今回の2TBポータブル5台の中では価格が一番高い。
こんな人に:国内大手ブランドで、対応OSがはっきり書いてあるものを選びたい
5台とも2TBのバスパワー機で、仕様の差は厚さと重さ、対応の明記、保証の長さに集約される。安さとTime Machineの明記で選ぶならHDPX-UTS2S、保証で選ぶならElements Portable、という分かれ方になる。
据え置き4TB(2万円台半ば〜3万円台後半)
ACアダプタが要る4台。重さは約730g〜1kgで、自宅の机に置きっぱなしにする。2TBポータブルと近い価格帯で4TBを選べる帯だ。
見出しの番号は節ごとの安い順で、商品カードの金色の数字は比較表の総合順位だ。
6. エレコム ELD-HTV040UBK(4TB)
👍 良い点
- 4TB据え置きの中で最安
- 約730gで据え置き4台の中では最も軽い
- ファンレスの静音設計
- USB3.2 Gen1からUSB2.0まで幅広く繋がる
- 2TBポータブルと近い価格帯で4TB
👎 気になる点
- 商品名がテレビ録画向けで、PC用として探すと見つけにくい
- ACアダプタが必須で持ち歩きには向かない
- Mac対応の記載はあるが、Time Machineには触れていない
- 保証は1年で、WD My Book(3年)より短い
- 動作中の衝撃に弱いというHDD共通の性質はそのまま
4TB据え置きの中で最安。183×120×35mm・約730gで、ACアダプタで動き、USB3.2 Gen1からUSB2.0まで対応する。ファンレスの静音設計。商品名はテレビ向けだが、PC用の外付けHDDとしても売られている。エレコムの仕様に書かれたmacOSは12 Montereyまでで、それより新しい版は載っていない。家に置いて4TBを一番安く用意するなら、今回の9台ではこれになる。
こんな人に:家に置いてTime Machineを回す。4TBを一番安く用意したい
7. I-O DATA HDD-UT4KB(4TB)
👍 良い点
- 国内メーカーでWindows・Mac・Chromebookとテレビ録画への対応を公式に明記
- 縦置き・横置きの両方に対応
- ACアダプタが付属する
- ELD-HTV040UBKとほぼ同額で4TB
- USB3.2 Gen1対応
👎 気になる点
- 型番違いのHDD-UT4WBと混同しやすい
- 約800gでELD-HTV040UBKより重い
- ACアダプタが必須で持ち歩きには向かない
- Mac対応の記載はあるが、Time Machineには触れていない
- 保証は1年で、WD My Book(3年)より短い
ELD-HTV040UBKとほぼ同額で、国内メーカーがWindows・Mac・Chromebookとテレビ録画への対応を公式に明記している。約35×172×115mm・約800gで、ACアダプタ付属、USB3.2 Gen1。縦置きと横置きの両方に対応するので、机の空きに合わせて置ける。型番が1文字違いのHDD-UT4WBと取り違えないよう、型番は末尾まで見る。
こんな人に:国内メーカーで対応OSを公式に確認したい。縦にも横にも置きたい
8. BUFFALO HD-AD4U3(4TB)
👍 良い点
- 複数の解説記事が定番として名指しする実績
- 国内大手ブランドで日本語のサポート窓口がある
- USB3.1 Gen1ケーブル(1m)が付属する
- 4TBで据え置き
- 厚さ33mmで据え置き4台の中では薄い部類
👎 気になる点
- 4TB据え置きの中では中間の価格帯で、最安の2台より高め
- 約900gで据え置き4台の中では2番目に重い
- ACアダプタが必須で持ち歩きには向かない
- Mac対応の記載はあるが、Time Machineには触れていない
- 保証は1年で、WD My Book(3年)より短い
HDDの値段が上がっている今でも、複数の解説記事が定番として名前を挙げるモデル。114×171×33mm・約900gで、ACアダプタで動き、USB3.1 Gen1のケーブル(1m)が付属する。4TB据え置きの中では中間の価格帯で、最安の2台より高め。
こんな人に:国内大手の定番モデルを、価格が少し上でも選びたい
9. WD My Book(4TB)
👍 良い点
- AES 256ビットのハードウェア暗号化とパスワード保護に対応
- メーカー保証3年で9台の中で最も長い
- ハードウェア暗号化を製品機能として確認できたのは9台でこの1台
- 4TBで据え置き
- 世界的な定番ブランドで情報が多い
👎 気になる点
