講義録音のボイスレコーダーおすすめ10選!文字起こし前提で選ぶ【2026年10月版】

講義録音のボイスレコーダーおすすめ10選!文字起こし前提で選ぶ【2026年10月版】

講義を録っておけば、聞き逃したところをあとで文字にして読み返せる。ただ録音機は4千円台から3万円ほどまであって、どこにお金を払うかで選ぶ機種が変わる。

結論 録った音声を自分のPCで文字にするなら、MP3かWAVで録れる従来型で足りる。大教室の講義が中心ならOM SYSTEM WS-883(約14,986円)、安く済ませるならオーム電機 ICR-U115N(約4,360円)。PCを使わず文字まで自動にしたいならAutoMemo R(約13,200円)だが、無料の文字起こしは月1時間まで。録る前に、その授業で録音していいかを確かめておきたい。

価格は2026年10月時点で確認した実売の目安です。セール・在庫で変動するので、購入前にリンク先で最新価格を確認してください。この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載商品の選び方・星の意味・実際に所有している機材は評価基準で公開しています。

目次 / INDEX

講義を録る前に、録音していいか確かめる

講義の録音は、大学や授業ごとに扱いが違う。山口大学の共通教育は「授業の撮影・録画・録音は原則禁止」としたうえで、必要なら「必ず授業担当教員の許可を得てください」と案内している。

京都大学の経済学部でも、許可のない授業中の撮影・録音が禁止されたと2015年に京都大学新聞が報じた。個人で使う目的でも、担当教員の許可が要るという内容だった。

自分の授業がどうかは、シラバス、学生ポータル、授業内のアナウンスの順に見ていくと早い。どこにも書いていなければ、担当の先生に直接聞くのが確実だ。

録ったあとの扱いにも線がある。講義の録音と著作権を解説したミラボの記事は、自分の復習に使うぶんを私的使用の範囲としている。

一方で、友人に渡す・グループチャットに流す・SNSに上げるのは私的使用を超えると整理している。OM SYSTEMもVP-20の公式ページで「個人として使用する以外は、著作権法上、権利者に無断で使用できません」と書いている。

ゼミのように発言者が複数いる場なら、録音と文字起こしをすることを先に伝えて同意を取っておく。Whisper+Ollamaで議事録を完全ローカル化でも、録音の前に参加者の同意を取ることを最初に書いた。

文字起こし前提のボイスレコーダーの選び方

筆者はここで紹介する10製品を持っていない。メーカーの公式仕様と楽天の商品ページの記載を並べて比べた、実機レビューではなく調査記事だ。

講義向けの比較記事でよく名前が出るソニーのICD-PX470Fは、メーカーの出荷が終わり、ソニーストアでの販売も終了している。楽天では定価を超える在庫価格になっていたので、今回は現行品だけで組んだ。

録音形式はMP3かWAV

録った音声を自分のPCで文字にするなら、Whisperが手軽だ。OpenAIが公開している音声認識モデルで、ネットにつながず自分のPCの中で動く。

Whisperに渡せるのはmp3・wav・m4aあたり。録音機がこのどれかで録れれば、PCに移してコマンドを1行打つだけで文字になる。

今回の10製品を録音形式で分けると、こうなる。

  • MP3とWAV(リニアPCM)で録れる:オーム電機 ICR-U115N、オーム電機 ICR-U138N、OM SYSTEM WS-883、OM SYSTEM VP-20、TASCAM DR-05XP
  • WMAだけ:OM SYSTEM VN-551PC
  • クラウドに上げてから書き出す:AutoMemo R/S、PLAUD NOTE、Plaud Note Pro

従来型の6機種のうち、VN-551PCはMP3でもWAVでも録れない。Whisperに渡す前にMP3やWAVへの変換が要る場合があり、この記事では試していない。

AutoMemoはRがOPUS、Sがflacという形式で録る。Rはwebアプリからmp3で取り出せると公式の仕様表にあるが、Sの欄にはその記載がない。サンプリング周波数は16000Hz(公式)。

