講義録音のボイスレコーダーおすすめ10選!文字起こし前提で選ぶ【2026年10月版】

講義を録っておけば、聞き逃したところをあとで文字にして読み返せる。ただ録音機は4千円台から3万円ほどまであって、どこにお金を払うかで選ぶ機種が変わる。
結論 録った音声を自分のPCで文字にするなら、MP3かWAVで録れる従来型で足りる。大教室の講義が中心ならOM SYSTEM WS-883(約14,986円)、安く済ませるならオーム電機 ICR-U115N(約4,360円)。PCを使わず文字まで自動にしたいならAutoMemo R(約13,200円)だが、無料の文字起こしは月1時間まで。録る前に、その授業で録音していいかを確かめておきたい。
価格は2026年10月時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格を確認してください。この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載商品の選び方・星の意味・実際に所有している機材は評価基準で公開しています。
目次 / INDEX
講義を録る前に、録音していいか確かめる
講義の録音は、大学や授業ごとに扱いが違う。山口大学の共通教育は「授業の撮影・録画・録音は原則禁止」としたうえで、必要なら「必ず授業担当教員の許可を得てください」と案内している。
京都大学の経済学部でも、許可のない授業中の撮影・録音が禁止されたと2015年に京都大学新聞が報じた。個人で使う目的でも、担当教員の許可が要るという内容だった。
自分の授業がどうかは、シラバス、学生ポータル、授業内のアナウンスの順に見ていくと早い。どこにも書いていなければ、担当の先生に直接聞くのが確実だ。
録ったあとの扱いにも線がある。講義の録音と著作権を解説したミラボの記事は、自分の復習に使うぶんを私的使用の範囲としている。
一方で、友人に渡す・グループチャットに流す・SNSに上げるのは私的使用を超えると整理している。OM SYSTEMもVP-20の公式ページで「個人として使用する以外は、著作権法上、権利者に無断で使用できません」と書いている。
ゼミのように発言者が複数いる場なら、録音と文字起こしをすることを先に伝えて同意を取っておく。Whisper+Ollamaで議事録を完全ローカル化でも、録音の前に参加者の同意を取ることを最初に書いた。
文字起こし前提のボイスレコーダーの選び方
筆者はここで紹介する10製品を持っていない。メーカーの公式仕様と楽天の商品ページの記載を並べて比べた、実機レビューではなく調査記事だ。
講義向けの比較記事でよく名前が出るソニーのICD-PX470Fは、メーカーの出荷が終わり、ソニーストアでの販売も終了している。楽天では定価を超える在庫価格になっていたので、今回は現行品だけで組んだ。
録音形式はMP3かWAV
録った音声を自分のPCで文字にするなら、Whisperが手軽だ。OpenAIが公開している音声認識モデルで、ネットにつながず自分のPCの中で動く。
Whisperに渡せるのはmp3・wav・m4aあたり。録音機がこのどれかで録れれば、PCに移してコマンドを1行打つだけで文字になる。
今回の10製品を録音形式で分けると、こうなる。
- MP3とWAV(リニアPCM)で録れる:オーム電機 ICR-U115N、オーム電機 ICR-U138N、OM SYSTEM WS-883、OM SYSTEM VP-20、TASCAM DR-05XP
- WMAだけ:OM SYSTEM VN-551PC
- クラウドに上げてから書き出す:AutoMemo R/S、PLAUD NOTE、Plaud Note Pro
従来型の6機種のうち、VN-551PCはMP3でもWAVでも録れない。Whisperに渡す前にMP3やWAVへの変換が要る場合があり、この記事では試していない。
AutoMemoはRがOPUS、Sがflacという形式で録る。Rはwebアプリからmp3で取り出せると公式の仕様表にあるが、Sの欄にはその記載がない。サンプリング周波数は16000Hz(公式)。
PCへの移し方
講義を毎日録るなら、PCに移す手間は毎日かかる。ケーブルを探さずに済むかどうかで、続くかどうかが変わる。
- 本体をPCのUSB端子に直接挿す:WS-883
