Cursorの学割は2026年6月で終了|学生が今使える無料プランと申請先【2026年10月版】

「Cursor 学割」で調べると、「学生ならProが1年無料」という記事が今も上位に並ぶ。でも、その申請はもう通らない。
結論 Cursorの学生向け「Pro 1年無料」は、2026年6月25日で新規受付が終わった(公式ヘルプ・2026年9月29日確認)。今から学部生が確実に使えるのは無料のHobbyプランだけで、修士・博士課程の学生と研究者・教員はクレジットを申請できる。すでに適用済みなら満了まで今の料金のままで、満了後は解約しない限りPro月20ドルで続く。
目次 / INDEX
学生の1年無料は2026年6月25日で新規受付終了
Cursorの学生向けキャンペーンは、2025年5月に始まった。Proプランを1年無料にする内容で、ITmediaなど日本のメディアも取り上げて一気に広まった。
その新規受付が、2026年6月25日で終わっている。公式ヘルプの「Student discount」には、旧学生割引(legacy student discount)の新規登録を打ち切ったと書かれている。日本語版のヘルプにも同じ日付が載っている。
理由も公式が書いていて、不正利用の標的になったからだ。「世界中の学生に届ける妨げになった」という説明になっている。
やっかいなのは、検索上位の日本語記事の多くが開始時点の情報のままなことだ。「.eduのメールが必要」「.ac.jpで通った」「学生証で申請できた」という話は、どれも今は意味がない。受付そのものが閉じているので、古い手順をなぞっても1年無料にはならない。
古い情報かどうかの見分け方
記事の日付より確実なのは、公式ヘルプの「Student discount」を直接開くことだ。冒頭の1行目に終了日が書かれていて、日本語版のヘルプでも読める。
学割の案内に「.eduのメールで学生認証する」といった申請手順が出てきたら、受付終了前の情報と見ていい。今の公式ページは、申請の手順ではなくイベントとフォームへの案内に置き換わっている。
公式が案内している今の選択肢(2026年9月29日確認)
旧学割の代わりに、公式ヘルプと学生向けページは次の道を案内している。立場によって使えるものが違う。
| 立場 | 公式に書かれている選択肢 | 公式に書かれていないこと |
|---|---|---|
| 誰でも | 無料のHobbyプラン | なし |
| 学部生 | 今秋から、学内とオンラインのイベントでクレジットや割引 | 金額、対象の国、開催日 |
| 修士・博士課程、研究者、教員 | 申請フォームからクレジットを請求 | 承認の基準、付与額 |
| 学生全般 | キャンパス向けニュースレターの登録 | 登録で何がもらえるか |
表のとおり、今すぐ確実に使えるのはHobbyだけだ。学部生向けのイベントは「今秋から(this fall)」としか書かれておらず、日本の学生が対象になるかも分からない。
院生のフォームは、学部生と違って自分から申請できる点が大きい。ただし付与額が公開されていないので、通るかどうかも、もらえる量も申請してみるまで分からない。
ニュースレターは、今後のイベントや限定割引、初心者向けガイドの案内を早めに受け取るための登録と説明されている。登録だけで割引がもらえるとは書かれていない。
イベントの予定は、公式のコミュニティページで地図と一覧から探せる。2026年9月29日時点では東京で開かれたハッカソンも載っていた。ただ、そのイベントで学生向けのクレジットが配られたかどうかは、ページからは分からない。
学部生がクレジットを狙うなら、コミュニティページとニュースレターの両方を見ておくのが現実的だ。配布の条件はイベントごとに違うと考えて、参加前に告知文を読んでおきたい。
キャンパスリードという別枠
学生向けにはもう1つ、キャンパスリードという制度がある。大学でCursorのワークショップやイベントを開く学生を募るもので、特典の中にCursor Ultraの6か月分が入っている。
条件は、現役の大学生であることと、週5時間ほど活動に使えること。秋と春の年2回動く制度で、公式ページには「応募は1月に再開する」とある。
割引ではなく、仕事を引き受ける代わりの特典だと考えたほうが実態に近い。イベントを主催したい人向けの枠で、ただ安く使いたい人の受け皿にはならない。
すでに学割を使っている人の満了と解約
学割を適用済みの人は、プランの満了までは今の料金のまま使える。公式ヘルプに「満了まで現在のレートを維持する」とあり、途中で打ち切られることはない。
注意はその後だ。1年が終わると、解約しない限り通常のPro(月20ドル)で続く。満了日と支払い方法はアカウントの請求画面で確かめられる。
解約の手順は公式ヘルプに書かれている。
- cursor.com/dashboard/billing を開く
- 「Manage Subscription」を押して、支払い管理の画面(Stripe)に進む
- 「Cancel Subscription」を選んで確定する
解約しても、支払い済みの期間が終わるまでは有料の機能が使える。期間が終わると無料のHobbyに戻り、アカウントや手元のプロジェクトのファイルは消えない。
iPhoneのCursorアプリから購読した人は、Appleの側で解約する必要がある。Cursorのダッシュボードからは止められないと、公式ヘルプに書かれている。
無料で使うならHobbyプラン
Hobbyは誰でも使える無料プランで、クレジットカードの登録も要らない。公式ヘルプの説明では、Agent(指示するとAIが複数の作業を進める機能)、Chat、Tab補完を、Autoモデルで使える。
Autoは、質問ごとにどのAIモデルを使うかをCursorが選ぶ仕組みのこと。料金ページでは、Agentの利用回数に上限があることと、Cursor独自モデルのComposerが使えることが書かれている。
公式ヘルプのHobbyの説明は、Autoモデルでの利用に限って書かれている。特定のモデルを指名して長い作業を任せたい場合は、有料プランの側の話になる。