PCへの移し方

講義を毎日録るなら、PCに移す手間は毎日かかる。ケーブルを探さずに済むかどうかで、続くかどうかが変わる。

  • 本体をPCのUSB端子に直接挿す:WS-883
  • 付属のUSBケーブルでつなぐ:ICR-U115N(microUSB)、ICR-U138N(microUSB)、VN-551PC(microB)
  • microSDカードを抜いてPCに読ませる:WS-883、DR-05XP
  • Wi-Fiでクラウドに送り、アプリやwebから取り出す:AutoMemo R/S、PLAUD NOTE、Plaud Note Pro

VP-20にもUSB端子があり、USB延長ケーブルが同梱されている。DR-05XPはUSB Type-CでPCにつなぐと、USBオーディオインターフェース(PCに音を出し入れする機器)としても使える。

DR-05XPはmicroSDカードが同梱されない。容量の選び方はmicroSD・SDカード10選にまとめてある。

全講義を文字にするなら、AIレコーダーの無料枠では足りない

AIレコーダーは、録音をクラウドに送って文字起こしする。PCを使わずに文字まで届くのが強みだが、無料で文字にできる量には上限がある。

90分の講義を週10コマ受けると、1か月(4週)で90分×10コマ×4週=3,600分、約60時間になる。これを無料枠と比べるとこうなる。

文字起こしの方法無料で文字にできる量月60時間に対して有料プラン
従来型で録って自分のPCのWhisper上限なし全部0円
PLAUD(NOTE/Note Pro)月300分(5時間)約8%Pro 年額16,800円で月1,200分、Unlimited 年額40,000円
AutoMemo(R/S)月1時間約2%1か月30時間で1,480円〜

PLAUDのProプランでも月1,200分、つまり20時間だ。全講義を起こすなら、Unlimitedかローカルの2択になる。

自分のPCで文字にすれば、音声がクラウドに上がらないのも利点だ。要約まで自分のPCで済ませるなら、Ollamaの入れ方はMac版Ollama最短入門にまとめた。

AutoMemo Sは、楽天の商品ページに「月額980円」の表記が残っている。公式サイトの現在の料金は1か月30時間で1,480円〜なので、そちらで計算したほうがいい。

AutoMemoのWi-Fiと言語の注意点

AutoMemoの公式FAQによると、録音中にWi-Fiは要らない。録音が終わってクラウドに送るときにWi-Fiが要る。

FAQには「AutoMemo S端末に証明書をインストールすることはできません」ともある。大学のWi-Fiは証明書を使う方式のことがあり、つながるかは確認できなかったので、自宅のWi-Fiかスマホのテザリングで送る前提で考えたい。

文字が届くまでの目安は、録音時間の3分の1程度。1回の録音に複数の言語が混ざると対応できないので、英語まじりの講義では文字起こしが崩れる可能性がある。

大教室では席の位置も効く

AIレコーダーの公称の録音距離は、AutoMemoが約5m、PLAUD NOTEが最大3m、Plaud Note Proが最大5mだ。大教室の後ろの方に座ると、先生まで5m以上離れることは珍しくない。

文字起こしの精度は、マイクと話す人の距離に大きく左右される。前の方の席に座るほうが、録音機を高いものに替えるより効く場面がある。

従来型では、OM SYSTEMの2機種が講義向けの機能を持つ。WS-883とVP-20のボイスチェイサーは、広い教室で遠くの声を録るときに録音レベルを自動で上げる。WS-883はさらに、空調やプロジェクターのファンのような300Hz以下の音を自動でカットする。

大学の講義室と録音

電池とメモリ

90分を1日4コマ録っても6時間。10製品とも1日分は余裕で入るので、差が出るのは電池の種類だ。

  • 乾電池(コンビニで買える):ICR-U115N、ICR-U138N、VN-551PC、WS-883、VP-20、DR-05XP
  • 内蔵の充電池:AutoMemo R/S、PLAUD NOTE、Plaud Note Pro

乾電池式は、電池が切れてもその場で替えれば録音を続けられる。内蔵充電池のAI機は、録音時の電池がAutoMemo Rで約12時間、Plaud Note Proで最大50時間(録音範囲3mのモード)と幅がある。