- 付属のUSBケーブルでつなぐ:ICR-U115N(microUSB)、ICR-U138N(microUSB)、VN-551PC(microB)
- microSDカードを抜いてPCに読ませる:WS-883、DR-05XP
- Wi-Fiでクラウドに送り、アプリやwebから取り出す:AutoMemo R/S、PLAUD NOTE、Plaud Note Pro
VP-20にもUSB端子があり、USB延長ケーブルが同梱されている。DR-05XPはUSB Type-CでPCにつなぐと、USBオーディオインターフェース(PCに音を出し入れする機器)としても使える。
DR-05XPはmicroSDカードが同梱されない。容量の選び方はmicroSD・SDカード10選にまとめてある。
全講義を文字にするなら、AIレコーダーの無料枠では足りない
AIレコーダーは、録音をクラウドに送って文字起こしする。PCを使わずに文字まで届くのが強みだが、無料で文字にできる量には上限がある。
90分の講義を週10コマ受けると、1か月(4週)で90分×10コマ×4週=3,600分、約60時間になる。これを無料枠と比べるとこうなる。
| 文字起こしの方法 | 無料で文字にできる量 | 月60時間に対して | 有料プラン |
|---|---|---|---|
| 従来型で録って自分のPCのWhisper | 上限なし | 全部 | 0円 |
| PLAUD(NOTE/Note Pro) | 月300分(5時間) | 約8% | Pro 年額16,800円で月1,200分、Unlimited 年額40,000円 |
| AutoMemo(R/S) | 月1時間 | 約2% | 1か月30時間で1,480円〜 |
PLAUDのProプランでも月1,200分、つまり20時間だ。全講義を起こすなら、Unlimitedかローカルの2択になる。
自分のPCで文字にすれば、音声がクラウドに上がらないのも利点だ。要約まで自分のPCで済ませるなら、Ollamaの入れ方はMac版Ollama最短入門にまとめた。
AutoMemo Sは、楽天の商品ページに「月額980円」の表記が残っている。公式サイトの現在の料金は1か月30時間で1,480円〜なので、そちらで計算したほうがいい。
AutoMemoのWi-Fiと言語の注意点
AutoMemoの公式FAQによると、録音中にWi-Fiは要らない。録音が終わってクラウドに送るときにWi-Fiが要る。
FAQには「AutoMemo S端末に証明書をインストールすることはできません」ともある。大学のWi-Fiは証明書を使う方式のことがあり、つながるかは確認できなかったので、自宅のWi-Fiかスマホのテザリングで送る前提で考えたい。
文字が届くまでの目安は、録音時間の3分の1程度。1回の録音に複数の言語が混ざると対応できないので、英語まじりの講義では文字起こしが崩れる可能性がある。
大教室では席の位置も効く
AIレコーダーの公称の録音距離は、AutoMemoが約5m、PLAUD NOTEが最大3m、Plaud Note Proが最大5mだ。大教室の後ろの方に座ると、先生まで5m以上離れることは珍しくない。
文字起こしの精度は、マイクと話す人の距離に大きく左右される。前の方の席に座るほうが、録音機を高いものに替えるより効く場面がある。
従来型では、OM SYSTEMの2機種が講義向けの機能を持つ。WS-883とVP-20のボイスチェイサーは、広い教室で遠くの声を録るときに録音レベルを自動で上げる。WS-883はさらに、空調やプロジェクターのファンのような300Hz以下の音を自動でカットする。
電池とメモリ
90分を1日4コマ録っても6時間。10製品とも1日分は余裕で入るので、差が出るのは電池の種類だ。
- 乾電池(コンビニで買える):ICR-U115N、ICR-U138N、VN-551PC、WS-883、VP-20、DR-05XP
- 内蔵の充電池:AutoMemo R/S、PLAUD NOTE、Plaud Note Pro
乾電池式は、電池が切れてもその場で替えれば録音を続けられる。内蔵充電池のAI機は、録音時の電池がAutoMemo Rで約12時間、Plaud Note Proで最大50時間(録音範囲3mのモード)と幅がある。
スマホのボイスメモで足りる人