- 今回比較した9台で最も高く、最安の4TBより一段上の価格帯
- 縦置きを前提にした形で、高さ約17cmの置き場所が要る
- 約1,000gで9台の中で最も重い
- ACアダプタが必須で持ち歩きには向かない
- USB3.0で、他の据え置き3台と規格の表記が違う(実用上の速度差は今回確認していない)
今回比較した9台で最も高い。代わりに、AES 256ビットのハードウェア暗号化とパスワード保護に対応し、メーカー保証は3年で9台の中で最も長い。幅13.9×奥行4.9×高さ17.1cm・約1,000gで、縦置きを前提にした形。中身を見られたくないファイルを置くなら、ハードウェア暗号化を製品機能として確認できたのは9台でこの1台だ。
こんな人に:暗号化とパスワード保護が要る。保証は長いほうがいい
据え置き4台は、最安のELD-HTV040UBKとHDD-UT4KBがほぼ同額で、HD-AD4U3がその上、My Bookがさらに一段上という並び。My Bookの上乗せ分は暗号化と3年保証に払う金額で、それが要らないなら下の2台で足りる。
1万円以下の外付けHDDは見つからなかった
BUFFALO・I-O DATA・エレコム・東芝・WDの外付けHDDで、1万円以下の新品は2026年10月の確認では見つからなかった。いちばん容量の小さい1TBのポータブルでも約16,580円(I-O DATA HDPH-UTV1K)からで、量販店では2万円前後が多い。2TBのHDPX-UTS2S(約22,112円)との差は5千円ほどしかない。
1GBあたりにすると、1TBは約17円、2TBは約11円。1TBにすると容量あたり1.5倍払うことになるので、この記事は2TBから並べた。1万円以下で外付けの保存先が欲しいなら、250GBの外付けSSD(大学生におすすめの外付けSSDの1万円以下の枠)かクラウドのほうが現実的だ。
学生におすすめ3選
予算の少ない学生向けに、値段と使い方の違う3台を選んだ。
- 予算を抑えるなら → I-O DATA HDPX-UTS2S(約22,112円・2TBポータブル)。9台の最安で、今回参照した資料でTime Machine対応のメーカー明記を確認できた1台。約130gで持ち歩ける。
- 家でTime Machineを回す定番なら → エレコム ELD-HTV040UBK(約24,800円・4TB据え置き)。2TBポータブルとの差は3千円弱で、容量は2倍になる。エレコムの仕様に書かれたmacOSは12 Montereyまで。
- 少し上を長く使うなら → WD My Book(約36,649円・4TB据え置き)。メーカー保証3年は9台で最も長く、AES 256ビットのハードウェア暗号化に対応する。
9台の最安。約130gの薄型で、今回参照した資料でTime Machine対応のメーカー明記を確認できた1台。保証は1年。
こんな人に:予算を抑えるなら
4TB据え置きの最安で、2TBポータブルとの差は3千円弱。約730g、ファンレス。ACアダプタで動くので家に置きっぱなしにする。
こんな人に:家でTime Machineを回す定番なら
| 総合 | 製品名 | 価格 | 安さ | 1TBあたりの安さ | Mac対応の明記 | 保証 | 価格の目安 | 1TBあたり | 容量 | Mac対応の記載 | 保証 | タイプ | 接続 | 給電 | 重さ | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.00 | I-O DATA HDPX-UTS2S | Amazon価格を見る | — | Yahoo!¥24,980 | 5.0 | 3.0 | 5.0 | 3.0 | 約22,112円 | 約11,056円 | 2TB | Time Machine対応を明記 | 1年 | ポータブル | USB3.2 Gen1 | USBバスパワー | 約130g |
| 23.95 | エレコム ELD-HTV040UBK | Amazon価格を見る | 楽天市場¥24,800 | Yahoo!¥22,752 | 4.5 | 5.0 | 3.0 | 3.0 | 約24,800円 | 約6,200円 | 4TB | Mac対応を明記(macOS 10.14〜12) | 1年 | 据え置き | USB3.2 Gen1 | ACアダプタ | 約730g |