スマホのボイスメモで足りる人

iPhoneのボイスメモはm4aで保存されるので、Whisperにそのまま渡せる。週に数コマだけ録るなら、まずスマホで試してからでも遅くない。

専用機があると楽なのは、録音中もスマホを普通に使いたい人、スマホの電池を減らしたくない人だ。机に置きっぱなしにできて、スマホとは別に電池を管理できるのが専用機の利点になる。

10製品の比較表

総合点は、講義を録って文字にする用途での使いやすさ(集音・録音形式・PCへの移しやすさ・文字起こしのコスト)と、学生が払いやすい価格で付けた5点満点。

総合製品名価格講義の集音文字起こしまでの手間文字起こし費用価格の安さ録音形式PCへの移し方電源録音時の電池メモリ文字起こしの無料枠重さ
14.25OM SYSTEM WS-883Amazon価格を見る楽天市場¥14,986Yahoo!¥15,1335.04.05.03.0MP3/リニアPCM本体をUSB端子に直挿し・microSD単4ニッケル水素充電池×2(付属)MP3 128kbpsで約30時間(アルカリ乾電池なら約41時間)8GB+microSD 2〜32GBなし(Whisperなら0円)77g(電池含む)
23.75オーム電機 ICR-U115NAmazon価格を見る楽天市場¥4,751Yahoo!¥4,5902.03.05.05.0MP3/WAVmicroUSBコード(付属)単4乾電池×1(別売)約35時間4GB(microSD非対応)なし(Whisperなら0円)約18g(乾電池を除く)
23.75OM SYSTEM VP-20—楽天市場¥18,000Yahoo!¥19,9814.03.05.03.0MP3/リニアPCMUSB(延長ケーブル同梱)単4乾電池×1MP3 128kbpsで約27時間30分(アルカリ)8GBなし(Whisperなら0円)37.5g(電池含む)
23.75オーム電機 ICR-U138NAmazon価格を見る楽天市場¥7,678Yahoo!¥6,3102.53.05.04.5MP3/WAVmicroUSBケーブル(付属)単4乾電池×2(別売)約45時間8GBなし(Whisperなら0円)約40g(乾電池を除く)
53.50Plaud Note ProAmazon価格を見る楽天市場¥24,640Yahoo!¥27,2364.05.03.51.5クラウド(MP3/WAVで書き出し)Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)でアプリへ内蔵充電池最大50時間(5mのモードでは最大30時間)64GB月300分30g
63.38ソースネクスト AutoMemo RAmazon価格を見る楽天市場¥13,200Yahoo!¥13,2003.05.02.03.5OPUS(mp3で取り出し可)Wi-Fi(2.4GHz)でクラウドへ内蔵充電池約12時間4GB月1時間約68g
63.38TASCAM DR-05XPAmazon価格を見る楽天市場¥19,800Yahoo!¥19,8003.03.05.02.5WAV/MP3USB Type-C・microSD単3乾電池×2(別売)最大17.5時間内蔵なし(microSDXC 最大512GB・別売)なし(Whisperなら0円)174g(電池含む)
83.13OM SYSTEM VN-551PCAmazon価格を見る楽天市場¥9,810Yahoo!¥9,8102.02.04.54.0WMAUSBケーブル(microB・同梱)単4乾電池×2(同梱)約52時間4GBなし(変換すればWhisper)67g(電池含む)
83.13ソースネクスト AutoMemo SAmazon価格を見る楽天市場¥18,700Yahoo!¥18,7003.05.02.02.5flacWi-Fiでクラウドへ内蔵充電池約16時間16GB月1時間約88g
103.00PLAUD NOTEAmazon価格を見る楽天市場¥29,700Yahoo!¥29,3802.05.03.51.5クラウド(MP3/WAVで書き出し)Wi-Fi(2.4GHz)でアプリへ内蔵充電池最大30時間64GB月300分約30g

講義の集音の星は、公称の録音距離と、ボイスチェイサー・ローカットのような講義向け機能の有無で付けた。文字起こしまでの手間の星は、録音形式とPCへの移しやすさ、文字起こしを本体側で済ませられるかで決めている。どちらも数字1つでは比べられないので星にした。