iPhoneのボイスメモはm4aで保存されるので、Whisperにそのまま渡せる。週に数コマだけ録るなら、まずスマホで試してからでも遅くない。
専用機があると楽なのは、録音中もスマホを普通に使いたい人、スマホの電池を減らしたくない人だ。机に置きっぱなしにできて、スマホとは別に電池を管理できるのが専用機の利点になる。
10製品の比較表
総合点は、講義を録って文字にする用途での使いやすさ(集音・録音形式・PCへの移しやすさ・文字起こしのコスト)と、学生が払いやすい価格で付けた5点満点。
| 総合 | 製品名 | 価格 | 講義の集音 | 文字起こしまでの手間 | 文字起こし費用 | 価格の安さ | 録音形式 | PCへの移し方 | 電源 | 録音時の電池 | メモリ | 文字起こしの無料枠 | 重さ | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.25 | OM SYSTEM WS-883 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥14,986 | Yahoo!¥15,133 | 5.0 | 4.0 | 5.0 | 3.0 | MP3/リニアPCM | 本体をUSB端子に直挿し・microSD | 単4ニッケル水素充電池×2(付属) | MP3 128kbpsで約30時間(アルカリ乾電池なら約41時間) | 8GB+microSD 2〜32GB | なし(Whisperなら0円) | 77g(電池含む) |
| 23.75 | オーム電機 ICR-U115N | Amazon価格を見る | 楽天市場¥4,751 | Yahoo!¥4,590 | 2.0 | 3.0 | 5.0 | 5.0 | MP3/WAV | microUSBコード(付属) | 単4乾電池×1(別売) | 約35時間 | 4GB(microSD非対応) | なし(Whisperなら0円) | 約18g(乾電池を除く) |
| 23.75 | OM SYSTEM VP-20 | — | 楽天市場¥18,000 | Yahoo!¥19,981 | 4.0 | 3.0 | 5.0 | 3.0 | MP3/リニアPCM | USB(延長ケーブル同梱) | 単4乾電池×1 | MP3 128kbpsで約27時間30分(アルカリ) | 8GB | なし(Whisperなら0円) | 37.5g(電池含む) |
| 23.75 | オーム電機 ICR-U138N | Amazon価格を見る | 楽天市場¥7,678 | Yahoo!¥6,310 | 2.5 | 3.0 | 5.0 | 4.5 | MP3/WAV | microUSBケーブル(付属) | 単4乾電池×2(別売) | 約45時間 | 8GB | なし(Whisperなら0円) | 約40g(乾電池を除く) |
| 53.50 | Plaud Note Pro | Amazon価格を見る | 楽天市場¥24,640 | Yahoo!¥27,236 | 4.0 | 5.0 | 3.5 | 1.5 | クラウド(MP3/WAVで書き出し) | Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)でアプリへ | 内蔵充電池 | 最大50時間(5mのモードでは最大30時間) | 64GB | 月300分 | 30g |
| 63.38 | ソースネクスト AutoMemo R | Amazon価格を見る | 楽天市場¥13,200 | Yahoo!¥13,200 | 3.0 | 5.0 | 2.0 | 3.5 | OPUS(mp3で取り出し可) | Wi-Fi(2.4GHz)でクラウドへ | 内蔵充電池 | 約12時間 | 4GB | 月1時間 | 約68g |
| 63.38 | TASCAM DR-05XP | Amazon価格を見る | 楽天市場¥19,800 | Yahoo!¥19,800 | 3.0 | 3.0 | 5.0 | 2.5 | WAV/MP3 | USB Type-C・microSD | 単3乾電池×2(別売) | 最大17.5時間 | 内蔵なし(microSDXC 最大512GB・別売) | なし(Whisperなら0円) | 174g(電池含む) |