| 43.43 | WD My Book | Amazon価格を見る | 楽天市場¥36,649 | Yahoo!¥28,580 | 1.0 | 3.5 | 5.0 | 5.0 | 約36,649円 | 約9,162円 | 4TB | Time Machine対応を明記 | 3年 | 据え置き | USB3.0 | ACアダプタ | 約1,000g |
用途別の3選
9台の中から、写真・動画・実験データの置き場所とTime Machineの保存先、という学生の条件で3つに絞る。
- 一番安く、Time Machine対応を公式に確認したい → I-O DATA HDPX-UTS2S(2万円台前半・2TBポータブル)。今回比較した9台で最安。約130gの薄型で、2TBポータブルでTime Machine対応のメーカー明記を確認できたのはこの1台。耐衝撃の数値が確認できなかった点と、保証が1年な点だけ割り切る。
- 家の机でTime Machineを回す → エレコム ELD-HTV040UBK(2万円台半ば・4TB据え置き)。4TBで最安、約730g、ファンレス。ACアダプタは要るが、置きっぱなしなら挿したままでいい。2TBポータブルと近い価格帯で4TBになる。
- 持ち歩く前提で、保証も欲しい → WD Elements Portable(2万円台後半・2TBポータブル)。約131.5gで、メーカー2年保証が付く。初期フォーマットがWindows向けなので、届いたらAPFSに初期化してからTime Machineに使う。
今回比較した9台で最安。約130gの薄型で、2TBポータブルでTime Machine対応のメーカー明記を確認できたのはこの1台。耐衝撃の数値が確認できなかった点と、保証が1年な点だけ割り切る。
こんな人に:一番安く、Time Machine対応を公式に確認したい
4TBで最安、約730g、ファンレス。ACアダプタは要るが、置きっぱなしなら挿したままでいい。2TBポータブルと近い価格帯で4TBになる。
こんな人に:家の机でTime Machineを回す
3つとも、Time Machineに使うなら最初にディスクユーティリティでAPFSに初期化する。Windowsともファイルをやり取りするならexFATだが、その場合はTime Machineの保存先にできない。
転送中に動かさない、原本はクラウドか別のドライブにも置く、の2つを守れば、HDDは容量あたりの値段で選ぶ人に手頃なバックアップ先になる。SSDが要る使い方かどうか迷っているなら、外付けSSDのおすすめと見比べてから決めてほしい。
よくある質問
外付けHDDと外付けSSD、大学生はどっちを買えばいい?
容量あたりの安さで選ぶならHDD、速さと衝撃への強さで選ぶならSSD。同じ容量なら、容量あたりの値段はHDDのほうがSSDより安い。写真・動画・実験データをまとめて保存したい、Time Machineのバックアップ先にしたい、という用途ならHDD。毎日バッグに入れて持ち歩く、読み書きの速さが要る、という用途ならSSDが向く。
ポータブル型と据え置き型の違いは?
電源の取り方が違う。今回比較したポータブル5台はUSBバスパワーで動き、ACアダプタが要らない。重さは130〜210g、容量は5台とも2TB。据え置き型はACアダプタが必須で、今回の4台は約730g〜1kg、容量は4TBで、自宅の机に置きっぱなしにする前提。Time Machineの保存先として家で使うだけなら、2TBポータブルと近い価格帯で4TBの据え置き型を選べる。
MacのTime Machineに使うなら、どのフォーマットにする?
Time Machine専用にするならAPFSで初期化する。いまのMac(macOS 11 Big Sur以降)で新しくバックアップ先を作るなら、HDDでもAPFSを選べばいい。昔の形式(Mac OS拡張・HFS+)で前から使っているバックアップは、そのまま使い続けられる。WindowsとMacの両方で読み書きするファイル置き場にするならexFATだが、exFATはTime Machineの保存先に選べない。Time Machine専用ならAPFS、両OSで共用するファイル置き場ならexFAT、と用途で分ける。
外付けHDDは持ち歩いても大丈夫?
動作中に動かさなければ持ち歩ける。HDDは内部で磁気ディスクを高速回転させ、ヘッドを動かして読み書きする機械式の部品を持つ。読み書き中に落としたり強い振動を与えたりすると、ヘッドがディスク面に触れてデータが読めなくなることがある。転送中はカバンに入れない、歩きながら・電車の中でアクセスしない、が基本。大事なデータは、3つ持ち、2種類の媒体に分け、1つは別の場所に置く「3-2-1バックアップ」の考え方で守る。