1位のWS-883は、ローカット・ボイスチェイサー・MP3・PCへの直挿しが約14,986円にそろう。講義を録ってPCで文字にする流れに、いちばん引っかかりが少ない。

VP-20、ICR-U138Nと同点で2位に入ったICR-U115Nは機能が少ないものの、MP3とWAVで録れて約4,360円。文字起こしをPCに任せるなら、録音機に払うのはこれで足りる。

同じオーム電機のICR-U138Nは約7,678円で、スピーカーと8GBのメモリ、会議・長距離などのシーン別ノイズ軽減が付く。シーン別ノイズ軽減がある分だけ集音の星を半分上げ、価格の星を半分下げたので、総合はICR-U115Nと同じになった。

AI機の中ではPlaud Note Proが上。録音距離5m(このモードで最大30時間)で講義に向く一方、無印のPLAUD NOTEは録音範囲が3mで、楽天ではNote Proとの差が約1,100円しかないため最下位にした。

1万円以下の乾電池式

録った音声をPCで文字にするなら、録音機はこの価格帯で足りる。3台とも単4乾電池で動き、付属のUSBケーブルでPCに移せる。

1. オーム電機 ICR-U115N

オーム電機 ICR-U115N

👍 良い点

  • 約4,360円で10製品中の最安
  • MP3とWAVで録れてWhisperにそのまま渡せる
  • 単4乾電池1本で録音約35時間
  • 約18g(乾電池を除く)と軽い
  • USBコード付属でPCに移せる

👎 気になる点

  • マイクはモノラル
  • スピーカーが無くイヤホンでしか聞けない
  • 乾電池は別売
  • microSDに対応しない
  • 端子がmicroUSB
オーム電機 ICR-U115N
2オーム電機 ICR-U115N約4,590円(10月17日時点)

単4乾電池1本で録音約35時間、MP3かWAVで録れて、付属のUSBコードでPCに移せる。楽天で約4,360円と10製品の最安。マイクはモノラルでスピーカーも無く、録って文字起こしに回すだけの機能に絞った1台。

こんな人に:録った音声はPCで文字にするので、録音機は安く済ませたい

2. OM SYSTEM VN-551PC

OM SYSTEM VN-551PC

👍 良い点

  • 電源オフからスイッチ1つで録音開始
  • スイッチの位置で録音中かが分かる
  • 単4乾電池2本で録音約52時間
  • 単4アルカリ乾電池2本が同梱
  • 4GBで約251時間録れる

👎 気になる点

  • 録音形式がWMAだけ
  • 文字起こしの前に変換が要る場合がある
  • 約9,810円でICR-U115Nの2倍以上
  • 端子がmicroB
  • 67g(電池含む)でICR-U115Nより重い
OM SYSTEM VN-551PC
8OM SYSTEM VN-551PC約9,810円(10月17日時点)

電源が切れた状態でも、録音スイッチをスライドするだけで録り始められるOM SYSTEMの定番機。単4乾電池2本で録音約52時間と、10製品でいちばん長い。ただし録音形式はWMAだけで、文字起こしに回す前にMP3やWAVへの変換が要る場合がある。

こんな人に:文字起こしより聞き直しが中心で、電池の持ちを優先したい

3. オーム電機 ICR-U138N

オーム電機 ICR-U138N

👍 良い点

  • MP3とWAVで録れてWhisperにそのまま渡せる
  • 会議・長距離などのシーン別ノイズ軽減が付く
  • 内蔵8GBでICR-U115Nの2倍
  • スピーカー付きで本体だけで聞き直せる
  • 単4乾電池2本で録音約45時間

👎 気になる点

  • 内蔵マイクはモノラル
  • microSDに対応しない
  • 乾電池は別売
  • 端子がmicroUSB
  • ICR-U115Nより約3,300円高い
オーム電機 ICR-U138N
2オーム電機 ICR-U138N約6,310円(10月17日時点)