| 83.13 | OM SYSTEM VN-551PC | Amazon価格を見る | 楽天市場¥9,810 | Yahoo!¥9,810 | 2.0 | 2.0 | 4.5 | 4.0 | WMA | USBケーブル(microB・同梱) | 単4乾電池×2(同梱) | 約52時間 | 4GB | なし(変換すればWhisper) | 67g(電池含む) |
| 83.13 | ソースネクスト AutoMemo S | Amazon価格を見る | 楽天市場¥18,700 | Yahoo!¥18,700 | 3.0 | 5.0 | 2.0 | 2.5 | flac | Wi-Fiでクラウドへ | 内蔵充電池 | 約16時間 | 16GB | 月1時間 | 約88g |
| 103.00 | PLAUD NOTE | Amazon価格を見る | 楽天市場¥29,700 | Yahoo!¥29,380 | 2.0 | 5.0 | 3.5 | 1.5 | クラウド(MP3/WAVで書き出し) | Wi-Fi(2.4GHz)でアプリへ | 内蔵充電池 | 最大30時間 | 64GB | 月300分 | 約30g |
講義の集音の星は、公称の録音距離と、ボイスチェイサー・ローカットのような講義向け機能の有無で付けた。文字起こしまでの手間の星は、録音形式とPCへの移しやすさ、文字起こしを本体側で済ませられるかで決めている。どちらも数字1つでは比べられないので星にした。
1位のWS-883は、ローカット・ボイスチェイサー・MP3・PCへの直挿しが約14,986円にそろう。講義を録ってPCで文字にする流れに、いちばん引っかかりが少ない。
VP-20、ICR-U138Nと同点で2位に入ったICR-U115Nは機能が少ないものの、MP3とWAVで録れて約4,360円。文字起こしをPCに任せるなら、録音機に払うのはこれで足りる。
同じオーム電機のICR-U138Nは約7,678円で、スピーカーと8GBのメモリ、会議・長距離などのシーン別ノイズ軽減が付く。シーン別ノイズ軽減がある分だけ集音の星を半分上げ、価格の星を半分下げたので、総合はICR-U115Nと同じになった。
AI機の中ではPlaud Note Proが上。録音距離5m(このモードで最大30時間)で講義に向く一方、無印のPLAUD NOTEは録音範囲が3mで、楽天ではNote Proとの差が約1,100円しかないため最下位にした。
1万円以下の乾電池式
録った音声をPCで文字にするなら、録音機はこの価格帯で足りる。3台とも単4乾電池で動き、付属のUSBケーブルでPCに移せる。
1. オーム電機 ICR-U115N
👍 良い点
- 約4,360円で10製品中の最安
- MP3とWAVで録れてWhisperにそのまま渡せる
- 単4乾電池1本で録音約35時間
- 約18g(乾電池を除く)と軽い
- USBコード付属でPCに移せる
👎 気になる点
- マイクはモノラル
- スピーカーが無くイヤホンでしか聞けない
- 乾電池は別売
- microSDに対応しない
- 端子がmicroUSB
単4乾電池1本で録音約35時間、MP3かWAVで録れて、付属のUSBコードでPCに移せる。楽天で約4,360円と10製品の最安。マイクはモノラルでスピーカーも無く、録って文字起こしに回すだけの機能に絞った1台。
こんな人に:録った音声はPCで文字にするので、録音機は安く済ませたい
2. OM SYSTEM VN-551PC
👍 良い点
- 電源オフからスイッチ1つで録音開始
- スイッチの位置で録音中かが分かる
- 単4乾電池2本で録音約52時間
- 単4アルカリ乾電池2本が同梱
- 4GBで約251時間録れる
👎 気になる点
- 録音形式がWMAだけ
- 文字起こしの前に変換が要る場合がある
- 約9,810円でICR-U115Nの2倍以上
- 端子がmicroB
- 67g(電池含む)でICR-U115Nより重い
電源が切れた状態でも、録音スイッチをスライドするだけで録り始められるOM SYSTEMの定番機。単4乾電池2本で録音約52時間と、10製品でいちばん長い。ただし録音形式はWMAだけで、文字起こしに回す前にMP3やWAVへの変換が要る場合がある。
こんな人に:文字起こしより聞き直しが中心で、電池の持ちを優先したい
3. オーム電機 ICR-U138N
👍 良い点