有料プランとの違いを、公式の料金表でまとめるとこうなる。
| プラン | 料金(公式の料金表) | Hobbyからの主な追加 |
|---|---|---|
| Hobby | 無料 | なし(Agentの回数に上限) |
| Pro | 月20ドル | Tab補完が無制限、Agentの上限拡大、最先端モデル、MCP・skills・hooks、クラウドで動くAgent |
| Pro+ | 月60ドル | Proと同じ機能で、含まれる利用枠が多い |
| Ultra | 月200ドル | Pro+よりさらに利用枠が多い |
| Teams | 1人月40ドルから | 請求の一元管理、チームでのプライバシーモード、SSO |
MCPは、AIを外部のツールやデータにつなぐための仕組みのこと。授業の課題や個人開発の入口なら、Proのこうした機能はまだ要らないことが多い。
月20ドルを考えるタイミング
Cursorの公式ドキュメントには、使い方ごとの利用量の目安が載っている。
- Tab補完を毎日使う人:たいていプランに含まれる枠に収まる
- Agentをたまに使う人:含まれる枠に収まることが多い
- Agentを毎日使う人:合計で月60〜100ドル分になるのが普通
- Agentを複数同時に動かす人:月200ドル分を超えることが多い
課題でコードの続きを補ってもらう程度なら、Proの枠で足りる側に入る。Hobbyの上限に何度も当たるようになってから、有料プランを考える順番でいい。
上限を超えたときと、プランの変え方
有料プランで含まれる枠を使い切ったときの扱いも、公式ドキュメントに書かれている。選べるのは、同じAPI料金で従量課金を足すか、上のプランに移るかの2つだ。従量課金は月ごとにまとめて請求される。
プランの変更は、上げるときと下げるときで効き方が違う。
- 上げる(ProからPro+など):その場で切り替わる。前のプランの残りは、残り日数ではなく使っていない利用枠をもとに精算される
- 下げる:今の請求期間の終わりまで今のプランが続き、そこで切り替わる
- 月払いから年払い:請求画面の案内から途中でも切り替えられる。年払いから月払いへは、年の期間が終わるときに切り替える形になる
学生のうちは、まず月払いで始めて使い方が固まってから年払いを考えるほうが外しにくい。年払いの途中で月払いに戻せないからだ。
課金するなら、同じ月20ドルを別のAIに回す手もある。ChatGPT・Claude・GitHub Copilotとの向き不向きは、大学生向けのAIツール比較で用途別に並べた。
Cursor以外で、学生が無料で使えるAIコーディング
Cursorの1年無料が消えても、学生向けの無料枠がなくなったわけではない。筆頭はGitHubの学生認証で使えるGitHub Copilot Studentで、GitHubの公式ドキュメントでは認証済みの学生は無料と書かれている。
ただし、昔の「学生はCopilot Proが無料」とは中身が違う。Copilot StudentではAIモデルを自分で選べず、自動選択だけになる。GitHub Student Developer Packのほかの特典は、大学生が無料で使えるツール34選にまとめてある。
学生認証にはGitHubのアカウントが要る。gitをまだ触ったことがなければ、git/GitHub入門の最初の設定から始めると、認証後の特典もすぐに活かせる。
Adobeや音楽ソフトまで含めた学割全体の地図は、大学生の学割の入口ガイドで目的別に分けている。どれから取るか迷うなら、まず無料のものから押さえると損がない。
出典(2026年9月29日時点)
- Cursor Help「Student discount」(新規受付の終了日、終了の理由、取得済みの人の扱い、満了後の料金、院生向けフォーム)。日本語版も同じ内容
- Cursor for Students(Hobbyで誰でも始められること、今秋からのイベント、ニュースレター)
- Cursor Help「Pricing and plans」(各プランの料金、Hobbyで使える機能、プランの上げ下げと年払いの切り替え)
- Cursor「Pricing」(各プランの機能一覧)
- Cursor Docs「Pricing」(有料プランのTab補完が無制限であること、使い方ごとの利用量の目安、上限を超えたときの扱い)
- Cursor Community(イベントの一覧、アンバサダーとキャンパスリードの案内)
- Cursor Help「Cancel your subscription」(解約の手順、解約後の扱い、iOSアプリの購読)
- Cursor Campus Leads(条件、特典、応募の再開時期)
- GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」(Copilot Studentの対象と、モデルが自動選択のみであること)
- ITmedia AI+(2025年5月7日)(学生向け1年無料が始まった時期。開始時点の報道)
よくある質問
Cursorは今も学生なら1年無料?
いいえ。学生向けの旧学割(Pro 1年無料)は、2026年6月25日で新規受付が終わった。公式ヘルプに明記されている(2026年9月29日確認)。今から無料で使うなら、誰でも使えるHobbyプランになる。
すでにもらった学割は、満了したらどうなる?
適用済みの人は、プランの満了まで今の料金のまま使える。満了後は解約しない限り、通常のPro(月20ドル)で続く。続けないなら満了前にダッシュボードの請求画面から解約すれば、期間の終わりにHobby(無料)へ戻る。
学生がCursorを無料で使う方法は?
Hobbyプラン(無料・クレジットカード不要)で始められる。使用量に上限はあるが、Agent・Chat・Tab補完を使える。学部生は今秋からのイベントでクレジットや割引が配られる予定で、修士・博士課程の学生と研究者・教員は、公式フォームからクレジットを申請できる。