ICR-U115Nと同じオーム電機の、内蔵8GBの機種。MP3とWAVで録れて、会議・長距離などに合わせて録音時のノイズを減らすシーン別ノイズ軽減と、外部マイク端子・スピーカーが付く。単4乾電池2本で録音約45時間。内蔵マイクはモノラルで、ボイスチェイサーのような講義専用の機能は無い。

こんな人に:1万円以下で、スピーカーで聞き直せてノイズ軽減も付いた1台が欲しい

文字起こしまでするなら、MP3とWAVで録れるICR-U115NのほうがVN-551PCより手間が少なく、価格も半分以下だ。スピーカーで聞き直したいならICR-U138N。VN-551PCは、スイッチ1つで録り始められる操作の簡単さと電池の持ちで選ぶ機種になる。

講義向けの機能があるOM SYSTEM

大教室で先生の声を拾いたいなら、ボイスチェイサーを持つこの2機種。WS-883は据え置きで機能の多さ、VP-20はペン型で持ち歩きやすさが強い。

1. OM SYSTEM WS-883

OM SYSTEM WS-883

👍 良い点

  • 300Hz以下のファン音をカットするローカット
  • 広い教室で遠くの声のレベルを上げるボイスチェイサー
  • MP3とリニアPCMで録れる
  • 本体をPCに直接挿して取り込める
  • 内蔵8GBにmicroSD(2〜32GB)を足せる

👎 気になる点

  • 77g(電池含む)でペン型のVP-20の約2倍
  • 約14,986円でICR-U115Nの3倍以上
  • リニアPCMは22.05kHz・16bit・モノラル
  • 文字起こしの機能は本体に無い
  • 付属の充電池だとMP3録音は約30時間でアルカリ乾電池より短い
OM SYSTEM WS-883
1OM SYSTEM WS-883約14,986円(10月17日時点)

空調やプロジェクターのファンのような300Hz以下の音をカットし、広い教室では遠くの声に合わせて録音レベルを自動で上げる。講義室で起きることにそのまま効く機能を、メーカーが公式に書いている機種。MP3かリニアPCMで録れて、本体をPCのUSB端子に直接挿して取り込める。

こんな人に:大きな教室の講義を録って、PCで文字起こしまでしたい

2. OM SYSTEM VP-20

OM SYSTEM VP-20

👍 良い点

  • 37.5g(電池含む)のペン型
  • 全指向性のステレオマイク
  • ボイスチェイサーと擦れ音フィルター
  • MP3とリニアPCMで録れる
  • 単4乾電池1本でMP3録音約27時間30分(アルカリ)

👎 気になる点

  • 約17,820円でWS-883より約2,800円高い
  • 仕様にmicroSDの記載が無い
  • 本体をPCに直接挿せるかは確認できなかった
  • ニッケル水素充電池ではMP3録音約21時間
  • 文字起こしの機能は本体に無い
OM SYSTEM VP-20
2OM SYSTEM VP-20約18,000円(10月17日時点)

長さ130mm・37.5g(電池含む)のペン型で、筆箱や胸ポケットに入る。全指向性のステレオマイクに、ボイスチェイサーと擦れ音フィルターを持ち、MP3かリニアPCMで録れる。公式の発売日は2026年1月30日の新しいモデル。

こんな人に:録音機のために荷物を増やしたくない

講義専用に1台買うなら、ローカットまで持つWS-883のほうが安くて機能も多い。VP-20は、筆箱に入れて毎日持ち歩くことを優先する人向けだ。

楽器の録音も兼ねるTASCAM

講義のほかに、楽器の練習や歌を録りたい人ならDR-05XPが候補に入る。講義向けの集音機能は無いので、講義だけならOM SYSTEMの2機種のほうが合う。

1. TASCAM DR-05XP

TASCAM DR-05XP

👍 良い点

  • 32bitフロートで入力レベル合わせが要らない
  • WAV(最大96kHz)とMP3で録れる
  • microSDXCは最大512GBまで使える
  • USBオーディオインターフェースにもなる
  • 最大125dB SPLの無指向性コンデンサーマイク