- MP3とWAVで録れてWhisperにそのまま渡せる
- 会議・長距離などのシーン別ノイズ軽減が付く
- 内蔵8GBでICR-U115Nの2倍
- スピーカー付きで本体だけで聞き直せる
- 単4乾電池2本で録音約45時間
👎 気になる点
- 内蔵マイクはモノラル
- microSDに対応しない
- 乾電池は別売
- 端子がmicroUSB
- ICR-U115Nより約3,300円高い
ICR-U115Nと同じオーム電機の、内蔵8GBの機種。MP3とWAVで録れて、会議・長距離などに合わせて録音時のノイズを減らすシーン別ノイズ軽減と、外部マイク端子・スピーカーが付く。単4乾電池2本で録音約45時間。内蔵マイクはモノラルで、ボイスチェイサーのような講義専用の機能は無い。
こんな人に:1万円以下で、スピーカーで聞き直せてノイズ軽減も付いた1台が欲しい
文字起こしまでするなら、MP3とWAVで録れるICR-U115NのほうがVN-551PCより手間が少なく、価格も半分以下だ。スピーカーで聞き直したいならICR-U138N。VN-551PCは、スイッチ1つで録り始められる操作の簡単さと電池の持ちで選ぶ機種になる。
講義向けの機能があるOM SYSTEM
大教室で先生の声を拾いたいなら、ボイスチェイサーを持つこの2機種。WS-883は据え置きで機能の多さ、VP-20はペン型で持ち歩きやすさが強い。
1. OM SYSTEM WS-883
👍 良い点
- 300Hz以下のファン音をカットするローカット
- 広い教室で遠くの声のレベルを上げるボイスチェイサー
- MP3とリニアPCMで録れる
- 本体をPCに直接挿して取り込める
- 内蔵8GBにmicroSD(2〜32GB)を足せる
👎 気になる点
- 77g(電池含む)でペン型のVP-20の約2倍
- 約14,986円でICR-U115Nの3倍以上
- リニアPCMは22.05kHz・16bit・モノラル
- 文字起こしの機能は本体に無い
- 付属の充電池だとMP3録音は約30時間でアルカリ乾電池より短い
空調やプロジェクターのファンのような300Hz以下の音をカットし、広い教室では遠くの声に合わせて録音レベルを自動で上げる。講義室で起きることにそのまま効く機能を、メーカーが公式に書いている機種。MP3かリニアPCMで録れて、本体をPCのUSB端子に直接挿して取り込める。
こんな人に:大きな教室の講義を録って、PCで文字起こしまでしたい
2. OM SYSTEM VP-20
👍 良い点
- 37.5g(電池含む)のペン型
- 全指向性のステレオマイク
- ボイスチェイサーと擦れ音フィルター
- MP3とリニアPCMで録れる
- 単4乾電池1本でMP3録音約27時間30分(アルカリ)
👎 気になる点
- 約17,820円でWS-883より約2,800円高い
- 仕様にmicroSDの記載が無い
- 本体をPCに直接挿せるかは確認できなかった
- ニッケル水素充電池ではMP3録音約21時間
- 文字起こしの機能は本体に無い
長さ130mm・37.5g(電池含む)のペン型で、筆箱や胸ポケットに入る。全指向性のステレオマイクに、ボイスチェイサーと擦れ音フィルターを持ち、MP3かリニアPCMで録れる。公式の発売日は2026年1月30日の新しいモデル。
こんな人に:録音機のために荷物を増やしたくない
講義専用に1台買うなら、ローカットまで持つWS-883のほうが安くて機能も多い。VP-20は、筆箱に入れて毎日持ち歩くことを優先する人向けだ。
楽器の録音も兼ねるTASCAM
講義のほかに、楽器の練習や歌を録りたい人ならDR-05XPが候補に入る。講義向けの集音機能は無いので、講義だけならOM SYSTEMの2機種のほうが合う。
1. TASCAM DR-05XP
👍 良い点
- 32bitフロートで入力レベル合わせが要らない
- WAV(最大96kHz)とMP3で録れる
- microSDXCは最大512GBまで使える
- USBオーディオインターフェースにもなる
- 最大125dB SPLの無指向性コンデンサーマイク
👎 気になる点
- 174g(電池含む)で10製品中もっとも重い
- microSDカードが同梱されない
- 単3乾電池も同梱されず、駆動は最大17.5時間
- ボイスチェイサーのような講義向け機能が無い
- 楽天ビックでは「出荷までお時間をいただきます」表示
32bitフロートで録れるので、録音前に入力レベルを合わせなくても音が割れない(公式)。WAVとMP3に対応し、USB Type-CでPCにつなげばUSBオーディオインターフェースとしても使える。講義向けの集音機能は無く、演奏の録音と兼ねたい人向け。
こんな人に:講義のほかに、楽器や声の録音にも1台で使いたい
約19,800円にmicroSDカードと電池の代金が加わる。講義の録音だけが目的なら、WS-883より約5千円高く、講義向けの機能も無い。
文字起こしまで自動のAutoMemo
録音をWi-Fiでクラウドに送ると、文字起こしが自動で届く。どちらも無料で文字にできるのは月1時間までなので、たまに録る講義やゼミ向けだ。
1. ソースネクスト AutoMemo R
👍 良い点
- AIレコーダーで最安の約13,200円
- 録音後はWi-Fiで送るだけで文字起こしが届く
- 集音距離5m(公称)
- 待機1か月以上
- 録音ファイルをwebアプリからmp3で取り出せる
👎 気になる点
- 無料の文字起こしは月1時間まで
- クラウドへの転送にWi-Fiが要る
- 画面は2インチでタッチ操作できず、文字起こしの結果は本体で見られない
- 録音時の電池は約12時間
- 複数の言語が混ざる録音には対応しない
録音後にWi-Fiでクラウドへ送ると、文字起こしが自動で届くAIレコーダー。楽天で約13,200円とAI機では最安で、待機は1か月以上もつ。2インチの画面はあるがタッチ操作はできず、文字起こしの結果は本体では見られない。無料で文字にできるのは月1時間まで。
こんな人に:PCを使わず、録るだけで文字にしたい。量は少なめ
2. ソースネクスト AutoMemo S
👍 良い点
- 2.83インチのタッチパネル
- 録音約16時間でRより4時間長い
- 内蔵16GB
- 別途申し込むワイド延長保証で購入日から3年まで延ばせる
- 集音距離5m(公称)
👎 気になる点
- 無料の文字起こしは月1時間まで
- 本体に証明書を入れられず、大学のWi-Fiにつながるかは未確認
- 2022年1月の発売で古め
- 約88gで10製品の中では重いほう
- Rより約5,500円高い
2.83インチのタッチパネルを持ち、文字起こしの結果を本体の画面で確かめられるAIレコーダー。内蔵16GBで録音は約16時間。2022年1月の発売で、無料の文字起こしが月1時間までなのはRと同じ。
こんな人に:スマホを出さずに、文字起こしの結果を本体の画面で見たい
Rにも2インチの画面はあるが、タッチ操作と文字起こし結果の確認ができるのはSだけだ。文字起こしの結果を本体で見なくていいなら、約5,500円安いRで足りる。Sの楽天の商品ページにある「月額980円」は旧価格なので、有料プランはどちらも公式の1か月30時間1,480円〜で考えたい。
スマホで要約まで見るPLAUD
PLAUDは厚さ2.99mmのカード型で、文字起こしと要約が月300分まで無料で付く。AutoMemoより無料枠は広いが、全講義を起こすにはUnlimitedの年額プランが要る。
1. Plaud Note Pro
👍 良い点
- MEMSマイク4つで録音範囲は最大5m(音声強化モード)
- 録音範囲3mのモードなら録音最大50時間
- 厚さ2.99mm・30g
- 文字起こし・要約が月300分まで無料
- Wi-Fi転送が2.4GHzと5GHzの両対応
👎 気になる点
- 約30,800円で10製品中いちばん高い
- 録音がクラウドに上がる
- 月300分では週10コマの講義の1割にも届かない
- 5mまで録れるモードでは録音は最大30時間に縮む
- 全講義を起こすならUnlimitedの年額40,000円が要る
マイク4つとAI指向性収音で、最大5mまで録れるPLAUDの上位機。5mまで録れるモードでは録音は最大30時間、3mのモードなら最大50時間。楽天のPLAUD公式店では約30,800円で、セールのときはこれより安く出ることがある。無料の文字起こしは月300分で、全講義を文字にするならUnlimitedの年額プランが要る。
こんな人に:PCを使わずに、講義の文字起こしと要約までスマホで見たい
2. PLAUD NOTE
👍 良い点
- 厚さ2.99mm・約30g
- 文字起こし・要約が月300分まで無料