👎 気になる点

  • 174g(電池含む)で10製品中もっとも重い
  • microSDカードが同梱されない
  • 単3乾電池も同梱されず、駆動は最大17.5時間
  • ボイスチェイサーのような講義向け機能が無い
  • 楽天ビックでは「出荷までお時間をいただきます」表示
TASCAM DR-05XP
6TASCAM DR-05XP約19,800円(10月17日時点)

32bitフロートで録れるので、録音前に入力レベルを合わせなくても音が割れない(公式)。WAVとMP3に対応し、USB Type-CでPCにつなげばUSBオーディオインターフェースとしても使える。講義向けの集音機能は無く、演奏の録音と兼ねたい人向け。

こんな人に:講義のほかに、楽器や声の録音にも1台で使いたい

約19,800円にmicroSDカードと電池の代金が加わる。講義の録音だけが目的なら、WS-883より約5千円高く、講義向けの機能も無い。

文字起こしまで自動のAutoMemo

録音をWi-Fiでクラウドに送ると、文字起こしが自動で届く。どちらも無料で文字にできるのは月1時間までなので、たまに録る講義やゼミ向けだ。

1. ソースネクスト AutoMemo R

ソースネクスト AutoMemo R

👍 良い点

  • AIレコーダーで最安の約13,200円
  • 録音後はWi-Fiで送るだけで文字起こしが届く
  • 集音距離5m(公称)
  • 待機1か月以上
  • 録音ファイルをwebアプリからmp3で取り出せる

👎 気になる点

  • 無料の文字起こしは月1時間まで
  • クラウドへの転送にWi-Fiが要る
  • 画面は2インチでタッチ操作できず、文字起こしの結果は本体で見られない
  • 録音時の電池は約12時間
  • 複数の言語が混ざる録音には対応しない
ソースネクスト AutoMemo R
6ソースネクスト AutoMemo R約13,200円(10月17日時点)

録音後にWi-Fiでクラウドへ送ると、文字起こしが自動で届くAIレコーダー。楽天で約13,200円とAI機では最安で、待機は1か月以上もつ。2インチの画面はあるがタッチ操作はできず、文字起こしの結果は本体では見られない。無料で文字にできるのは月1時間まで。

こんな人に:PCを使わず、録るだけで文字にしたい。量は少なめ

2. ソースネクスト AutoMemo S

ソースネクスト AutoMemo S

👍 良い点

  • 2.83インチのタッチパネル
  • 録音約16時間でRより4時間長い
  • 内蔵16GB
  • 別途申し込むワイド延長保証で購入日から3年まで延ばせる
  • 集音距離5m(公称)

👎 気になる点

  • 無料の文字起こしは月1時間まで
  • 本体に証明書を入れられず、大学のWi-Fiにつながるかは未確認
  • 2022年1月の発売で古め
  • 約88gで10製品の中では重いほう
  • Rより約5,500円高い
ソースネクスト AutoMemo S
8ソースネクスト AutoMemo S約18,700円(10月17日時点)

2.83インチのタッチパネルを持ち、文字起こしの結果を本体の画面で確かめられるAIレコーダー。内蔵16GBで録音は約16時間。2022年1月の発売で、無料の文字起こしが月1時間までなのはRと同じ。

こんな人に:スマホを出さずに、文字起こしの結果を本体の画面で見たい

Rにも2インチの画面はあるが、タッチ操作と文字起こし結果の確認ができるのはSだけだ。文字起こしの結果を本体で見なくていいなら、約5,500円安いRで足りる。Sの楽天の商品ページにある「月額980円」は旧価格なので、有料プランはどちらも公式の1か月30時間1,480円〜で考えたい。

スマホで要約まで見るPLAUD

PLAUDは厚さ2.99mmのカード型で、文字起こしと要約が月300分まで無料で付く。AutoMemoより無料枠は広いが、全講義を起こすにはUnlimitedの年額プランが要る。

1. Plaud Note Pro

Plaud Note Pro

👍 良い点

  • MEMSマイク4つで録音範囲は最大5m(音声強化モード)
  • 録音範囲3mのモードなら録音最大50時間
  • 厚さ2.99mm・30g
  • 文字起こし・要約が月300分まで無料
  • Wi-Fi転送が2.4GHzと5GHzの両対応