- 録音最大30時間
- 内蔵64GB
- 待機60日
👎 気になる点
- 録音範囲が最大3mで大教室に向かない
- 楽天の公式店で約29,700円と、Note Proとの差が約1,100円しかない
- 録音がクラウドに上がる
- Wi-Fi転送は2.4GHzだけ
- 全講義を起こすには有料プランが要る
厚さ2.99mm・約30gのカード型で、スマホの背面に付けて持ち歩けるAIレコーダー。本体を買うと、月300分の文字起こし・要約が無料で付く。録音範囲は最大3mで、楽天のアイリスオーヤマ公式店では約29,700円で、Note Proとの差は約1,100円しかない。
こんな人に:少人数のゼミや面談を、スマホと一緒に持ち歩いて録りたい
楽天の価格では、録音範囲が広く(5mのモード)、電池も長い(3mのモードで最大50時間)Note Proのほうが安い。講義を録るなら、無印のNOTEを選ぶ理由は見当たらなかった。
学生におすすめ3選
予算の少ない学生向けに、安く始める1台・定番の1台・少し上の1台に分けた。
- 予算を抑えて始めるなら → オーム電機 ICR-U138N(約7,678円)。MP3とWAVで録れて、スピーカーとシーン別ノイズ軽減が付く。内蔵8GB、単4乾電池2本で録音約45時間。録った音声は自分のPCのWhisperで文字にすれば、毎月の費用はかからない。
- 大教室の講義を長く録り続けるなら → OM SYSTEM WS-883(約14,986円)。ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCのUSB端子に直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。
- 少し上を出して要約まで任せるなら → Plaud Note Pro(約30,800円)。マイク4つで最大5mまで録れて、文字起こしと要約までスマホのアプリで見られる。無料の文字起こしは月300分なので、全講義を起こすなら有料プランが要る。
MP3とWAVで録れて、スピーカーとシーン別ノイズ軽減が付く。内蔵8GB、単4乾電池2本で録音約45時間。録った音声は自分のPCのWhisperで文字にすれば、毎月の費用はかからない。
こんな人に:予算を抑えて始めるなら
ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCのUSB端子に直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。
こんな人に:大教室の講義を長く録り続けるなら
| 総合 | 製品名 | 価格 | 講義の集音 | 文字起こしまでの手間 | 文字起こし費用 | 価格の安さ | 録音形式 | PCへの移し方 | 電源 | 録音時の電池 | メモリ | 文字起こしの無料枠 | 重さ | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14.25 | OM SYSTEM WS-883 | Amazon価格を見る | 楽天市場¥14,986 | Yahoo!¥15,133 | 5.0 | 4.0 | 5.0 | 3.0 | MP3/リニアPCM | 本体をUSB端子に直挿し・microSD | 単4ニッケル水素充電池×2(付属) | MP3 128kbpsで約30時間(アルカリ乾電池なら約41時間) | 8GB+microSD 2〜32GB | なし(Whisperなら0円) | 77g(電池含む) |
| 23.75 | オーム電機 ICR-U138N | Amazon価格を見る | 楽天市場¥7,678 | Yahoo!¥6,310 | 2.5 | 3.0 | 5.0 | 4.5 | MP3/WAV | microUSBケーブル(付属) | 単4乾電池×2(別売) | 約45時間 | 8GB | なし(Whisperなら0円) | 約40g(乾電池を除く) |
| 53.50 | Plaud Note Pro | Amazon価格を見る | 楽天市場¥24,640 | Yahoo!¥27,236 | 4.0 | 5.0 | 3.5 | 1.5 | クラウド(MP3/WAVで書き出し) | Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)でアプリへ | 内蔵充電池 | 最大50時間(5mのモードでは最大30時間) | 64GB | 月300分 | 30g |
講義の録音におすすめ3選
3つとも2万円以下に収めた。全講義を文字にするなら、AI機の有料プランより従来型+自分のPCのWhisperのほうが毎月の出費が無い。
- 安く録ってPCで文字にするなら → オーム電機 ICR-U115N(約4,360円)。MP3とWAVで録れて、単4乾電池1本で録音約35時間。マイクはモノラルでも、文字起こしに回すだけならこれで足りる。
- 大教室の講義が中心なら → OM SYSTEM WS-883(約14,986円)。ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCに直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。
- PCを使わず文字にしたいなら → ソースネクスト AutoMemo R(約13,200円)。録ってWi-Fiで送るだけで文字が届く。無料は月1時間なので、量が増えたら有料プランかWS-883+Whisperに切り替えたい。
MP3とWAVで録れて、単4乾電池1本で録音約35時間。マイクはモノラルでも、文字起こしに回すだけならこれで足りる。
こんな人に:安く録ってPCで文字にするなら
ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCに直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。
こんな人に:大教室の講義が中心なら
録った講義の文字起こしと要約は、Whisper+Ollamaで議事録を完全ローカル化の手順で自分のPCだけで済ませられる。文字にした講義をノートに整理するなら、大学生のObsidian授業ノート術の書き方と組み合わせやすい。
出典(2026年10月5日時点)
- オーム電機 ICR-U115N(オーム電機公式)
- オーム電機 ICR-U138N(オーム電機公式)
- OM SYSTEM VN-551PC 仕様(OM SYSTEM公式)
- OM SYSTEM WS-882/WS-883 仕様(OM SYSTEM公式)
- OM SYSTEM WS-882/WS-883 特長(OM SYSTEM公式)
- OM SYSTEM VP-20 仕様(OM SYSTEM公式)
- OM SYSTEM ICレコーダー製品一覧(OM SYSTEM公式)
- TASCAM DR-05XP 仕様(TASCAM公式)
- AutoMemo 製品比較・料金(ソースネクスト公式)
- PLAUD AIメンバーシップ(PLAUD公式)
- Plaud Note Pro と PLAUD NOTE の比較(PLAUD公式ブログ)
- ICD-PX470F 販売終了について(kunkoku.jp)
- 授業の撮影・録画・録音について(山口大学 共通教育)
- 京都大学新聞(2015年7月1日)
- 講義の録音・文字起こしと学内ルール・著作権(ミラボ)
- ボイスレコーダーでの文字起こし方法(スマート書記)
よくある質問
講義を文字起こしするなら、ボイスレコーダーは何を基準に選べばいい?
録音形式とPCへの移し方を見る。MP3かWAVで録れる機種なら、自分のPCで動くWhisperにそのまま渡せる。今回の10製品では、OM SYSTEM VN-551PCだけが録音形式がWMAで、文字起こしの前に変換が要る場合がある。
AIボイスレコーダーなら全部の講義を文字にできる?
無料の範囲では足りない。90分の講義を週10コマ受けると月に約60時間になるが、無料で文字にできるのはPLAUDが月300分、AutoMemoが月1時間まで。全部を起こすなら有料プランか、MP3やWAVで録って自分のPCのWhisperで文字にする方法になる。
大学の講義は録音していい?
大学や授業ごとに扱いが違う。山口大学の共通教育のように授業の録音を原則禁止とし、必要なら担当教員の許可を求める大学もある。シラバスや学生ポータルを確かめ、書いていなければ担当の先生に直接聞くのが確実。録音を友人に渡したりSNSに上げたりするのは、自分の復習の範囲を超える。