👎 気になる点

  • 約30,800円で10製品中いちばん高い
  • 録音がクラウドに上がる
  • 月300分では週10コマの講義の1割にも届かない
  • 5mまで録れるモードでは録音は最大30時間に縮む
  • 全講義を起こすならUnlimitedの年額40,000円が要る
Plaud Note Pro
5Plaud Note Pro約24,640円(10月17日時点)

マイク4つとAI指向性収音で、最大5mまで録れるPLAUDの上位機。5mまで録れるモードでは録音は最大30時間、3mのモードなら最大50時間。楽天のPLAUD公式店では約30,800円で、セールのときはこれより安く出ることがある。無料の文字起こしは月300分で、全講義を文字にするならUnlimitedの年額プランが要る。

こんな人に:PCを使わずに、講義の文字起こしと要約までスマホで見たい

2. PLAUD NOTE

PLAUD NOTE

👍 良い点

  • 厚さ2.99mm・約30g
  • 文字起こし・要約が月300分まで無料
  • 録音最大30時間
  • 内蔵64GB
  • 待機60日

👎 気になる点

  • 録音範囲が最大3mで大教室に向かない
  • 楽天の公式店で約29,700円と、Note Proとの差が約1,100円しかない
  • 録音がクラウドに上がる
  • Wi-Fi転送は2.4GHzだけ
  • 全講義を起こすには有料プランが要る
PLAUD NOTE
10PLAUD NOTE約29,380円(10月17日時点)

厚さ2.99mm・約30gのカード型で、スマホの背面に付けて持ち歩けるAIレコーダー。本体を買うと、月300分の文字起こし・要約が無料で付く。録音範囲は最大3mで、楽天のアイリスオーヤマ公式店では約29,700円で、Note Proとの差は約1,100円しかない。

こんな人に:少人数のゼミや面談を、スマホと一緒に持ち歩いて録りたい

楽天の価格では、録音範囲が広く(5mのモード)、電池も長い(3mのモードで最大50時間)Note Proのほうが安い。講義を録るなら、無印のNOTEを選ぶ理由は見当たらなかった。

学生におすすめ3選

予算の少ない学生向けに、安く始める1台・定番の1台・少し上の1台に分けた。

  • 予算を抑えて始めるなら → オーム電機 ICR-U138N(約7,678円)。MP3とWAVで録れて、スピーカーとシーン別ノイズ軽減が付く。内蔵8GB、単4乾電池2本で録音約45時間。録った音声は自分のPCのWhisperで文字にすれば、毎月の費用はかからない。
  • 大教室の講義を長く録り続けるなら → OM SYSTEM WS-883(約14,986円)。ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCのUSB端子に直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。
  • 少し上を出して要約まで任せるなら → Plaud Note Pro(約30,800円)。マイク4つで最大5mまで録れて、文字起こしと要約までスマホのアプリで見られる。無料の文字起こしは月300分なので、全講義を起こすなら有料プランが要る。
オーム電機 ICR-U138N
2オーム電機 ICR-U138N約6,310円(10月17日時点)

MP3とWAVで録れて、スピーカーとシーン別ノイズ軽減が付く。内蔵8GB、単4乾電池2本で録音約45時間。録った音声は自分のPCのWhisperで文字にすれば、毎月の費用はかからない。

こんな人に:予算を抑えて始めるなら

OM SYSTEM WS-883
1OM SYSTEM WS-883約14,986円(10月17日時点)

ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCのUSB端子に直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。

こんな人に:大教室の講義を長く録り続けるなら

Plaud Note Pro
5Plaud Note Pro約24,640円(10月17日時点)

マイク4つで最大5mまで録れて、文字起こしと要約までスマホのアプリで見られる。無料の文字起こしは月300分なので、全講義を起こすなら有料プランが要る。

こんな人に:少し上を出して要約まで任せるなら

総合製品名価格講義の集音文字起こしまでの手間文字起こし費用価格の安さ録音形式PCへの移し方電源録音時の電池メモリ文字起こしの無料枠重さ
14.25OM SYSTEM WS-883Amazon価格を見る楽天市場¥14,986Yahoo!¥15,1335.04.05.03.0MP3/リニアPCM本体をUSB端子に直挿し・microSD単4ニッケル水素充電池×2(付属)MP3 128kbpsで約30時間(アルカリ乾電池なら約41時間)8GB+microSD 2〜32GBなし(Whisperなら0円)77g(電池含む)
23.75オーム電機 ICR-U138NAmazon価格を見る楽天市場¥7,678Yahoo!¥6,3102.53.05.04.5MP3/WAVmicroUSBケーブル(付属)単4乾電池×2(別売)約45時間8GBなし(Whisperなら0円)約40g(乾電池を除く)
53.50Plaud Note ProAmazon価格を見る楽天市場¥24,640Yahoo!¥27,2364.05.03.51.5クラウド(MP3/WAVで書き出し)Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)でアプリへ内蔵充電池最大50時間(5mのモードでは最大30時間)64GB月300分30g

講義の録音におすすめ3選

3つとも2万円以下に収めた。全講義を文字にするなら、AI機の有料プランより従来型+自分のPCのWhisperのほうが毎月の出費が無い。

  • 安く録ってPCで文字にするなら → オーム電機 ICR-U115N(約4,360円)。MP3とWAVで録れて、単4乾電池1本で録音約35時間。マイクはモノラルでも、文字起こしに回すだけならこれで足りる。
  • 大教室の講義が中心なら → OM SYSTEM WS-883(約14,986円)。ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCに直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。
  • PCを使わず文字にしたいなら → ソースネクスト AutoMemo R(約13,200円)。録ってWi-Fiで送るだけで文字が届く。無料は月1時間なので、量が増えたら有料プランかWS-883+Whisperに切り替えたい。
オーム電機 ICR-U115N
2オーム電機 ICR-U115N約4,590円(10月17日時点)

MP3とWAVで録れて、単4乾電池1本で録音約35時間。マイクはモノラルでも、文字起こしに回すだけならこれで足りる。

こんな人に:安く録ってPCで文字にするなら

OM SYSTEM WS-883
1OM SYSTEM WS-883約14,986円(10月17日時点)

ローカットとボイスチェイサーで先生の声を拾いやすく、本体をPCに直接挿して取り込める。microSDで容量も足せる。

こんな人に:大教室の講義が中心なら

ソースネクスト AutoMemo R
6ソースネクスト AutoMemo R約13,200円(10月17日時点)

録ってWi-Fiで送るだけで文字が届く。無料は月1時間なので、量が増えたら有料プランかWS-883+Whisperに切り替えたい。

こんな人に:PCを使わず文字にしたいなら

録った講義の文字起こしと要約は、Whisper+Ollamaで議事録を完全ローカル化の手順で自分のPCだけで済ませられる。文字にした講義をノートに整理するなら、大学生のObsidian授業ノート術の書き方と組み合わせやすい。

出典(2026年10月5日時点)

よくある質問

講義を文字起こしするなら、ボイスレコーダーは何を基準に選べばいい?

録音形式とPCへの移し方を見る。MP3かWAVで録れる機種なら、自分のPCで動くWhisperにそのまま渡せる。今回の10製品では、OM SYSTEM VN-551PCだけが録音形式がWMAで、文字起こしの前に変換が要る場合がある。

AIボイスレコーダーなら全部の講義を文字にできる?

無料の範囲では足りない。90分の講義を週10コマ受けると月に約60時間になるが、無料で文字にできるのはPLAUDが月300分、AutoMemoが月1時間まで。全部を起こすなら有料プランか、MP3やWAVで録って自分のPCのWhisperで文字にする方法になる。

大学の講義は録音していい?

大学や授業ごとに扱いが違う。山口大学の共通教育のように授業の録音を原則禁止とし、必要なら担当教員の許可を求める大学もある。シラバスや学生ポータルを確かめ、書いていなければ担当の先生に直接聞くのが確実。録音を友人に渡したりSNSに上げたりするのは、自分の復習の範囲を超える。

次に読むなら

Whisper+Ollamaで議事録を完全ローカル化録った講義を自分のPCで文字にする読む →